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2010年10月31日 (日)

130円でアフリカへ

先週のことです。
雨の中、傘をさして近所の郵便局に行きました。

用はATMで済んだのですが、ついふらふらと局内に。
好きなんですよ、切手を眺めるのが。
郵便局に行くと、新しい記念切手のサンプルを眺めるのがお決まりコースです。
眺めるのがコースであって、買うのは別腹。

国際文通週間で、90円、110円、130円の切手が発売中です。
珍しいのでつい購入。シートではなく、二枚ずつ。

「ブラジルやアフリカは130円で届くんですよ」
いつも親切な局員さんが教えてくれました。
へえ〜〜〜〜
この切手がアフリカへ飛んで行く様を想像すると、愉快です。

Stamp_2

人間がアフリカに行こうとすると、予防注射やパスポートはもちろん、
たいそうなお金がかかります。でも葉書は130円で届くんです。
近所のポストに投函するだけでアフリカへ。すごくないですか?
考えてみれば、たったの50円で北海道から沖縄まで届けてくれるのですから
夢のようなシステムと言えましょう。

江戸時代の飛脚は、いったいどのくらいの料金で、どれくらいの日数で
届けてくれたのでしょうね。

 
切手ってネットでも買えるんですね。
こんなサイトがありました。

わたしは書留を出す時や、ATMを利用する時に、
立ち寄る局で気に入った記念切手を買います。
いずれ使うから無駄遣いではないし、遊び心が満足します。

ささやかなコレクション

Stamp_1

こんどオリジナル切手を作ろうと思います。ぶんぶんキャラクターやぼーねこで作ってみます。

目白に切手の博物館があるのご存知ですか?
再婚してあたらしい三人家族で、最初におでかけしたのが、この博物館でした。
当時、娘は切手が好きで、古切手を集めていたんです。
ここって入館料を未使用の切手で払うことができるんですよ。
端数のある使いにくい切手、ここで使えます。

 
さて、郵便局での用が済んだので、帰ることにしました。
最近気がかりなことがぽこぽこと複数あって、
それらをぼんやり考えながら歩いていますと、若干、暗い気持ちになってゆきます。
そりゃあ、心を痛めることなんて、誰にだってあるし、
わたしだって、慣れたものです。

生きていれば、うれしいことと、悲しいことが常にあって、
その比率がまあまあ、そこそこ、行ったり来たりしています。
辛い事がかなり多くなり、それが長く続いても、
自分で精神をコントロールしていくしかありません。

「コントロールすべえ」と歩いていると、
同じ歩道のむこうから、傘をさしたおじさんが歩いてきます。

その歩道は狭いんです。
晴れていればなんとかすれ違えますが、
傘をさしたおじさんとおばさんでは、無理無理。

わたしは後ろを見ました。
交通量の多い危険な車道ですが、今、車は見えません。
よし、わたしが車道を歩きましょう。
相手に負担をかけないよう、気付かれないように行動しましょう。
まだそこそこ距離があるうちに、一歩、歩道から足を落とした、その時です。

おじさんは左右を確認し、車道に足を落としました。
どんどん車道を横切るので、向こう側へ渡るようにも見えます。
わたしは足を歩道に戻し、そのまま安全な歩道を歩き続けました。

すれちがったあと、おじさんは静かに軌道修正して、元の歩道に戻りました。
わたしはそっと後ろを振り返り、それを目で確認しました。
車道という危険を引き受けてくれたおじさんの背中は
雨の中、どんどん小さくなってゆきました。

おじさんは、わたしと似た思考回路のひとのようです。
相手に負担をかけないよう、少しだけ自分が多めに働く。
それがもう習慣になっている。
そんなひとのようです。

わたしの場合、からまわりして失敗することが多いのですが、
おじさんの心遣いはスマートでシンプルです。

わたしは雨の中を歩きながら、にやにやしてきました。
辛いことをうれしいことが上回り、
精神をコントロールする必要がなくなりました。

いつだってアフリカに葉書が出せる。出す予定はないけど。
そんなことも、小さなしあわせです。

 
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