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2011年1月16日 (日)

お葬式で笑っちゃいました

  
昨日やっとこ再放送で大河ドラマを見る事ができました。
先週のオンエアのときは、急な仕事で見られなかったんです。
『江〜姫たちの戦国〜』

ちょっと駆け足な印象でしたが、
初回に主人公の誕生までを語らなきゃいけないという制約があるのかもしれません。
市(鈴木保奈美)と長政(時任三郎)の出会い、葛藤、夫婦愛をもう少しじっくりと見たかった気がします。
それにしても、保奈美さん、きれい! 
子育てひとくぎりで復活、って少子化対策の理想の姿じゃないでしょうか。

演出は現代的でしたね。
セリフに「そうですね」が多用されているので、驚きました。
武家のセリフは「さようでございます」のほうが耳馴染みがあります。
あと「愛してる」や「希望」もOKなんですね。新しいです。
新しい試みは、ひっかかりを感じるものなので、しかたないのですが、
セリフがあまりに現代的だと、戦国時代という設定が感覚として飲み込めず、
「現代で仮装している」風についつい見えてしまい、
そうなると、切腹や切り合いが妙に野蛮に見えて、恐ろしかったです。
見るうちに馴染んでくるかも。今夜は2回目。楽しみです。

話は変わって、

とにかく笑わせてくれ! 下品でもいいから!

そんな人におすすめの、『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』

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わたしの感覚ではこの映画、けして下品ではありません。
くだらないギャグとか、どつきコメディではありません。
人間の滑稽さ、間の悪さで笑わせます。
お食事中に見たくないとか、そういうシーンは、あったりします。

お葬式ものコメディですが、ブラックコメディともハートフルコメディとも言えます。

 
お葬式ものといえば、『おくりびと』がアカデミー賞をとりました。
古くは伊丹十三監督の『お葬式』(日本アカデミー賞)が有名ですが、こちらは毒気があります。
対し、『おくりびと』は万人受けするよう、わかりやすい作りになっています。
どちらの作品にもくすっと笑える要素が入っています。

わたしは通夜を舞台とした映画脚本『通夜女(つやめ)』で賞をとりました。
映像化の企画は、現在某所で検討中です。がんばれ通夜女!

企画は流れても流れてもあきらめずに「明日はひのきになろう」的精神であたため直し、
チャレンジし続けるしかありません。
で、日々、お葬式ものはチェックしています。
自分でプレゼンする場合、少しでも多くの作品を知っておかねばなりません。


さてこの映画は、父親の葬式で喪主をする長男(中年)が、
喪主の挨拶の冒頭をぶつぶつ練習しながら葬式の朝を迎えるところから始まります。
文章に自信がないのです。弟が小説家なので、コンプレックスがあるのです。
柩が自宅に運ばれてきます。ふたを開けると別人です。
そんな葬儀屋のミスが、この葬儀の暗雲を示唆しています。

B級で、低予算に違いありませんが、とことん知恵を絞って
群像劇をまとめあげています。
個々のキャラも、個性的でありながら、「いるいるこんな奴」と納得です。
役者がうまい!
すべて知らない役者さんなのですが、みんなうまい!
芸達者が集まると、たった1日のお葬式で、こんなに笑えます!

ラストのラストまで、笑わせてくれます。
全くよくできたコメディです。

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