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2010年9月20日 (月)

こんどこそサリー

連休のどまんなか、都会のどまんなかで、白昼堂々、
すっぱだかの男性が立っておりました。

じっとしているし、乱暴そうに見えなかったので、
おとなりで記念撮影させていただきました。

Rituzou

どうでしょう?
 
新宿は初台にある近代的なビル、オペラシティの2階。
そこはオフィスロビーのエレベーターホールで、だだっぴろい。
天高く、吹き抜けの空間です。
そのどまんなか。
ぽつりとすっぱだかで立っているので、かなり変です。

イギリスの彫刻家・アントニー・ゴームリー作の立像。

台座もなく等身大で孤独に立っている。ハダシですよ。
なにか着せてあげたい。フンドシくらいは。
着せないにしろ、よりそってあげたい。

オフィスロビーなので受付の人がいるだけです。さびしすぎる…

♪像さん、像さん、お〜ひとりさまなのね。そ〜よ、恋で〜もし〜てください♪

なんでわたしがオペラシティだなんて、似つかわしくないところにいるかというと、
友人がアマチュアオーケストラの団員なのです。
年に一回の演奏会に招待してくれたので、いさんでゆきました。

わたしの耳は敏感です。音質にではなく音量にです。
アンプの大音量が苦手で、ロック系のライブは駄目だし、
映画館の音量ですら耳が痛く、耳栓をしてちょうど良いのですが、
弦楽器の生演奏はわたしの耳にジャストフィット。

昔、父がバイオリンと三味線を弾いていたので(たぶん自己流)、
耳が弦楽器に慣れているのかもしれません。
そういえば、父はわたしにピアノを買ってくれませんでしたが、
自分ではバイオリンや三味線のほか、釣り竿多数、映写機、一眼レフカメラ、
ゴルフ道具、盆栽、顕微鏡など、結構趣味にお金を使っていたような気が…。
父は顕微鏡で何を見ていたのだろう?

オケ団員の友人は絶対音感です。チェロを弾いてます。
わたしは絶対音痴です。音符も読めません。

そんなわたしですが、年に一回、友人のおかげで良質な音楽にひたれて、うれしいです。

さてさて、アンコールの曲の前に、指揮者が言いました。

「この会場に、サリーと言う名前のお客様はいらっしゃいますか?」

シーン。そりゃあ、いるわけないでしょう。

「これから演奏する曲は『横町のサリー』です。
 サリーという名の方のために、演奏させていただきます」

へえ。聞いたことない曲だなぁ。

「では、もう一度お尋ねします。サリーと言うお名前の方、手を挙げてください」

シーン。

「あれ? こういうとき他の会場ではワーっと手が挙がるのですが」

あ! そうか! そういうことか! ちくしょー(下品)。

手を挙げるには遅すぎ、演奏が始まりました。もう間に合いません。

なんでこう、ウィットのわからぬボンクラなんだろ!
自分のアホ!
そんなんでシナリオ書けるんか!

「はーい!」って手を挙げるべきだった。
手を挙げれば、その演奏、「気分はひとりじめ」だったのに!

へこんだ。
結構、本気でへこんだ。

『横町のサリー』はなつかしいようなやさしい旋律で、
映像にかぶせたいような、物語を感じる曲でした。

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コメント

うふふ、そんなにへこまなくても・・・
わたしたちもいきなり指揮者が客席に向かって話しかけるとは・・・
驚きました!

順序が逆になりましたが、
お忙しい中、いらしていただき、さらにブログに書いてくれて
ありがとうございます♪

それにしても
オペラシティっておもしろい像が地下1階にもたってますよね~

では、また。

まみちゃん
かんぺきへこみました。
でも、ご招待ありがとうございます。
そうか! 団員も知らなかったアドリブトークだったんですね!

来年は会場が変わるみたいですね。
次こそは質問にきちんと答えられるよう、
頭と心を磨いておきます!!

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