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2011年4月28日 (木)

鈴木先生

昨日の日記では「小説家のハシクレとして小説を読むべきかしらん」などと書きましたが
シナリオライターのハシクレとして、映画を見る本数は半端ではありません。
経済的理由からDVDでですが、週に5本は観ています。

連ドラは新しいクールが始まると、勉強のために
初回はなるべく見るようにします。

よければ続けて観ますが、そうでもないと2回目からは見ません。
ドラマの数、多いんですよ。
全体に視聴率が低迷しているのに、なぜかドラマは数が増えているように感じます。
すべてを見ていたら、人生が終わってしまうくらい、時間をとられます。

近年、よかったな〜と最後まで満足したのは
『流れ星』(フジの月9)です。
月9(ゲツク)って、若者ドラマの老舗的枠ですが、
『流れ星』は抑えた演出で、練られたセリフが素敵で、
静かな流れに耳を傾けたくなるような風情がありました。

新クールで初回が面白かったのは月曜夜10時、テレビ東京の
鈴木先生』です。

面白すぎてびっくりしました。

学園モノって、薄っぺらい正義感が鼻についたり、
極端ないじめ描写がステレオタイプで鼻についたり、
微妙になりがちなのですが、
これは…斬新です。

すごい。つきぬけている。

主人公の鈴木先生が等身大の青年なのですが、
等身大ながらも個性があって、妙に魅力的なんです。

はっきり言って、怖かった。
脚本がうますぎて、見ていてツライ気持ちになるほどです。
こんな面白いドラマ、わたしに書けるかなって、グサグサくるんです。

下手なものを見せられても「ばかにするな」と腹立ちますが
うますぎるものを見せられると、圧倒されてしまいます。

原作はコミックですって。読んでみたい。
脚本は古沢良太さん。あ。そうか。うまいはずだ。
『ALWAYS三丁目の夕日』の脚本家さんです。
テレビ朝日では『相棒』や『ゴンゾウ』を書かれていますが
テレビ東京でのほうが、のびのび書いてたりして(勝手な想像です)。

このクールいちおしのゲツテン(月10)です。

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ドラマdeぶんぶん」カテゴリの記事

コメント

私も古沢さんはずっと「スゴイゾ。ワクワクするゾ」と前から注目していた
(特に構成力か?)ので、「鈴木先生」は今クールの楽しみでした。
原作(確か賞をとっています)は読んだことないのですが、
またしても、新しい感じがします。

私は圧倒されて、その突き抜け感に清々しさを感じて思わず
画面に拍手しちゃったりしています。グサグサくる側の気持ちはあえて
抱えず(最初から拒否してるようです、古沢さんに関しては)。
人間にはこんな面白いものを創れる力が授けられてる、そっちサイドの
感情を受け入れています(笑)。

JUNKOさんにはJUNKOさんの、みんな、その人にはその人の何かを
通して届けるものがある、そんなふうに感じます。


なみなみさま
ごらんになってるんですね!
古沢さん、いいですよね。
某Pさんがおっしゃるには、頑固なんだそうです。
考えることをやめないってことだと思います。
見習いたいです。

一回目見逃して、
JUNKOさんのコメント読んで二回目は見ました!

ほんと、おもしろいですね!
わたしは、サンデル教授の白熱教室を見ているような感覚になりました。
「良心って何だろう?」「ちゃんと相手の気持を考えるってどういうこと?」

おそらくたいていの人(もちろんわたしも含めて)が見逃してしまう
日常の小さな違和感に、鈴木先生はきちんと向き合っているのですね!

「こんな先生が本当にいたらいいなあ」
「担任がこんな人だったらわたしの人生違っていたかなあ」と思いつつ、
現実の先生が見たら「そんな余裕、あるわけないじゃん!」と言われそうです。

中学は教員不足が深刻で、正規雇用の先生は全員部活を担当しているんじゃないかな?
土日も縛られ、鬱になるくらい忙しいようですからね。

でも先生の理想というか、先生のあるべき姿・・・
生徒と一緒に悩んで自分も成長しようとする先生・・・
そんな先生を、どこかで提示する人がいた方がいいですよね!

そうは言ってもいいことばかりでなく、
鈴木先生も今後は、大きな挫折や絶望に向き合うことになるんでしょうが・・・。

本で読んだのですが、古沢さん、
「実際にはドラマが世の中を変えることはないけれど、
世の中変えてやる!って気持ちでホンを書いてます」
というようなことをコメントしてらっしゃいました。
技術は無理だけど、気概はマネしたいですねェ。

こころんさん
ごらんになったんですね!
2回目もよかったです。コメディを装った哲学でしたね。
題材は酢豚だったけれど、あれを受験に置き換えれば、
第一希望に入れるよう後押しするのも教師の仕事だけど
大事なのは、落ちても尚幸せでいられる、そんな人生に
導いてあげることだなぁ、と思いました。すごいぞ、鈴木ぃ!

わたしは教育学部出身なので、友人は教員が多いです。
公立中学は、顧問はもちろん保護者の対応もたいへんで、
教え子が少年院へ入ると、面談にも行って寄り添います。
はたから見ているとハードワークで死ぬかと思いますが、
不思議と生き生きと、志を持って働いています。
やりたい職業だと、がんばれるんでしょうね。

古沢さん、世の中変えようという意気込みなんですね。
わたしもそうなんですが、技術が届かない。
でも、こころんさん同様、気概は同じにがんばりたいです。
お互い、いつかそこへ到達したいですね!

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