« 新釈 アリとキリギリス | トップページ | 母の夢 »

2011年2月16日 (水)

あかちゃんのあしのゆび

 
わたしは24年前の今日、子供を生みました。まだ若くて、14歳でした(うそ)。

前日の夜から11時間かけての出産です。
たいへん痛かったです。

痛かった。ほんとに痛かった。
でもあの痛みは、もう一度くらい味わってみたかった。

わたしのように頼りない人間でも、生んだら自動的に母親になり、
もちろん初めての経験で、おろおろしながらですが、
よくしたことに、子どもにはそれなりに生命力があり、
なんとかおとなになってくれました。

いつもこの日は、娘を祝う気持ちの次に、
自分にもおめでとうを言いたくなります。
おかあさんになれておめでとう。


赤ちゃんの足の指って、ちっちゃいです。
足が小さいのですから、その指はさらに小さいです。
足の先に、みっちりとくっついていてます。
お風呂で強く洗うと、こぼれ落ちてしまいそうで、そっとそっと洗います。
もちろん、こぼれ落ちはしませんが、なんせ母親になるのは初めてですから
なにもかもが珍しく、おっかなびっくりです。

赤ちゃんが、世の中のしくみをひとつひとつ知っていくように、
母親も、子どもというものをひとつひとつ学びます。
赤ちゃんがだんだんと人間になるように、
母親もだんだんと母親になってゆきます。

子どもが自立して、手を離れても、母親は少しずつ進化します。
わたしもそうだし、わたしの母だって、今も進化しています。

その愛は静かで耳をすまさないと聞こえませんし、
透き通っているので、目をこらさないと見えません。
感じなくっていいのです。
必要な時に耳をすまし、目をこらせばいいのです。

地下鉄の通路や公園で寝起きしている人の足の指も
昔その人のおかあさんがそっとそっと洗ったのでしょう。

おかあさんが大事にしたものを、子どもも大事にしてほしい。
わたしも自分を大切にしようと思います。

今、少子化問題の政治改革案を聞くと、
みんなで育児を押し付け合っているように感じます。
育児を苦役のようにとらえ、「男もやるべし」と言うわけです。
女が持っていた権利を男にも分けてあげるくらいの感覚で
話が進めばいいのになぁと思います。
ええ、わたしはきれいごとを言ってます。
だけど、子ども達は見て、感じています。
寒々しいおとなの心を読み取ります。
できるだけきれいに話し合いたいものです。

母モノ映画は昔からありますが、
韓国映画の『母なる証明』はすごかった。
善悪を越えた迫力がありました。

4907953034952_1l

対し『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は日本アカデミー賞をとりましたが、
わたしはあの映画、どうも好きになれません。
映画として自立してないというか……
すでにベストセラーの原作本と連続ドラマと単発ドラマがあったので、
「みんなが知ってるハナシ」という前提で創ったのか、
スースーとイメージだけをつなげたような印象です。
そもそも、ドラマも苦手だったな。
信念の無いおかあさんが甘い飴を与えて与えて虫歯だらけのとっちゃん小僧ができあがり!
みたいな話に見えました(言い過ぎ。ごめんなさい)。


4988021128360_1l

母もの映画、印象的なものがありましたら教えてください。
「駄目で印象的」でもいいです。


応援クリックよろしくお願いします人気ブログランキングへ


レンタル情報はこちらで TSUTAYA online

« 新釈 アリとキリギリス | トップページ | 母の夢 »

シネマdeぶんぶん」カテゴリの記事

コメント

JUNKOさま、
ということは、お嬢さんのお誕生日ですね!
○子ちゃんおめでとう!(素敵なお名前だけど、ネットではご紹介できないのが残念)
そしてJUNKOさんもおめでとう!

わたしは母ではないので想像ですが、この年になると、
きっとお嬢さんのお誕生日はご自分のより百倍うれしいに違いない!
(なんていうと、親不孝になってしまいますね。
自分の誕生日には、母に感謝します♪)

ところで母もの映画・・・
たぶんご覧になってるかなあ、と思いながら、
ぱっと思い出した好きな作品を挙げさせてください!

