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2010年8月31日 (火)

ごめんなさいサタデー

土曜日の朝のことです。
出かける前に「ひとくち水を飲もう」と思って水道の蛇口をひねったら、
水が出ない。

ええそう、わたしは水道水を飲みます。
右から読んでも左から読んでも水道水です。

なぜ水道水を飲む?
そこに水があるから。
だけど無ければ飲めません。

キッチンの流しも、洗面所も、すべて出ません。カラッカラ。

断水ですか?

 
マンションって点検やら清掃やらで定期的に断水になります。
事前に管理室から通知がくるので、カレンダーに「だんすい」と書き込みます。
やかんやなべに水を確保しておきます。
なにせわたしにとり飲料水なのですから、準備は怠りません。

今回は通知を見落としたか? 

管理室に電話をすると、話し中です。
どうやら住民がいっせいに問い合わせているみたい。
そこで予測がつきます。いきなりの断水だと。
やがて放送が流れます。
「電気系統のナンタラ点検で急遽断水となりました。ご迷惑おかけして申し訳ございません」

通知を見落としたわけではないようです。
ほっとします。なんでって、
わたしは自分の落ち度は許せませんが、他人の落ち度には寛容なんです。

理屈は通っています。
わたしは24時間365日わたしと共にあり、
わたしの落ち度にわたしは毎回つき合わなくてはならないわけで、
この世で一番わたしに迷惑をかけているのはわたしなのです。
そのたびに「わたしのこの野郎」と、腹を立てるんです。

他人にも落ち度があるものです。でも、
わたしがわたしにかける迷惑より、他人がわたしにかける迷惑のほうが、数が少ない。
他人の数をトータルするとやっとわたしに追いつく、といったところです。

管理室はいつも住民のために頑張ってくれていて、
落ち度は極端に少ない相手なので、なおさら「いいの。そのくらい」と思えます。

さて、一杯の水をあきらめ、この日でかける先は自動車販売店。
なんと去年購入した軽自動車がリコール対象になったんです。

「その車、不具合につき、持って来てちょ」という葉書が来ました。
イラストが頭下げています。これもまさに相手の落ち度です。

この葉書が来たときも、ほっとしました。

以前は別メーカーの車でした。
車って、リコールするとき必ず車種が新聞に載りますが、そのメーカーは目にしたことがありません。
「性能のたしかな会社なんだ」と関心していたら、のちに「リコール隠し」で大問題になりました。
だめじゃん。

そのメーカー、あまりに問題てんこもりで、一時はつぶれるかと思いましたが
さすが財閥。もちこたえて、サービスも向上しました。
わたしの車は問題なくて、しつこく乗り続けておんとし15歳、
とうとう天井に穴が開き、去年、泣く泣く買い替えたのです。

懐事情により、こんどは軽自動車にしました。
懐事情により、別メーカーです。
税金も安くなってほっとしたところに、リコールです。あらまあ。

こんなことは無いにこしたことはないのですが、
落ち度を認める会社だということで、ほっとしました。

リコールの部品交換、ついでに12ヶ月点検を済ませると、一時間かかりました。
やっと治療が済み、直ったはずの車に乗り、店を出ました。

すると帰り道、いきなりの異音です。ギギッギシギシ、ガガッ
聞いたことのない音です。点検前には無かった音。

おかしいおかしいと思いつつ「点検を終えたばかりだ」と自分を納得させ、運転を続けます。
ここで文句を言うとクレーマーです。
正しいクレームなのですが、できれば避けたいです。
自分が我慢することで済むならば、クレーム無しで済ませたい。

ガガガ、ギギギ、グゴグゴ、ゴガ!

気のせいと思いたいのですが、異音は消えません。
車は凶器にもなるので、なんだか怖いです。

そういえば以前、車検から戻った車がエンストしたことがあります。
原因は調整ミスでした。別の店です。

そういえば、車検でドアロックキーが折れたことがあります。
原因は清掃時のミスでした。さらに別の店です。

やはり点検でおかしくなることはあるんです。
わたしはUターンし、店に異音について申告しました。
つまり、クレームです。
さっそく調べてくれて、再調整の結果、異音は解消されました。
どこかのフタの閉め具合がどうのこうのという説明でした。
ずいぶん丁寧に頭を下げてくれました。

結局午前中がつぶれ、へとへとです。
この時気付きました。
わたしって頭を下げられるのが苦手なんだ。
居心地の悪さ、みたいな感じ。
朝から断水の件で謝罪され、リコールと異音で謝罪され、
帰ってくるともうくたくたで、お昼ごはんを作る気力がありません。

自宅近くのマクドナルドでテイクアイトすることにしました。
マクドナルドでお昼を買うのは久しぶりです。何年ぶりかしら。

注文すると、女性店員が何か言い終わるたびにニコッと笑います。
「ああ、これがスマイル0円だな」と懐かしい気持ちです。
「もしスマイル10円だったら、もう笑わないでくださいとか言っちゃうな」
それくらい、女性は語尾に句点を打つごとく、ニコッとします。

お金を払って商品を受け取りました。
50メートルほど歩いたところで、「お客様」という声が聞こえました。
振り返ると、マクドナルドの男性店員が追いかけてきます。

「注文と違う商品を入れてしまった可能性がございます」と言うのです。
手には小さな袋を持っています。
間違った可能性のために、正しい商品を用意して来たようです。

「お客様の紙袋を調べさせていただいてもよろしいですか?」

このセリフ、どこかで聞いたことがあります。
そうそう、万引きを疑うときのセリフって、こんな感じじゃないですか?
テレビで見ますよ、この場面。
身の潔白をはらすために(なりきってる)、わたしはさきほど受け取った袋を差し出しました。

男性店員はさっそく中をのぞき、「やはり違っておりました」と言って
中の商品と持って来た商品を取り替えました。
最後に男性は「申し訳ございませんでした」と丁寧に頭を下げました。

ああ。
頭を下げられて疲れたからここで買ったのに、またまた下げられてしまった。

落ち度が重なる土曜日でした。
この日はさすがに自分の落ち度は相手の落ち度を下回り、自分に寛容になれました。


注文したのはチーズ月見で、入ってたのは月見バーガー。
めでたくチーズ月見を食べました。おいしかったです。
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