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2011年8月

2011年8月31日 (水)

8月オレンジ

今日で8月が終わってしまう。とても悲しいです。
夏の終わりはいつも寂しい。

まだ袖を通してない夏服、食べ切ってないそうめん。

9月も夏の一部ではあるけど、9月の夏は水色なんです。
8月の夏はオレンジなんです。

水色は、学校とか、きちんととか、正気というイメージ。
オレンジは、遊びとか、ほころびとか、狂気のイメージ。

今年の夏はわたしの中ではまだ続きそう。
第一、宿題が残っています。

宿題と言えば

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2011年8月30日 (火)

ウォンビンでも…

宿題に煮詰まりました。

「気分転換にウォンビンでも見っか」

記者会見を覗いてみることにしました。

映画『アジョシ』の宣伝で、韓国俳優のウォンビンが来日しています。
試写の感想は先日書きました。死者数半端じゃない映画です。

前日まで行く気がなかったので、でがけにささっと招待状を見て、場所を確認。
新宿のパークハイアットホテルです。

どの駅からも遠く、めんどくさいホテルなのですが、
ネットで調べると、地下鉄の駅から徒歩1分だそうです。
あれ〜? そうだっけ?
最近東京の地下はアリの巣のように地下鉄が走っています。

便利だな〜と電車に乗り、便利だな〜と駅に降り、地上に出てハッとしました。
パークハイアット、ありません。

あるのはパークホテル(ビジネスホテル)です。
間違えた!! 違うホテルじゃん!

目の前に交番があり、おまわりさんに泣きつきました。
「パークハイアットはどこですか」

すると地図で教えてくれました。
とおいです。はるかとーく。
おまわりさんは言いました。「歩くつもりですか?」と。

歩けません。第一、歩いたら迷います。絶対たどりつけません。

「タクシー乗り場はそこですよ」おまわりさんは指差します。

わたしはとっさに損益分岐点を考えました。
心の損益分岐点です。

このまま帰宅するか。
タクシーを使ってまでウォンビンを見るか。

泣きたい。

宿題の合間の気分転換に来ただけなのに、汗だくだくですよ。
ウォンビンは「見っか」で見られる人ではないんです。
バチがあたったんです。

ええい、ここまで来たんだ。行ってしまえ。

「深夜しか乗らない」というタクシーのおきてをやぶり、
まっぴるまタクシーに乗り、新宿を横断しました。

わたしはウォンビンを好きなのだ。という設定にしてみました。
好きな人をタクシーで追いかける女。
ドラマの1シーンなのだと自分に言い聞かせてみます。

だんだん好きになってきた気がします。

タクシーでホテルに着くと、「いらっしゃいませ」と言って
ドアガールが丁寧に迎えてくれるんですね。
わたし、えらそー。
バカボンのパパがフランス料理を食べているようなミスマッチです。

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2011年8月29日 (月)

母のともだち

ナマキズが絶えません。

ニノウデ、傷だらけです。

家庭内暴力です。

「はらへった。めし」

たったそれだけを口に出せずに手が出るんです。

猫の手が出るんです。

名前はいなもと。うちはペット別姓です。
8歳のオス猫、雑種です。

Kizu

母の情報によると、「猫はしゃべる」のだそうです。

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2011年8月28日 (日)

おじょうばーちゃん

先日、知人から
「あなたのような苦労知らずのおじょうさんが」と言われて、
ハッとしました。

苦労知らずに見えるんだ。

そのあとうんぬんかんかんと言葉が続きましたが、
耳に入ってきません。

わたし、苦労知らずなのかなぁ。

……。

かもなぁ。

苦労なんて、はかりしれない種類と大きさがあります。
わたしなんて、苦労知らずの部類かもしれない。

そう思いました。

それにしても、「おじょうさん」だって。
「おじょうさん」には思い出があります。

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2011年8月27日 (土)

