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2011年6月10日 (金)

カッとしちゃう? フェミニズム

NHKの『爆問学問』はいつも見ていてほぼ満足なのですが
昨夜の上野千鶴子さんのは、なんかちょっと、だめでした。
爆笑問題がゲストに対して、話を聞くという態度を途中から放棄し
「AはBなんです」「そんなことはありませんて」と言い切ってしまうので
上野さんの学問的解説がほとんど聞けず、正直、つまらなかった。

「テレビで話す」ジャンルでは、爆笑問題のほうが圧倒的に有利で、
「口で言い負かす」とか「ねじ伏せる」ことができるんでしょうけど、
視聴者であるわたしとしては、せっかくなのでゲストの考えを知りたい。
間違ってるかどうかより、ストレートに聞きたい。
それを邪魔されちゃった感じで、ストレス滞留。
まずちゃんとゲストの話を聞いて、
それに対しどう思うかは、視聴者の自由にさせて欲しい。

あれでは「ゲストを招いたけど俺たち話聞きません」っていう
内輪もめを見せられたような印象です。

上野千鶴子さんはフェミニズムの研究家です。
実はわたし、フェミニズムの歴史とか、主張とか、知らないんです。
年齢的には興味を持つべき世代なんだけど、全くスルーしちゃった。
ですから、この機会に知っておきたかったんです。

母子家庭の頃のことです。
十年専業主婦をやっていたわたしに就職のアテもなく、手に職はなく、
ありつけたのは週4回のパートと、単発のアルバイト+内職でした。

単発のアルバイトはいろいろやりましたが、
市の広報誌の記者もやっていました。
担当した部分は、女性推進ナントカという、ようするに
フェミニズムのグループの記事だったんです。

わたしは1記者で、ただ会議に参加し(聞いているだけ)
割り振られた仕事(取材をして文字にする)をします。

あるときグループの人がわたしに言いました。
「あなたのような人こそ、声を大にして立ち上がるべきでしょう!」

意味がわからずぼけっとしていると、
「男性社会に抑圧されて、くやしいでしょ」

わたしはそのとき、ああ、そう見えるんだと驚きました。
今のわたしって、このジャンルで語られるべき立場なのだと。
実感なくて、びっくりでした。

たしかに苦労してました。
でもそれは個人的問題で、社会問題とは思いませんでした。

わたしの苦労の原因は男性社会ではなくて、ひとりの男性で、
その男性は親や社会の強制であてがわれた相手ではなく、
あらゆる選択肢の中から自分で選択した個体です。
その個体に問題があったかというと、そうとも言えず、
わたしの意識では、自分に問題があったと考えています。
防げた事故なのに、ぼんやりしてて直撃した。そう考えています。

子どもの頃からのクセですが、
何か問題が起こると、まず自分のせいにします。
自分のせいにして、問題解決の道を探ります。
自分のほころびは自分でつくろえるので、解決する近道です。
だいたいが、解決します。
解決しない場合、「原因は他にあるかな」と他のほころびを探します。

これがわたしの思考の過程です。
方針ではなくて、習慣です。

わたしは腹を立てるのが遅いと言われますが、
まず自分に原因がないか探るんです。
探すと、たいていそれらしきものは見つかります。
探しても全く見つからない場合、やっと怒るんです。
そこにタイムラグがあり、「なんで今頃」ってことになるし、
こちらも「めんどくさいからもういいや」ってなったりします。

今回の震災にしたって、まず「自分の非」から考え始めるので
原発問題にしても復興にしても、気持ちの整理に時間がかかります。

離婚のときも、まず自分のほころびと格闘していたので、
相手にあれこれ言う余裕も、ましてや社会問題に発展させる意識など
全く持ちませんでした。

「男性社会に抑圧されて、くやしいでしょ」と言われても、実感ナッシング。

ラクなんです。相手を変えるより自分を正す方が。
知らず知らずそうやって生きてきましたが、
それでは問題はいつも個人的な範囲におさまってしまい、
ちっとも社会とリンクしません。
社会参加をサボっていると言えなくもないです。

興味のないフェミニズムですが、やはり知っておきたい。
こういう運動があって、社会が変化して、
わたしのようなボンクラでも楽しく生きる「今」が得られたのかもしれない。

そこで上野さんの話がもっと聞きたかったです。
必要があって生まれた思想です。なにかあるはずです。
聞いた上で同意したり反発したりしたかったです。

爆笑問題、どうしてあんなに反発したんだろ?
フェミニズムって男性をカッとさせちゃうものなのかしら?

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