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2010年11月29日 (月)

右から読んでも、しまくま氏

吾輩はシマクマである。
名前はまだ無い。

吾輩がJUNKOの家にきた経緯を話そう。
昨日、JUNKOは娘とひさしぶりに会った。人でごった返す都心の街である。

JUNKOは娘に昼飯をおごってもらい、
そのあとふたりは女らしくウインドウショッピングを楽しんだ。

娘は汗水垂らしたお金で服を買った。
JUNKOは母親のくせに買ってあげることもせず、ただぼーっと見ていた。
するとショップの店員が服の「おまけ」として吾輩とウサギを並べてみせ、
JUNKOに選ばせた。
服を買えない女に同情したのだろう。

JUNKOは「ウサギの顔を見せてください」と言った。
店員は人気のない吾輩をさばきたくて、ウサギのほうは背中を見せていたのだ。

Kumagurumi


 
JUNKOはウサギの顔を確認した上で、吾輩を選んだ。
そう、吾輩はおまけなのに選ばれた。選ばれたおまけなのだ。
感動した。
小泉元総理が貴ノ花の相撲に感動したよりもはるかに大きな感動だ。

これまで吾輩はなんどもなんどもウサギの前に苦杯を飲んだ。
敗北し、レジ下に戻された。
なのにJUNKOは吾輩を選んだ。
しかも顔を見た上で、だ。

目が離れ過ぎではないか、鼻が低すぎではないか、配色はいかがなものかと
あれこれ悩んでいたが、コンプレックスは払拭された。

ほんとうは娘の家に行きたかったが、JUNKOの家で満足しようと思う。

ウインドウショッピングに思わぬ土産ができ、JUNKOは心から満足したようで、
それまで飲んでいた胃薬が不要になった。
やはり女は「帰りに多少は荷物が増える」状況が快適らしい。

JUNKOは年齢も年齢だ。マサカと思ったが、夜、添い寝をさせられた。
吾輩はおばさんとの添い寝は耐えられない。
悪夢を二本、見せてやった。
朝、JUNKOは青い顔で目をさました。
ちらっとこっちを見たので、吾輩のせいだと気付いたらしい。


やれやれ。今夜はゆっくり寝られそうだ。

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