バスで運べば…

先日、夜、バスに乗っていたら、
大きな紙袋を持った若い男性が乗車して、
袋を床に置き、前の席に座りました。

わたしは袋を見て「ぎょ!」としましたが
あまりに堂々とそれが置いてあるので
「これは普通のことなんだ」と自分に言い聞かせました。

Bug

袋には人の頭がふたつ入っており、頭頂部がはみ出しているんです。

平常心を保つため、推理してみました。

男性は美容師です。
練習用の「あたまマネキン」を持ち帰り、自宅でカットの練習をするのです。
こういうマネキン、ありますよね。
正式名称を知りませんので「あたまマネキン」と呼ばせていただきます。

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2011年8月26日 (金)

ツレうつ

本日、都心はいきなりの豪雨とカミナリで、
地下道を歩いていたら、階段から水が滝のように流れて来て、
恐ろしかったです。
無事帰宅でき、ほっとしています。

映画の試写を観ました。

ツレがうつになりまして。』

原作は読んでいません。
ドラマにもなったけど、見ていません。
が、
「ツレうつ」というコトバが耳に残っています。
原作が売れたのかな?
話題になっていたと思います。

映画は2時間ちょっとで、邦画としては長いほうですが
長さを感じさせません。
心とアイデアとセンスがすべてうまく働いた
良い映画だと思いました。
映像も綺麗です。

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2011年8月25日 (木)

宿題くるくる

Hat

頭にのっかっているのは帽子ではありません。

象を飲み込んだウワバミでもありません。

宿題です。

宿題が頭にのっかっていると、、なぜか体が軽くなり、
足がこうくるくるっと、なるんです。

足がくるくるとなる。
そんな日本語ありません。
まちがった日本語を平気で使う。
わたしはそんな無神経な人間ではありません。
まちがった日本語を使うことに罪悪感があり、
ちゃんと心を痛めている人間なのです。

正しい日本語を使う人にわたしはなりたい。

さて、テレビが新しくなって、BSが見られるようになり、
良品と出会いました。

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2011年8月24日 (水)

イッパシの夢

昨夜遅くなり、終バスに間に合わず、タクシーに乗りました。
駅から歩くと30分かかるのです。

最近は後部座席もシートベルトが義務づけられています。
乗るとアナウンスが流れます。

「安全のため道路交通法に従いシートベルトをお付けください」

素直にお付け致します。
深夜のタクシーでシートベルトを付けるの、手間取ります。
暗くてよく見えないし、アタアタしてる間にもうかなり走っています。
やっとカチッとはまった時、信号が黄色なのに車は横断歩道をぶっとばしてました。
安全って?

わたしにとりタクシーは贅沢品です。
使い方に自分なりのルールがあります。
終バスに乗り損なった時だけ、使うのです。

もうひとつルールがありましたが、こちらは最近やめました。
「ちょっと手前で降りる」というルールです。
「ここから先は明るいし、歩ける」ところで降り、
1メーター浮かすということをやってましたが、
思うところあって、このルールを卒業しました。

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2011年8月23日 (火)

だいこんの花

昨日のことです。
母からまた電話です。

気温が上下するから体調管理をちゃんとしろとか、
ひさびさに大河ドラマを見たら、ちゃんと面白いとか、
おとうさんが今度心療内科に行くのよとかしゃべり、
「心療内科じゃない! 脳神経外科だ!」と叫ぶ父の声が入り、
とにかくこちらはふんふんふんと聞きながら、
長くなりそうなので、片手でパソコンを操作し、ネットのニュースを見てました。

「あ、竹脇無我死んじゃった」とわたしが言うと、
母が「なんですって? 死んじゃった?」と叫びます。

母は竹脇無我のファンです。
わたしも好きです。
ショックです。
母は言います。

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2011年8月22日 (月)

バカボンはじめ

新しいテレビに慣れません。
チャンネルの数字が以前と違うことに慣れません。

東京では
テレビ朝日が10から5になり、
テレビ東京が12から7になりました。

テレビ朝日を見ようとして、ついクセで10を押して

マチガエタ!

