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2011年3月 7日 (月)

新聞やさん?

休日も祭日も、平日と変わらず書いてます。
お休みの日の、そう、夕方5時くらいでしょうか?

書き過ぎて肩が凝ったので、夕食の献立でも決めるべと
冷蔵庫の材料をチェックしているときのこと。

ピンポン、とインターホンが鳴りました。
玄関のではなく、マンション一階のオートロックのインターホンです。

宅配便かなとモニターを見ますが、制服を着ていません。
「新聞やさんだな」と思いました。
前日に売り込みがあって、お断りしたばかりです。

いつも熱心な売り込みです。
「三ヵ月だけこっちにしてくださいよ。ビール一ヵ月分プレゼントします」
とおっしゃるのですが、あいにくビールは飲みません。

いつも正直に「新聞は決めてるんで、変えません」とお断りします。
しつこく食い下がられますが、こちらも丁寧に真っ正直にお断りします。
わたしは売り込みできない人間なので、
こうしてきちんと売り込みをなさる人を尊敬しているのです。
だから、嘘はつきません。失礼なもの言いも絶対しません。

今回も正直に申し上げます。
「うち、新聞をとってないんです」

するとあらまあ不思議、「わかりました」と即、引っ込むではありませんか。
わがやの経済力を的確につかんだのかもしれません。

以上の話は前日のことで、この記憶があるので、
モニターに写っている私服の男性を「新聞やさんの再度の売り込み」と思ったんです。

すると、

 
「◯◯の××です」その人は言いました。

え?

頭がこんがらがっちゃいます。
だって、テレビ局の方です。
以前からお仕事でやりとりのある方ですが、近所で見たことがないので、
タイムスリップならぬスペーススリップのような、
なんかこう、おかしな感じです。

ゴジラが東京に現れてスカイツリーを倒すのなら納得ですが、
ゴジラがパリに出没して凱旋門を倒したら、ちょっと変です。
なんかこう、おかしな感じです。

つい、ドアを開けるボタンを押してしまいました。
いえ、押すべきです。
一階のドアです。
うちは14階です。
14分もかかりません。
エレベーターは高速です。
いつもよりずっと高速で向かって来る気がしてなりません。

あわてて玄関のドアを開けると、その方は花束をかかえて立っていました。

「受賞おめでとうございます」

別の局のコンクールの結果を、心から祝福してくださって、
わざわざ花を届けに、いらしてくださったんです。

これからお仕事があるそうで、そのまま玄関前で帰ってゆかれました。

夢を見たような気分で乙女度100%になって、花を抱えて部屋で踊りました。
わたしの踊りはどじょうすくいに似ています。
どじょうすくい、時々、シコ。シコはだいじなアクセントです。

しばらくして、ハタと気付きました。

すっぴん、です。わたし。

あわてて鏡を見ました。
目と鼻と口とまゆげは一応付いてますし、
ヨダレのアトは付いていません。
あるべきものがあり、余計なものは無し。
まあ、いいや。よしとしましょう。

Hanataba_b

踊る妻を夫は柔らかな顔でじっと見つめています。
夫の目は、うっすらと赤いです。

血のにじむ努力をずっと見続けてきた夫です。
本人より辛かったかもしれません。

なんのなんの。

本当の努力はココカラです。
気合い入れてがんばります。
がんばることが、人のお役に立てることにつながると信じて、がんばります。

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コメント

花束って、胸に抱えるとふんわりと重みがあって、乙女になりますよねぇ(遠い数少ない記憶を
掘り起こしてます)。
でも、そんなプレゼントのされ方されたら、踊りますよね。素敵~と思って読んでいくと
だんなさまの赤い目もまたジンときました。
役にたっています。本当に。確実に!

なみなみさま
花って贅沢ですよね。
消えてしまうものだし…
でもそう、記憶には残りますよね。花束ってインパクトあります。
貰い慣れていないので、なおさらです。
こういうことは滅多にないし、冥土の土産ができました。

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