« こんどこそサリー | トップページ | 寒くなって、ごめんなさい & ボルチモア »

2010年9月22日 (水)

ぞくりをもってぞくりを制す『瞳の奥の秘密』

本日東京は滅茶暑いです。
夏です。
ましゃかいつのまにか1年経って、2011年の夏ですか?
暑いのでスイカのワンピースを着ております。

なんじゅうねんも前に着ていた服を今もへーきで着るわたしですが、
さすがに「若気のいたりだったな」という服は、着ますけれども、家用です。
正確に言えば、市内は家用でうろつきOK。
今日は市を出ないので、スイカです。

Suika_gara

そういえば今年はスイカ、食べなかったなぁ。

昨日のことです。
試写会へ行くため電車に乗っていたところ、みぞおちがぞくりとしました。
たまにあるのですが、腹痛でも風邪でもなく、心痛です。
気分がどーんと下がると、このぞくりがきます。

最近ちょっと落ち気味なのです。
失敗も多いし、ものもなくすし、心配事も増える一方、万事うまくいかない。
ぞくりぞくりは足音のように規則正しく鳴り止みません。

そこで目的を変えました。
試写会ではなく、ふつーの映画館で映画を観るべと。
スケジュール(時間割)は調べてないけど、前から気になってる映画があって、
映画館の場所もわかります。
DVDになるまで待とうと思ってたけど、行っちゃえ。
緊縮財政のわがやですが、知るもんか、お金、使っちゃえと。
同じ電車に乗り続けました。駅は同じなんですよ。
さっきと同じ体勢で、薬も飲んでないのに、ぞくりは去りました。

映画館に行くと、40分待てば観られます。
券を買い、ベンチに座ってぼーっとしました。
ぼーっは得意です。40分なんてなんのそのです。

全席指定席券でした。指定席は苦手です。
入る前に席を選ばねばなりません。入ってから席を変わる事も許されません。
嫌な環境に遭遇しても、後戻りが出来ないんです。

嫌な環境の一例を挙げます。
1年ほど前のことですが、わたしの席の斜め後ろの席のおじさんが
前の席の背もたれの上部に、足を乗っけてるんです。
つまり、わたしのお隣の席の、顔の位置に、おじさんの足があります。
しかもその足は裸足という足です。
 
Eiga_manner

この状況、嫌だと思ってもいいですか? それともわたし、神経質ですか?
2時間、悲しい気持ちで過ごしました。文句は言えなかったです。

まあでも、こんどは場所が日比谷。オフィス街です。
男性がゴムぞーりで入ってくることもなかろうと、ネガティブな心配を切り上げ、
開演10分前に入場しました。

わたしの席は後ろから2番目の、まんなかあたりです。
あまりぎりぎりに入ると、すでに座っている人の邪魔になるので、
早めに席に着きました。
映画館の座席って前後の余裕が無いので、通るとき座っている人に身をよじってもらったり
多少迷惑をかけます。ですからいつもはなるべく端に座るのですが、
その日は端の席は売れてしまっていたのです。

綺麗な映画館で、座席にシミひとつありません。
客層も落ち着いた雰囲気です。
やがて会場は暗くなり、携帯電話を切ってくださいとか、映画ドロボーだめよの
諸注意映像が流れ、新作映画の予告が始まりました。

すっかり気分は良くなりました。
裸足も隣に無いし、周囲は静かです。快適。
幸せだなぁ、映画を観るんだなぁ、劇場で観るんだなぁ、うふふだなぁ、
そして予告が終わり、いったんスクリーンは暗くなります。
いよいよだ!
冒頭シーンが始まる前のこの緊張感が好き。息をとめます。

とそのとき、

横からピカピカ、光と共に、大きな固まりが近づいてきます。
座っている人たちが、足をひっこめたり、身をよじりながら
その大きなかたまりを通しています。
うわ、途中入場だ。やだなぁ。冒頭シーン、わたしにとり重要なんだけど。

大柄な若い女性です。
わたしの列の左から入場してくるのですが、なんと携帯電話の光をライト代わりにかざし、
ひとつひとつ座席番号を確かめながら、入ってくるのです。
結果、座っている人たちに光を当てることになり、みな驚いて、手で顔を覆っています。
まぶしいんです。シンジラレナイ行為です。

ああ、とうとう、わたしも殺人光線を浴び、死にました。

ではなく、体を横にして彼女の大きな体を通してあげました。
不思議なのですが「スミマセン」は無かったです。
映画が始まってるので、声を出してはいけないと思ったのでしょうか。
それって礼儀正しいのでしょうか?

彼女が通り抜けたら、冒頭シーンは始まってしまっていました。
大好きな瞬間が、ぱーです。
試写会をやめて劇場に来たらこれだよ…

ここで不幸を大きくしてはいけません。
映像に集中しないと、もともこもありません。
映像に集中しながら、わたしはだんだん愉快になってきました。

そうだよなぁ、これだよ、生きてるって!
どんなに準備万端つつがなく行動しても、事故は起こるし、自分も失敗する。
予想したことは起こらなくて、予想だにしないことが起こる。
嫌な思いも、いい思いも、生きてるから味わってるんだなぁ。

なんか、サッパリした!

映画の世界に没頭し、見終わると、元気もりもり。

映画はすごく良かったです。
とても怖い映画です。それこそ、ぞくりときます。
しかし根底に愛が貫かれていて、見終わるとあたたかさが残ります。

瞳の奥の秘密
単館上映ですが、これから各地で順次上映されるみたいです。
ロングランになりそうな予感です。

人気ブログランキングへ←応援クリックよろしくお願いします。

« こんどこそサリー | トップページ | 寒くなって、ごめんなさい & ボルチモア »

シネマdeぶんぶん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562780/49526437

この記事へのトラックバック一覧です: ぞくりをもってぞくりを制す『瞳の奥の秘密』:

« こんどこそサリー | トップページ | 寒くなって、ごめんなさい & ボルチモア »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