あせって9を押したりして、
すると「東京MXテレビ」が映ります。

またマチガエタ!

そんなチャンネル事故で出会ったアニメ『天才バカボン』。月曜夜7時30分〜。

昔のアニメの再放送です。
これ、面白いですね。昔は気付かなかったけど。よくできてます。

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2011年8月21日 (日)

インの日

昨日の夕方、白い鳩がベランダに飛来しました。
陶器のような美しい鳩です。
驚かせたくないので、窓を開けしめしないようにして
カーテンを引き、そっとしておきました。

Hato

昨日はイン・プットの日です。
アウトのほうが楽しいけれど、インも必要な気がして
インの日としました(執筆をしないと決め、本を読みました)。

表紙で選んだ未読の文庫が3冊あります。
一番かわいらしい表紙の小説を読みました。

あっという間に読み終わりました。
462ページ(解説を除く)でした。

ミステリーと思っていましたが、ホラー色が強く、
冒頭からスグに気持ちが悪くなりました。
なぜ読みやめなかったかというと、
いかにもミスリード然として語られるので、
オチを知りたかったんです。
読み終えて、なるほろと思い、…胃薬。

優れた作品だと思います。
帯にもそう書いてある。

おぞましさへの耐性がわたしになさすぎるのでしょう。
いつか読み返そう。違って見えるかも。
恐怖の耐性をつくるため、R指定のDVDを2本借りてきました。

「一度読んだ本は読み返さない」って人、結構いますが、
わたしは読み返します。
スピード上げて読んでラストまで知ると、妙に安心して、
次はじっくり読めたりします。
1度目は物語を把握し、2度目に登場人物の心に近づくような、そんな感じ。

だから、本は所持したいタチです。

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2011年8月20日 (土)

神様のもぐら叩き

お気に入りのおやつです。

Syouga

高知県産生姜の砂糖漬。ひと袋65g 380円

生協の宅配で買ってます。

もともと生姜はよく食べます。
風邪予防になるので、料理にバンバン使います。
これはおやつです。

ぴりっとした辛味と、お砂糖の甘み。
ハマって1年、人に言えませんでした。
たいへん言いにくいことですが、わたしがハマると
製造終了になる…というジンクスがあるのです。

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2011年8月19日 (金)

満月と三日月

去年公開した『ロビン・フッド』、DVDになったので、やっと観ました。

リドリー・スコット監督です。

この監督はすごい。
『エイリアン』『ブレードランナー』『テルマ&ルイーズ』『ハンニバル』などなど…

大作もそうでないものも、きっちり魅力的に見せる。
毎度ホームランを打つ監督です。

映画や小説や絵画など、創作物の評価っていろいろで、
好みもあるし、絶対評価はできないという考え方がもちろんあるけど、
わたしは少し違う考えを持っていて、

どんな育ちのひとも、国籍を問わず、性別を越えて、
「これは美しい」と思える形(ストーリー)がある。
と。
非現実的な仮説を持っています。

以前、NHK の『日曜美術館』で陶芸家が、

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2011年8月18日 (木)

母とロケット

先日、母から電話がありました。

「直木賞が決まったのよ」

お?

そのような文化教養方面の話題が母の口から出るなんて、
どういうことでしょう?
巨人軍、ちょうし悪いのかしら。

「その作家、本を持ってたの」

受賞が決まって取材を受けた時の映像を見たらしいです。

「下町ロケット、って言う本よ」

なんとま。タイトルまでちゃんと言えてます。
母、脳が活性化したのでしょうか?

「そのひと、本を持ってたのよ」

しつこく本を持っていることにこだわります。

「そりゃあ、受賞作だもの。手に持って写るでしょう」と言うと、
「あんたの本はまだでしょう?」ときました。

あーそーゆーことか!

