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2011年5月24日 (火)

一年生のきもち

打ち合わせの帰りのことです。

乗り換えのために降りた駅で、電光掲示板がちょっとおかしなことになっています。
次の電車が「NO ナンタラ」になってます。

ナンタラのところも英語なのですが、わかりかねます。
中学英語すらあやしいわたしにはわかりかねます。

アナウンスは英語ではなく日本語なので理解できました。
人身事故が発生したためダイヤが乱れているとのことです。
いったんターミナル駅まで引き返し、乗り直さなくては帰れません。

「え〜今からあの駅まで戻るの?」

しかたなく階段を昇り始めました。
戻るためにはまずムコウのホームへゆかねばなりません。

心の中で「ちっ」と、舌打ちしました。
瞬間、ザックリと罪悪感が押し寄せました。
人がひとり亡くなっているのに、舌打ちした。
そんな自分にショックを受け、反省しました。

ドラマ『ゴーストタウンの花』を思い出します。

シナリオコンクール受賞作の映像化作品の中で、とびぬけて印象深いドラマでした。
朝、人身事故で電車が遅れたことに愚痴を言った主人公は
亡くなった人が好きな男の子の父親だったことを後で知り、
ザックリと罪悪感を持つ。というエピソードがあります。

そのエピソードは物語の主軸ではないけど、視聴者であるコチラに
「そういう神経でいいの?」と問題提起するインパクトがありました。

人が死んでいるのに、「ちぇ、めんどくせぇ」と言えてしまう。
そんな現代社会のせちがらさにパンチをくらわせる作品です。

その作品を思い出し、反省したわたしは、
逆方向の電車に乗り換えながら、なんとか気を取り直そうとして、
「この事故の当事者が一番辛いんだ」と思い、
「わたしが当事者じゃなくて良かった」と思い、
再びザックリと罪悪感が押し寄せました。

死んだのが自分じゃなくていいって?
そんなふうに思っていいの?
自己嫌悪!

いやもう。どうかしてます。
震災後、「死」に過敏になってしまって、
精神が弱ってしまい、へとへとです。

打ち合わせは楽しかったし有意義でした。
いよいよドラマの打ち合わせです。
今までにラジオドラマは3本やりましたが
映像は企画段階のみの参加や、途中参加での助っ人役でした。
ひとつのプロジェクトを通しでやっていくのは初めてです。
未知な部分が多く、今日はほんと、目からウロコでした。

みんなで考えればいいんだ。って、わかったんです。
当たり前のことでしょうけど、実感しました。
全部把握して、全部抱え込まなきゃって、ガチガチだったけど、
そうじゃないんですね。

父が言ったことばがよみがえります。
「自信を失うな。お前は素人なんだ。素人にしてはがんばってるぞ」

完璧を目指してもひとりの頭では限界があります。
周囲に支えられながら、わたしはわたしの能力を精一杯発揮すればいい。
周囲はみなさんプロです。
わたしのいたらなさをカバーしてくれます。
見栄を張らず、萎縮せず、がんばろう。
胸を借りる気持ちでのびのびがんばろう。
そう思えました。

部活で経験したバレーボールと一緒です。
チームワークなんだ。
それを実感して、心強くなりました。

いくつになっても「いっちねんせーのワクワク」ってあるんですね。
今年のわたしは一年生をがんばります。


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コメント

  初夏や一年生の心意気  ハードエッジ

、、、ですよ

ハードエッジさま
はい!
一年生はがんばります!

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