「マグノリアの花たち」
小さな町の、年齢も職業も家庭環境も違う女達の友情物語。
先天的糖尿病の娘をジュリア・ロバーツ、その母をサリー・フィールドが演じています。
物語はジュリアの結婚式からはじまりますが、
母親にとって、いくつになっても子供は子供なんだなあと、
親の深い愛情が胸を打ちます。

「エイプリルの七面鳥」
破天荒な娘・エイプリルが、理由あって異様に神経質な母と家族を、
クリスマスパーティに招待するお話。
七面鳥はなかなかできないし、
家族はなかなかエイプリルの家にたどりつかなくて、
やきもきするのが楽しい映画です。

「マラソン」(韓国)
実話を元にした映画です。
走るのが大好きな成人した自閉症の男の子が
フルマラソンに出場するまでのお話で、
そんな息子を応援しながらも心配でならないお母さんに、
どっぷり感情移入してしまいます。
とてもまっとうでありがちなお話しかもしれませんが、
笑いもあるし、登場人物の気持がきちんと描写されている、
まっとうな映画で、
韓国の映画人たちの底力を感じました。

ごめんなさい。直前のコメント、わたしです!

こころんさん
いつもあたたかいコメントをありがとうございます。
寒い時期に生みました。
オダジョーとおくさまもこの日です。

娘の誕生日はなんだかとてもセンチメンタルになるんです。
わたしたちの親も、そうなんでしょうねぇ。
うちの母は何度もわたしの年齢を確認し「すっかりおばさんだねぇ」と言います。
娘がおばさんになってしまったという事実が咀嚼できないようです。

ところで!
こころんさんが挙げてくださった3作品、ひとつも見ていません!
ひとっつもです!
特にエイプリルはタイトルも知らなかったです。
どれも面白そうな内容ですね。わたしの好きな人間ドラマ系です。
母もの映画、観てみます!

娘さんの誕生日とJUNKOさんがお母さんになった日 おめでとうございます。

色々な問題が山積みの昨今ですが、大人が大人になり切れていない事が
要因のひとつではないかと思います。(国会も角界も・・・)
「和を持って尊しとなす」 (本音をぶつけ合って全体最適を見つけ出す)
自分の権利を主張する(自分の価値観を押し付ける)だけでは何の解決にも
なりませんね!(自分自身も反省しなければ・・;)

母もの映画 「オカンの嫁入り」 どうでしょう?

まあくん
ありがとうございます。
昨日は昔のアルバムを見ました。
たしかに自分なのに「前世」のような気もしました。

子どもの頃思い描いていた世の中と
現実に大人になって住んでみる社会は
ずいぶんギャップがあるものですね。
善悪だけじゃないし。何が善かもよくわからないです。

「オカンの嫁入り」は見てないんです。
予告でダイジェスト見たような気になっちゃって。
最近、そういうの多くないですか?
予告は伊丹映画がバツグンにいいです。dvdに入っています。

JUNKOさんのお宅はBSはご覧になれますか?
(今までBSのこと、書いてらっしゃったかどうか記憶にないので・・・)
というのも2月は22日火『マグノリアの花たち』、25日金に『野のユリ』が
BS2で放送されるからです。

ところで後から思ったのですが、母もの映画として『マグノリア・・・』を、
お嬢さんのお誕生日にご紹介したの間違いでした!反省!
『母なる証明』のような過激なものを紹介されてたので、
「お薦めしたい映画なら、何でもOKね!」と思ってのことでしたが、
不適切でした(ρ_;)
できればまた別の機会にご覧になってくだしゃい!

加えてお友達のみかこさんから教えていただいたのですが、
今日は9時からNHKでドラマ『迷子』が放送されますね。
2009年のドラマ『お買い物』の前田司郎さんの脚本で、楽しみです♪

こころんさん
こんにちは!
BS契約していません!!!
BSの仕事を手伝ったりもしましたが、自分ちで見られません。
実家に頼んで録画してもらいます。
だって、『野のユリ』はレンタル版が存在しないんです。

え?
マグ、誕生日に紹介しちゃいけませんか?
そんなこと全然思いませんよ。
だって「母なる証明」なんて、ガツンでバタンでデロンですもの。

そう!『迷子』楽しみなんですよ!
今からワクワクです。
あの作家の小説『逆に14歳』もかなり変わった作品ですよ!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562780/50880214

この記事へのトラックバック一覧です: あかちゃんのあしのゆび:

« 新釈 アリとキリギリス | トップページ | 母の夢 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