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2011年8月17日 (水)

フヌケ系温厚人

最近、怒ってるひとをよく見かけます。
以前、震災の影響で日本人がやさしくなったと書きましたが、
連日の猛暑のせいか、日本人のぷんぷん率、高くなっているように感じます。

先だっては駅でエレベーターを待っていると
先頭で待っている男性が△印を押し、押したはいいけどなかなか来ない。
すると男性は殺気立ち、△印を平手でバシバシ叩き始めました。

びっくりした!

病的ではないんです。服装もまともですし、サラリーマンみたい。
短気の最たるもの、って感じです。

電車の中でも怒っている人がいました。

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2011年8月16日 (火)

馬鹿が見る夢

昔のドラマを見ています。
DVDを1本だけ借りて、1〜3話分だけ見たりします。
こういう設定で物語が作られているんだ…と知るためです。
お勉強です。

面白くて、つい全話見てしまう場合もあります。

夏子の酒』(フジ・1994年放送全11話)は全話見ました。

原作は漫画です。
和久井映見さん演ずる夏子は東京でコピーライターをしていましたが
造り酒屋の実家で兄が亡くなり、兄の意志を継いで酒造りを始める。
という、NHKの朝ドラちっくな設定です。

酒造りは米作りから始まります。
田んぼの風景、稲穂の緑。日本人の遺伝子に訴えるのでしょう、
映像を見ているだけで気分がいい。

エピソードに無駄がなく、人間ドラマがじっくり描けていて、
弱い人の気持ちに寄り添うように作られています。

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2011年8月15日 (月)

初ブルーレイ

この夏は板型テレビを買ってしまうし、エアコンも新しくなって、
微妙な温度設定が可能になってしまいました。

はからずして快適な住環境になってしまい、
なんだかこう、身に合わない。

足軽なのに大名生活をしているようで、
「調子に乗るんじゃない」と自分を戒めたりしますが
それも「一応、戒めておくか」程度で、
本屋に行くとつい本を買ってしまいます。

本屋で本を買う。本屋で牛を買うわけではないし、
あたりまえなんだけど、ここ何年も自粛していました。

最近「必要経費と考えていいんじゃないか」と思いつき、
その都合の良い考えにのっとって「欲しければ買う」になってしまい、
先日など文庫本をいっぺんに3冊もレジに持って行き、
「どうだ!」って顔をしましたが、
わたしの横でも文庫本を3冊買っていた人がいたので、
「なんだ…ふつーのことなんだ」と知りました。

キッチンのくたびれた2ドア式冷蔵庫を見ると
「そんなに贅沢してないよね」と思えて、ほっとします。
あと数年はもってほしいです。

板式テレビはブルーレイが見られます。
初めて借りてみました。←さらなる贅沢。

最近ハリウッド映画で興味をそそられるものが無かったけれど、
ツタヤでふと手にとった作品がすごく面白くて、驚きました。

ツーリスト

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2011年8月14日 (日)

ケッタイな光景

わたしは煙草を吸いません。
生まれてから一度も、口にくわえたことすらありません。

ですのに、
登場人物がたばこを吸うシーンをたびたび書きます。

おそらく、未知なるものへの憧れや畏怖から書くのです。
今後もきっと書くので、今後も未知なるものでなければならず、
おそらく一生口にくわえることはないでしょう。

煙草と言えば、

近所の中学の正門の前で、男性が煙草を吸う姿をよく目撃します。
灰皿代わりの空き缶を手に、門の前で吸い続けます。

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2011年8月13日 (土)

