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2010年12月 8日 (水)

パパのがんばり。『96時間』

夫婦の不仲の原因が「趣味の不一致」ってたま〜に聞きます。
趣味が違うと、別々に過ごす時間が多くなり、相手の話にも興味が持てず…
ってことなんでしょうね。

友人と趣味が合わなくても、かえって楽しく会話がはずむのに、
夫婦になると相手への期待のハードルが上がってしまうのでしょうか。

趣味。ってなんだろ? 「これは趣味だ」というもの、持ってます?

わたしはもともと映画は好きでしたが、趣味と言えるほどではありませんでした。
フリライターとして映画紹介記事を書くようになり、必要があって観るようになり、
さらに最近ではシナリオの仕事をするようになって、必要度がグンと増し、
今では週に5〜6本、DVDを観ています。

過去の名作は企画会議をする上で必要最低限の知識として必要だし、
名作、駄作もそれぞれに「こういう見せ方があったか」とか
「こう見せると逆効果なんだ」と勉強になります。

ラッキーだったのは、たまたま夫が映画好きで、若い頃にたくさん観ていたため、
わたしにない知識を補ってくれます。
映画の趣味が違うため、わたしの苦手系な映画の知識が豊富です。
借りるDVDも夫婦で違います。
毎回おつきあいはしませんが、夫が観たい映画のお相伴にあずかり、
思わぬ拾い物をすることがあります。

趣味の不一致が功を奏した『96時間』。アクションものですが、面白かった。


Photo

 
2008年フランス映画。脚本・制作はリュック・ベッソン。

主人公は元CIAの工作員、中年男です。
仕事人間すぎて離婚され、しがないやもめ暮らしです。
元妻は金持ちと再婚、愛する娘も裕福な暮らしをしています。
ときどき娘には会えるけど、義父の豊かさに、男としてちょこっと引け目を感じます。
ところが娘は海外旅行中に行方不明。
男は娘を取り戻すため、工作員のスキルをフルに発揮して、
大きな悪の組織に戦いを挑みます。

ドンパチアクションものです。
しょぼくれた男の信じられないスキルにワクワク、
さらに動機が「娘への愛」なのですから、胸きゅんです。

男は後半、必死さが増し、どんどん非情になり、ガンガン人を殺します。
「やれ! やっちまえ! 皆殺しだ」と、
温厚がウリのわたしにさえ、過激な気分がウツるんです。

『24 -TWENTY FOUR』と『ボーン・アイデンティティー』に要素は似ている。

と、夫は言います。

わたしは『24 -TWENTY FOUR』を知らないので、ご存知の方は「ああいう系か」と
想像がつくでしょうか?

フランス映画のせいか、アクションものでも心理描写が細かいです。
主人公に感情移入させる構造が巧みです。

男は娘を救うため、善人すら容赦なく傷つけます。

すげえ。すげえけど、わかります。「娘のため」ですからね。
「正義のため」より説得力あるんですよ。

面白かったー!!
ものすごい満足ののち、あとに何も残らない。半年もしたら忘れるかも。
これぞ娯楽映画の醍醐味です。
エンタテイメントとしてサイコーな映画です。


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