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2011年3月24日 (木)

いっぺーある

 
本日は車やさんに行きました。
車の定期点検です。
半年に一度の点検なのですが、バタバタといろんなことがあり、
キャンセルして延期、キャンセルして延期を繰り替えし、やっとこ行って参りました。

点検整備に1時間かかるというので、店内をぶらぶらしました。
壁紙の一部がはがれていて、「ここも揺れたんだ」とわかります。

かわいい車がありました。こういう赤もいいですね。

110324_134801_2


今は子どもが遊ぶスペースがあるんです。
わたしもここでごろごろしたかったけど、自主年齢制限により、
遠慮しました。

110324_134702

 
さて点検が終わり、指摘されたことは

「乗らなさすぎ」です。

乗らないとバッテリーが弱るんです。
このままだと、冬にはダメになる。乗ってくださいねと言われました。

せっかくエコ的生活をしているのに、乗らねばなりません。
燃料がもったいないけど、帰り、ちょっこし乗り回すことにしました。

市内にイトーヨーカドーがあるんです。
そこへ久しぶりに行ってみることにしました。
駐車場は建物の4階〜7階にあります。
ぐるぐる回りながら昇る必要があります。
あの、壁がせまってくる、ぐるぐるです。先が見えず、急カーブです。
腕に自信があるので、へいちゃらですが、今日は心臓がつぶれるかと思いました!

なんと、対向車の鼻先が見えたんです!
一方通行の昇りでです!

心臓が言いました。「ど・き・ん」

次に「わたしが間違った!」と思いました。

(えーとこれ、わたしの性質なんですが、なんかあると自分のせいにします。
 わたしにとり一番信用がない人間だからです)

ブレーキを踏み、するとむこうも停まりました。
うちの車の後ろを見ると、後続車が見えます。

わたし、正しいようです。

対向車からおっちゃんが顔を出し「おれ、間違えた?」と聞いてきます。
わたしは頷きます。
するとおっちゃんはバッグでゆるゆる昇ってゆきました。

わたしは運転歴十数年、こんな経験は初めてです。
その駐車場はわかりやすいツクリです。
出口と入り口を間違えるなんて、やりたくてもできない。
どうしたんだろ、おっちゃん。

さて、店に入りますと、暗いです。
節電モードです。
エスカレーターは停まっています。
停まったエスカレーターを足で降りると、なんかへんな感じです。
体がどうも、対応できず、つまずきそうになります。

先日まで牛乳不足でしたが、今日は水がありません。
わたしの住む街の水は大丈夫で、放射性物質は全く検出されていないのですが、
みなさん危機感を持って買われたのでしょう。お気持ちはわかります。

てぶらで帰るのもなんなので、シュークリームを一個買いました。
ええ、一個です。

暗い店。無くなる商品。
妙な世界へ迷い込んだような気持ちです。
この「妙な感じ」がおっちゃんの心理に働き、出口と入り口を間違えさせたのでしょう。

水が心配。電気を節約。たったそれだけのことで、不安になるのです。
被災地の人たちの不安はどれだけでしょう。

もうすぐ100歳という老夫婦が避難所の体育館で、
ふたりそろって笑顔でこう言いました。

「全部なくなっちゃったよー。きれいにぜ〜んぶ。
 でもわしら戦争体験してっからさー、
 生きてればこのあといっぺーいいことあるんだ、って知ってるからさー」

いっぺーいいことある。
ほんとうにそう思います。


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ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

「全部なくなっちゃったよー。きれいにぜ〜んぶ。でもわしら戦争体験してっからさー、
 生きてればこのあといっぺーいいことあるんだ、って知ってるからさー」

ああ… もう泣きそうになります!


被災地の方々は今日生きている事で幸せを感じています!曜日も日にちも気にしていないし気にする必要が無い様です.生きるだけを思って生きていると思われます!米が無いと騒ぎ,電力が3時間切られると騒ぎ,今度は水ですよ!
浅ましい都民と健全な心を持っている被災者とどっちが本物の日本人なんでしょうか?日本の中心に住んでいる人たちって自分だけが幸せなら良いのかな?被災地の人々と同じ経験をさせないと痛みを感じなく成りつつあるのじゃ〜無いのかな?被災地の車に「明けない夜は無いと」本当に頑張れが禁句ですが〜復興して欲しいですよね!

蔦谷Kさま
ええ、もうほんとうに、そのテレビ中継再現したいくらいに、
明るい笑顔でしたよ。
こちらが励まされました!

michiさん
なかなか手厳しいですね。
わたしは東京で買い占めたくなる気持ち、わかるような気がします。
被災地の方々の苦難はもちろん、誰もがわかっていることですが、
東京には東京なりの、いえ、関西にいても、九州にいても、
「不安な気持ち」は同じくあるんですよ。
客観的には「不安の重さ」は低くても、その人にとっての不安の重さは大きいのです。
きっと今、九州で「雨が怖い」と外に出られなくなっちゃってる人もいると思うんです。
わたしはそれを馬鹿にできません。
その人にとって、それが1番気になることで、不安ならば
それを解消して落ち着きたい。そう思うのはしかたないと思います。
わたしも赤ちゃんがいたら、買い占めたかもしれません。
ごめんなさいと思いながら、うちの子だけはと水を買ったでしょう。
この地震災害以外にも、個人的に、病気や事故で生死をさまよっている人も
全国にいらっしゃいます。
その人にはその人なりの「重い出来事」があり、戦っているんだと思います。
わたし自身も、不安と戦っています。
不安と戦いながら、復興を祈っています。

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