かもめがいい

暑いので、毎日のように外出しています。

上の一文、一見矛盾のようですが、

エアコンが死んだ。

と言えば、ご理解いただけると思います。

昨日、試写で『カメリア』見ました。

2時間23分。長いですが、3つのショートストーリーからなるオムニバス。

釜山を舞台に、タイ、日本、韓国の創り手それぞれが描くラブファンタジーです。
日本は行定監督が撮っています。

行定監督は『GO』や『世界の中心で、愛を叫ぶ』が有名ですし、
どちらも記憶に残るぐいっと個性的な映画でした。
大作『北の零年』は、「吉永小百合が馬に乗ってる!」とか、
「雪と吉永さんって似合う!」とか、シーンに気をとられ、
ストーリーをつかみきれず、どんな映画だったかはっきり思い出せない。
日本版『風と共に去りぬ』っぽく感じましたが、
スカーレットは性格がゆがんでいて、そのゆがみにストーリーがからみつき、
印象深い映画です。
『北の零年』の吉永さんはまっすぐないい人でした。
それにしても、雪が似合うなぁ…。まぶしい女性です。
行定監督の『今度は愛妻家』は前半の仕掛けが好きなんだけど、後半の舞台っぽい演出が苦手で、
でもこの後半が好き、と評価する人も多いです。

今回のオムニバス映画『カメリア』の中の行定監督の『かもめ』、
3作の中でダントツ光っています。
今まで見た行定監督作品の中でも、ぶっちぎりに好き。

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2011年8月12日 (金)

匂い

白い粉を持ち歩いています。

小さなポリ袋に入れて持ち歩いていたのですが
あるときふと心配になりました。
「サツにつかまったらややこしいのではないか」

「なんだこれは!」と問いただされ、
デカワンコによると、かつどんもとってくれないらしいし、
お茶一杯で、何時間も、成分解析結果が出るまで、
それがジョンソンのベビーパウダーとわかるまで、
留置されるに違いない。

そう気付いてからは、ポリ袋はやめて
ピルケースに入れて、持ち運んでいます。
あやしさは変わらない?

ベビーパウダーの匂いが好きなんです。
お風呂上がりにパタパタ、でかける前にパタパタ、
出先でも首筋に付けたり、くんくん匂いをかいで、
リラックスします。

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子どもの頃の、なんの不安も無く大人に身をまかせ、
笑ったり泣いたりしていた頃を思い出します。

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2011年8月11日 (木)

3時間大名

半年ぶりに美容院に行きました。

美容院に行くと、大名になれます。
わたしごときの髪に、
洗う人、乾かす人、切る人、巻く人、たらす人、再び洗うし、たらすし、
あっためたり、流したり、そりゃあもう、いたれりつくせりです。
気を使う係(寒くないですか、喉かわきませんかと声かけ)、
笑顔をくれる係、マッサージ係、誘導係とかもいます。
「スチームかけます」とか「定着させます」とか
何か複雑な作業もあって、切る、洗う、以外はよくわかりません。

3時間かかりました。
されるがままのこちらも、へとへとです。
もしこれで「染め」までやったら何時間かかるのでしょう?
「染め」は未知の世界。
いつかやるぞと楽しみにとってあります。

美容院ではファッション雑誌が読めますが、
わたしとはかけ離れたスタイルの美女が外国ブランドの服を身に付けていても、
面白いはずがありません。

いつも文庫本を持ってゆきます。
前回、乙一のちょっと怖い本を読んでいたら、乾かす係がファンで
話が盛り上がりました。

今回はこれ。

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最近ハマっている作家です。
明治〜昭和初期の日本文学が好きなわたしには
馴染みの文体で、読みやすい。

美容院は明るいので読書に最適です。
真剣に読んでいると、親切係がやってきて、
「よかったらどうぞ」と膝の上に四角いクッションを置いてくれました。

読書に最適な距離になるようにと、親切心です。
膝の上で開いている本が遠すぎる風に見えたんですね。

故あって、膝上なんです。
クッションを置いてもらったがために、字が読めなくなりました。
ええ、わたしの目は距離が命なんです。
今年から、そうなんです。
遠くは見えます。
うちからスカイツリーが見えますし、そこで働く人の
パンツの色もわかります(うそつけ)。

読めにゃい。

でもわたし。
その親切がうれしかったんです。
本と目の距離まで気にかけてくれるなんて、
なんて行き届いた、積極的な心遣いでしょう。

わたしは「よく見える。うれしいなぁ」というたたずまいで
読書を続けました。
実際には読めてないけど、らしいタイミングでページをめくります。

大名もいろいろ周囲に気を使ったんだろうか…
などと考えたりしました。


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2011年8月10日 (水)

