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2011年4月18日 (月)

ことごとく、MacMan

わたしはMacを使っています。
マクドナルドではなく、Macintoshです。

「Macを使ってる」と言うと、パソコンにこだわりのある人、詳しい人と思われがちですが
わたしはパゾコン、あんまり◯◯ないんです。

なぜ二文字を隠すかというと、
パソコンに知られるとパソコンがショックを受け、
わたしに親切でなくなるような気がして、怖くて書けません。
推し量っていただけたらと思います。漢字2文字です。

◯◯のないことはことごとく頭に入りません。
ダウンロードとかアップデートとかインストールとか、そんな言葉すらよくわからずに、
その場をのらりくらりとやり過ごします。

問題が発生すると電話をかけます。
お客様相談室です。Appleコールセンターとかいうやつです。
先日もかけました。

「お待たせしました。どういうご相談でしょうか?」

顔は見えませんが、Appleのアドバイザーはことごとく若く、ことごとく男性で、
ことごとく頭が良く、ことごとく親切。いつもそんなふうに感じます。

…こんなに「ことごとく」を多用したらありがたみが薄れますが、そうなんです。

そんな優秀な相手ですから、ふところに飛び込むような気持ちで
正直に懺悔します。もとい。相談します。

「モニターがまばたきします」
「と言いますと?」
「まばたきするんです」

パソコンがまばたきをするという症状は通常ではありえないらしく、
まばたきという言葉の真相究明するべく、あれこれ丁寧に質問してきます。
つまり、「おっしゃる意味がわかりません」なのですが、そういう失礼な言い方はしません。
こちらに落ち度があるなんて微塵も感じさせない話し方で、症状を探ってきます。
だんだんわたしは申し訳ないような気持ちになってきます。

「まあ、たまにですから。まばたきしたくなることもありますよね。
 だいじょうぶですよね。作業に支障はないので、」

このあたりで切り上げようと思いましたら、相手は親切で頭の良いMacMan(仮名)ですから
「客がそう言ってんだから、いーか」という態度はとりません。

「まばたきは正常な状態ではありません。
 いくつか心当たりがございますので、改善方法を試してみましょう」

おお! 力強い言葉に、うっとりします。

「では、◯△◆×◯△◆×…を △◆×◯△致しますので、×◯△◆×はどうなっていますか?」

「ほえ?」

聞き覚えはあるんです。なんかよく、夫がそういう単語をぶつぶつ言ってます。
でもわたしパソコンに◯◯ないですから、全然わかりません。

MacManはさすがです。
「ほえ」のひとことで、わたしの「水準」がわかったようです。
基本的な知識が欠落している人だと。顧客の正しい情報が伝わったのです。
足元が見えたんですね。プロフェッショナルです。
手取り足取り指示する方針に決めたようです。

「では、今からわたくしが申します通りにキーを押してください」

誘導に従ってああしてこうして、一応の作業を終えました。

「これでしばらく様子を見て、改善されない場合、もういちどお電話ください」

はいわかりました〜〜〜〜

それからふつか経ち、今のところまばたきを目撃していません。
さ〜すが〜。

パソコンに◯◯ないのになぜMacを使っているかというと、
初めてパソコンを覚えたのが事務のパートとして勤めたデザイン事務所で
そこはすべてMacだったのです。
Macを覚え、仕事をしていて、Windowsにさわったことがなく、
たまに図書館に行き、検索しようとすると、オタオタします。
応用が利かないんです。◯◯ないのですから、
言われた通りに必要に応じて使っているだけで、今もその流れなんです。

文章の仕事はパソコンを使うととてもラクです。
手書きに比べて構成の大直しがいくらでもできる。
老眼でも文字を大きくして作業できるし、データのやりとりで納品が済むし、助かっています。
しかし基本、◯◯がないので、必要以上にあれこれ探求して試してみるようなことはしません。

夫はりんごの国の人です。
つまりApple命と言いますか、信者に近いものを感じます。
いろいろパソコンを使った挙げ句、Macにたどりついたわけですから
ほんとうに自分に合ったパソコンなのでしょう。

夫はこのブログを読んでいます。
「信者」と書いたら異論がありそうですが、きっと飲み込むでしょう。

読者の方から「夫よ、がんばれ」などと激励のコメントがあったりすると
「ハイ、ガンバリマス」と、たいへんうれしそうにしております。
一度、真剣に「お礼のコメントをするか否か」を迷っていたようですが、
「基本、ブログではしゃしゃらない」と決めたようです。
登場人物その1に徹するようです。

夫はApple信者なのでもちろんMacに詳しいてす。
家庭内MacManとしてそれなりに相談に応じ、助けてくれます。

あちらと違い、ことごとくおじさんで、ことごとくぶっきらぼうで、ことごとく口べたで、
結局手を出してきますが、問題解決能力はあります。
「口べたで手を出す」のが別方面だったら問題ありますが、Mac方面なので
問題解決能力とほめそやしてあげてもいいでしょう。

使っている機種が違うので、彼の知識にも限界があり、難しいモンダイになると、
ことごとく若く、ことごとく親切なMacManに電話する、という流れです。

お客様相談室って、今はもう各会社にありますが、対応に差があります。
製薬会社と家電メーカーはたいてい親切です。
薬剤師さん、技術者さんですから、専門家としての使命感が強いのか、
みなさん丁寧に教えてくれます。

お客様相談室の相談員はわたしにとり尊敬する職業のひとつですが、
自分には絶対できない。なりたくないと思っています。
わたしのようなド素人がとんでもない質問を繰り出すので
ストレス、いかばかりかと存じます。


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ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

「ことごとく、MacMan」を読むうちに、ある話を思い出した。
機械不慣れの一人身女性が、こっそり近づいて来た機械上手な男に気を許し、結局ダマサレタ話です。
男はきちんと手続きを踏み、用意周到の段取りで彼の親を紹介し、女が気が付いた時もう手遅れだった
というお話です。
似たような話があるんですね。

keiさま
機械上手サギですか?
たしかにメカオンチで電気系統も苦手なわたしはコロっといきそうです。
あと、「瓶のフタ」もです。
あれ、女にはきつくって、男性がすっと開けてくれるとコロっといきます。
瓶のフタ詐欺もこわいですね。
「瓶のフタ開けますよ〜」と近づいてくるの。こわ。

自分でいうのも何ですが、おしえ上手のおしえ好き、です(笑)
ただし、おしえてもらい嫌いの、おしえてもらい下手です。
世の中、陰と陽ですなー(?)

あっ、コンピューターはMacintoshです。

1868さま
Mac派ですね。
そうですか、おしえ上手ですか!
すごい…
わたしはおしえられ好きです。
でも上手かというと、下手です。
おしえられ好きのおしえられ下手。
つまり依頼心が強くて、解釈力がにぶい。サイアクです。
おしえるほうですが、おしえる気ナッシングです。
誰もわたしをアテにしてないので、問題ナッシングです。

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