2019年6月16日 (日)

ニノ金

昨日ふたつの仕事が一段落し、だから今日はのんびり
裁縫したり、デスクを整理したりして過ごしています。
以前はひとつ終われば次へと休まずに取り掛かっていましたが
最近は一拍置くようにしています。
  
映画『二宮金次郎』を見ました。
シネコンでの上映ではなく、全国の公民館等で上映されます。
東京では恵比寿の東京都写真美術館で公開中です。
シナリオ学校の恩師が脚本を担当した縁で、この映画を知ることができました。
  
二宮金次郎って、薪を背負いながら
学問を続けたがんばりやというイメージが強く
その後の功績は知らなかったので、驚きがありました。
ニノ金キャラ、大河ドラマの主人公にいいかも。全国区の知名度ですし
意外と知られてない功績。エピソード満載。
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写真美術館には初めて行きました。
光を取り込んだ居心地の良い施設で、劇場の椅子も座り心地が良く
図書館は無料で入れるので、今後も利用したいです。
 

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2019年6月 9日 (日)

美しい土下座

先日、ニュースを見ていたら、あるタレントさんが保釈時に
大きな声で謝罪の言葉を述べた後、
やにわに土下座しました。びっくり!
 
今執筆中の小説で、土下座をするシーンを書いたばかりなんです。
しかも若い男性の土下座という共通点があり
思わず見入ってしまいました。
 
そのタレントさんの土下座には勢いがありました。
スピード違反なくらいの勢いです。
あのスピードでコンクリートの地面に頭を振り下ろしたら
わたしなら距離感を誤り、頭蓋骨を割ってしまう。
前頭葉を守っている大事な部位です。
彼は地面に頭を埋めるようにして長い間土下座をし続け、
たっぷりとフラッシュを浴びた後、
スッと立ち上がりました。背筋はまっすぐでふらつきもせず、
身を翻して去りました。
身体能力がすごい!
 
わたしもさっそくやってみました。
部屋でひとり土下座。
カーペットの床ですが、怖くてそろりそろりと頭を下ろします。
例のタレントさんと同じくらいの間、土下座を続け、
立ち上がろうとしたら、ふらつきました。
よいこらしょと。
体、ナマっています。

 

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2019年6月 2日 (日)

『猫弁』にこめた夢

『猫弁』についてコメントをいただき、ありがとうございます。
シリーズが始まったのは2012年。
今も読んでくださるかたがいて、
30年後もどなたかに手にとっていただけるとしたら
作家は時空を超えて人と繋がることができる。幸せです。
 
『猫弁』はデビュー作であり、コンクール受賞作です。
  
以前、NHKのSWICHインタビューという番組で
作家の宮本輝さんが「処女作にはその作家のすべてが入っている」と
おっしゃいました。
(うろ覚えの記憶なので、文言の詳細は違っているかもしれません)

作家デビューした時、わたしは49歳でした。
既に人生の小さな山や谷を超えてきました。
半世紀生きてきたわたしの痛みや喜びが
この作品を産みました。 
怒りや喜びの感情をストレートに描くのではなく、
夢や志を詰め込みました。

それから8年と少しが経ちました。
『あずかりやさん』や『赤い靴』など、16作刊行しました。
文章のタッチは作品により異なりますが、根底にある思いは同じです。
今も夢を追い、夢を描いています。

『猫弁』は日本のミステリーでは禁じ手とされる
多視点で書きました。コンクールには不利だと知りつつも、
この書き方が面白さの幅を広げると信じていました。
幸運にも受賞しデビュー、シリーズ最後まで禁じ手を通しました。

 

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«髪と鎖