一睡一夢

昨日は大学のクラスメイトと会いました。
年に一度、夏に会う仲間です。
恒例行事なので、みんなに会うと「夏が来た」って思います。

教育学部の国語国文学科で、みな教員免許持ってます。
わたしも持ってますが、世のため人のため、
教師はやったことがありません。
教育実習には行きました。
母校の高校で古典と現国を教えましたが、
「教師にはむいてない」と生徒に言われました。

大学のクラスは苗字のあいうえお順で編成されていました。
わたしは大山だから、あ〜おのクラスで
昨日会った友人も、うが2人、おが3人、あが仕事が抜けられず欠席。

みんな読書家です。
本の話や映画の話、見ているドラマの話で盛り上がりました。
ドラマは『それでも、生きてゆく』が好評でした。
視聴率がいまいちなのに、仲間が同じドラマを評価していることに、
どこかほっとする思いがありました。

1日みんなに会って、学生時代を思い出したからか、
夢に前の夫が出てきました。
一緒にバスに乗っている夢です。

夢と言えば、「見ない」という人もいますが
わたしが異常なのでしょうか、毎回見ます。
朝起きて、寝直すともう1本見ます。
夜中に目が覚めたら、寝直した回数、きちんと夢を見ます。
一睡一夢の法則です。

朝のうちに反すうすると記憶が定着しますが
反すうしなければ午後には忘れてしまいます。

夢って不思議で、微妙に現実とリンクしています。
創作中の物語に自分が登場する夢を見ることもあります。

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2011年8月 8日 (月)

水たまり

今朝、エアコンが壊れました。

ただそれだけのことなのに、

静かなるパニック。

わたしのパニック症状は、騒ぐタイプではなく
固まるタイプです。

Freeze

脳の動きがフリーズする。次にしゅーっと、空気が抜けてゆく。
そんな感じです。

エアコンが壊れただけで、しゅーだなんて、
自分の人間性の底を見ました。
水たまりより浅い底です。
避難所や仮設住宅にいる人たちの不便を思えば
エアコンのひとつやふたつ、なんぼのものでしょう。

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2011年8月 7日 (日)

過去からの電話

自宅の電話が鳴りました。

とると「ナンタラ化粧品でございます」と言うのです。
続けて「おくさまでいらっしゃいますね?」と聞いてきます。

「いえ」と言っちゃいました。

正直な気持ち、わたし、自分を「おくさま」だと思っていません。
難しい理屈ではないんです。
ただ「おくさま」って柄ではないんです。

以前は「おくさま」していました。ずいぶん昔のことです。
ちゃんと柄だったと思います。真面目にせっせとおくさましてました。
でもリストラされたんです。
不当解雇に近い扱いでしたが、やはり能力不足だったのです。
真面目だけでのりきれる職種ではないんです。

以後、おくさまをやったことはありません。
第一自宅の電話はわたし直通です。わたし以外は出ません。

夫は仕事部屋に別回線持っており、わたしの電話には出ません。
指紋もついておりません。
この電話につき名義はわたしだし、わたしが電話の主人です。

結局難しい理屈を述べちゃいましたが、おくさまって柄ではないので
「いえ」と言っちゃいました。すると

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2011年8月 6日 (土)

言わざるをえませんアレルギー

佐藤雅彦さんの『毎月新聞』という本の中で
「じゃないですか禁止令」というタイトルの文があります。

若い人が使う、たとえば
「わたしたち女って、イケメンが好きじゃないですか」

この言い方に反発を覚えた佐藤さんの「なぜ嫌か」が書かれています。
(著書の例文はイケメンではありません。わかりやすく変えました)

イケメンが好きという個人的嗜好を
「わたしたち女」という集団の理屈にカムフラージュするずるさと、
その事実を聞き手が「知ってて当然」とする、
「既成事実」と言いくるめてしまう技巧が嫌だ、というようなことが
書かれてありました(正確には著書を読んでください)。

