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2011年4月27日 (水)

読むこと書くこと

 
少しは小説読まないとだめかなぁと思ったりしています。

小説で賞をとり、出版が決まり、改稿も順調です。
わたしも小説家のハシクレになりかかっている状態です。
そんなわたしが、「好きな小説は?」と聞かれて『赤毛のアン』と答え
「他には?」と聞かれて『あしながおじさん』と答え、
「好きな作家は?」と聞かれると志賀直哉とか芥川龍之介とか(みんな死んでる)、
あきらかに読書量が足りない。
読書のピークは中学時代でした。寝ずに読んでました。
歩きながら読んでいて電信柱に激突したりしました。

大人になるとペースが落ちまして、
現代作家は友人が貸してくれると読む。という感じで
熱意が足りません。

そういえば、芥川龍之介。
かっこいいですよね、顔が。
中学の教科書に載っている顔、素敵でした。

Ryuu

教科書でお会いする前に、小学生の頃から作品は読んでいました。
高校時代は『羅生門』の続きを書いた記憶があります。
「続きを書け」と宿題が出たので、書きました。
それを読んだ現代国語の先生が「1時間授業あげる」と言ってくれ、
よくわからないまま、授業をやりました。
どんなふうにやったんだろう?

芥川作品好きです。当時買った文庫を今も持っていて、
ときどき読みますが、今読んでもほんとうに面白いんですよ。
原案は中国の古典だったりするそうですが、そこからの発展がすごい。
一作ごとに文体も違ってたり、工夫が見られて、展開が読めない。
芥川さんが今生きていたら、脚本も書いてたと思う。
作戦の人だから、絶対、うまいと思う。

あまり有名じゃないけど『蜜柑』という作品が好きです。
短編集に入っています。スケッチ風で好き。

出版業界のことはよく知らないのですが、
芥川賞と直木賞くらいは、名前は知っていて、
でも違いがわからないんです。

ある芥川賞受賞作を読んだとき(これも友人が貸してくれた)、
「あれ?」と。
最後まで読みましたが、よくわからなかったんです。
主人公の心情に感情移入できなかったです。
そこが狙いなのかもしれません。
感情移入の拒否。なんか、かっこいいような気もします。

一方、芥川龍之介って、かなり作為的な文章です。
作戦をいっぱいたてて、推敲もいっぱい重ねて、文章を研ぎすまし、
読者をぐいぐい引き寄せる。サービス精神にあふれています。
登場人物はいい人ではないけど、美しいものを美しいと認め、敗北感を持つ。
そんな健やかな倫理観の裏打ちがありました。
そんな人の名前が付いているのですから、そういう作品が選ばれるのかと思ったら
そうではないみたいです。
むしろ、アートです。
芥川作品とは「短編」という共通点がありますけどね。

優れた短編だと芥川賞になるのかもしれません。
じゃあ、優れた長編が直木賞なのかな。
直木さんって誰?

読む早さですが、わたしは早いみたいです。
本を貸してくれた友人が「読んでないでしょ」と疑うくらい
早く返してしまうみたいで、早いらしいです。

子どもの頃は、図書室で借りた本を教室で友人と並んで読んでいて、
ページをめくるのをじっと待たなければなりませんでした。
そうやって待つとき、「人はこんなにもじっくり読むのだ」と感じましたが
大人になると同時に並んで読むなんてことはないので、
早いという自覚はありません。

中学時代、部活で忙しい生活の中で、登下校の歩いている時間や
おふとんに入って懐中電灯でむさぼるように読んだので、
「早く読まないと今夜中にラストまでいかない」という危機感から
さーっと読む癖がついてしまったのかもしれません。

「速読法習ったの?」と聞かれたこともありますが、
速読法があることをその時知ったくらいです。
「せっかく貸したのに、読まずに返すんだ」と言われたりすると、ぎくっとします。

ほんとうは読んでないのかな?
読んだ気になってるだけかな?
心配になって読み返すのですが、やはり読んでいます。

早いんだから、今からでもどんどん読めばいいのですが、
最近はそうばんばん読めません。
子どもの頃と違って、書く楽しさを知ったからです。
書くほうが読むよりずっと楽しいのです。
それでつい、優秀な作品を読まずに、
どうなるんだかわからぬ自分の創作にばかりふけってしまいます。


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コメント

こんばんは

私も 読むのは 速い方です。

つい最近コメントした事をきっかけに 大山さんのブログを拝見してます。

大山さんの映画の感想記事などを読んで

素敵な文章を書く方だなーとおもってました。

窪塚くんにどっぷりハマってた時にみた映画GO!私も好きですheart04

小説家の方だと知って納得です。

大賞受賞されたのですね。おめでとうございます!happy01heart02

ドラマと書籍になった際は ぜひ

見逃さないようにしたいので 告知で教えてください。

猫だらけの弁護士事務所の設定ってだけでもワクワクします。

あったかいラストみたいなので安心して楽しめそうです。cat

こんな時だからこそ 刺激より

人間味ある作品に ほっと癒されたいです〜。

私 個人的には

最近の小説では 有川浩さんオススメです。

(大人向けライトノベル?)


あろえさま
わたしも窪塚さん好きです。今も好きです。
『GO!』の頃は、次々映画で主役をはって、
どれもこれも別人のように演じ分けて、すごかったですよね。
『ピンポン』と『ランドリー』はdvd持ってます。
最近主役はあまりないですが、彼はちょっと出るだけでも、存在感ばっちりです。
主役たる存在感健在です。

『猫弁』は出版とドラマの放送が同じ時期になる予定です。
出版、そして1〜2か月後にドラマかな?
ばっちり告知しますね。

有川浩さん、まだ読んでないのですが、人気ですよね。

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