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2010年11月12日 (金)

予告のウソツキ!『ニコラス・ケイジのウェザーマン』

黒いうわさを聞いた。

「ニコレス・ケイジのウェザーマンは良くないよ」

いつ聞いたのか忘れたけど、「そうよ、ひどいよね」と思った。
だってラジー賞にノミネートされたもんね。
ラジー賞というのはアカデミー賞の真逆で、ダメな映画に贈られる。
さすがアメリカ、ヤジの国。
日本でこんな賞があったら…あれとあれとあれ?

でも、ああ、勘違いデシタ。
ラジー賞にノミネートされたのは『ウィッカーマン』でした。
試写会で観た記憶あります。
詳しく覚えてないんだけど、途中から「めちゃくちゃだな…」と感じて、
「こんなん、ハリウッドでも作るんだな」とおどろいた。
そのあと『ゴーストライダー』を観たもんだから、あきれを越して激怒!

へんてこな映画にばかり出る男!と。
ニコラス・ケイジのわたしの中の評価を決定付けたものでした。

ところが。

アダプテーション以来、

ニコラス評価が急上昇中のわたし。観るもの観るものいいんです。

黒いうわさのウェザーマンは未見です。
『ウェザーマン』観たい。いいかもしれない。
するとたまたま、ほかの映画のDVDに予告映像がありました。

気象予報士の資格が無いお天気おじさんの役で、家族から追い出されたオトーサンでもありますよ。
なさけなさにキレがあり、ニコラスにぴったりの役じゃーないですか。
通行人からシェイクをぶつけられ、への字まゆがますます「へ」になってます。
めちゃくちゃ面白そうな、コメディじゃないですか!

借りようっと。


L_2

TSUTAYAへ行きました。
コメディのジャンルを探しても、見あたりません。
店内の機械で検索してみました。
ヒューマンジャンルだそうです。

あれー? おかしいなあ。
予告映像ではどっぷりコメディだったんだけどなぁ。
まあ、いいやと借りました。

で。

びっくりでした。
おもろない。

なさけない男のなさけない話を淡々と作ってそのまま流してます。
映画のツクリそのものがなさけないんです!
コメディだと思って観ると「つまらん映画」と感じます。

予告映像のウソツキ!

いえ、ウソはついていません。

たしかに映像はもとの映画から作られています。あたりまえだ。
しかし、映像をうまく切り貼りし、あんな風に編集したら、ベツモノになります。

今、中国と日本の船の映像が問題になってるけど
編集でいかようにもストーリーができるって、実感しました。

予告の『ウェザーマン』のほうが、わたしは好きです。
予告映像作った人が、この映画そのものを作ったら、
傑作になったのではないですか?

本編がダメダメというわけではありません。
プロット(設定とストーリー)はいいのです。
映像もいいです。
シナリオがちとざんねん!
どこからどう語って、どのへんでどう見せる。その工夫がいまいちなんです。

設定とストーリーのキモをしっかり掴んで面白く見せているのは予告映像です。
本編はだらだらと、キレがありません。
人物像もぼやけています。
本編がヨカッタという人がいたらごめんなさいね。
面白いシーン、たくさんありますもん。これはこれでアリでしょう。
舞台だったらどうかな? 演劇ならアリかも。

このプロットを映像にするなら、もっと面白くできると思うんです。
ヒューマンとしても深くできるし、はじけるコメディにもなるし。
見せ方にサービス精神が足らなすぎる。

予告映像を作るプロがいます。その人たちのウデって、
前からすげえな〜〜〜と思っていたけど、
ここまですごく作っちゃうと、むしろ「ウソ」になっちゃって、
観たらガッカリ!になっちゃって、
それっていいのだろうか…

日本の映画も、予告がすごく良くって、観に行ったら
予告以上のなにもなかった…というのがあるけど、
『ウェザーマン』は予告が本編を越えています。

すごいなあ、予告を作ったひと。
映画、撮っちゃってください。


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コメント

JUNKOさん、まだヘンジンにこだわってらしたんですね、楽しい(≧∇≦)

ところで『ニコラス・ケイジのウェザーマン』、全然知りませんでした。
ぜひJUNKOさんに日本版をリメイクして欲しいです。
主演は、モト冬樹・・・
もとい!
堺雅人さんか大泉洋か阿部寛か佐々木蔵之助あたりでお願いします!

ところでまだヘンジンの別の顔をご覧になりたいなら、
『ワイルド・アット・ハート』をお薦めします。

ただしヘンジンアレルギーが再発する可能性があるので、
その辺は自己責任でお願いします(^-^;
ヘンジンの個性がムンムン臭う映画です。
(元々JUNKOさんの好きなジャンルではなさそう。
あえて避けてらしゃるかもしれないのに、
引き戻してごめんなさい)

監督はデビット・リンチで、暴力的でハレンチで過激な映画です。
一言で言えば、バカップルの逃避行映画なので、
ジャンルはバイオレンス・アクション映画ととるかコメディーととるか微妙ですが、
リンチの独特な映像世界は一見の価値があると思います。
狂人×変人 の 個性爆発のぶっとび映画です。
万が一ご覧になるなら、調子のいいときにお願いします。

こころんさん
なんと! ウェザーマンご存知無い?
こころんさんは絶対おさえてると思いました。
予告だけ見て、本編見ない方がいいですヨ〜。

そうですね。境さんも大泉さんも阿部さんも佐々木さんもぴったりですよ。
中でも阿部ちゃんが一番いいかな。
背が無駄に高いとまぬけが強調されていいかも。

『ワイルド・アット・ハート』は未見です。
デビット・リンチと聞くと、腰がひけますが
「バカップル」と聞くと、そそられます。

調子を整えて観てみます!

『赤ちゃん泥棒』見ました!

コーエン兄弟なので「主人公に何が起こってもひるむまい!」と、
肩に力を入れてみてましたが、取り越し苦労でした。
楽しかったです♪
マンハンターのキャラが秀逸です。

ヘンジンとホリー・ハンターが、田舎の素朴な若者という感じでかわいい。
ヘンジン、普通の気のいい素朴なあんちゃん(前科もんだけど)もできるんですね。

こころんさん
『赤ちゃん泥棒』、良かったでしょう!
これ、わたしも好きだけど、世間の評判もいいので、
おすすめしやすい映画なんです。

そうそう、このときのヘンジン、素朴なあんちゃんで
馬鹿だけど、そうヘンじゃなくて、かわいいですよね。
前科ものでもふつーに見えちゃうほど、ほかのヘンジンはヘンですからねぇ。

ああ、コーエン兄弟でしたか。
わたしったら全然気付かず見てました…

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