つまり、責任を回避しているということですね。
「わたしイケメンが好き」と言い切ってしまうほうがいい。ってことです。

「じゃないですか」はわたしも違和感ありますが、
そこまで分析したことはありません。

「わたしって低血圧じゃないですか」と言われると
「初耳だけど」と思ったりします。
しますが、そんなに「嫌っ」ではないです。
無理くり「仲間意識」を押しつけようとする感じがして、
その心情にむしろケナゲな印象を持ちます。

人により、不快な言葉は違いますよね。
わたしはニュースキャスターが使う「…と言わざるをえません」が苦手です。

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2011年8月 5日 (金)

楽々省エネ?

本日寝坊してしまい、予定の試写会に行けませんでした。
起きて歩くと体が右へ右へ倒れてゆきます。
疲れ? 寝過ぎ?
引力を右だけ感じるんです。
出歩くとコケそうです。

おとなしく創作に励むことにします。

そういえば先日、おかしな二人を見かけました。
道ばたで。

あまりにおかしな二人なのでイラストにしてみなさんに
お見せしたいのですが、わたしのイラスト力では描写できず
プロのイラストレーター(夫)に発注しました(料金はスマイル1回)。

Bike

どうです?
バイクの人が自転車の人の動力源になっており、
自転車の人はこがずに楽々サイクリング。

これ、道路交通法の安全運転義務違反に当たるでしょうね。
でも、わたしは警察じゃないし、見てて楽しかったです。

この二人を見た翌日、女性二人が自転車の並走をしているのを
見かけましたが、片方が片方の腕をつかみ、
つかんでる人はこがずに楽々サイクリング。
こいでるほうがおかあさんで、楽々のほうが娘です。

最近、人力の省エネ、はやってるんですかね。

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2011年8月 4日 (木)

『パーマネント 野ばら』

パーマネント 野ばら』見ました。DVDです。

シングルマザーものです。
でもどり。こぶつき。
昨日の自分のようで、つい見てしまいました。

最初の40分くらいは、見るのが苦痛です。
下品な言葉が飛び交うし、愚か者ばっか出てくるし、
第一、主人公の「なおこ」が、マザーに見えない。

ぜんぜん、子育てしてない。
幼馴染みとぶらぶら散歩したり、
ボーイフレンドとデートしたり、
あまりにお気楽なシングルマザー生活。

シンジラレナイ。そんな絵空事。

腹立って、DVDを取り出そうとしたあたりから、
急に……なんとなく、見なくちゃいけないって気になって、
見てゆくと…衝撃の真実が……。

ほんとに絵空事だったんだ!

せつないダークファンタジーです。

このあとネタバレします。

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2011年8月 3日 (水)

ベンチと平和

いつも利用するバス停に行くと、
ベンチが割れています。

Bench

木のベンチです。
座るところがまっぷたつに割れています。
あらまぁ。

わたしはつぶやきました。

「誰かが腹いせに叩き割ったんならいいね」

すると横にいた夫はぎょっとしたようです。

「ベンチを叩き割るような人間が存在する世の中でいいわけ?」

いえ、そういうことではないんです。

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2011年8月 2日 (火)

赤毛とノンタン

わがやに編集者がやってきました。

真っ赤な髪をして、ポケットに手をつっこみ、
「ちは〜」と、
挨拶もそこそこに、部屋に上がって来ました。

あ、これは夢です。
実際わたしの編集担当の方は黒髪のジェントルマンです。

夢の続きですが、
真っ赤な髪の編集者は子どもくらいの背丈で、
大きな目できょろきょろと部屋を見回します。
あきらかにヤンキーです。

わたしはヤンキー編集者に言いました。

「わたし、赤毛のアンが好きなんです」

すると編集者はキレました。

「赤毛のアンなんてダメだ!」

自分も赤毛のくせに、どういうこと?
わたしはびびって言いました。

「あしながおじさんも好きです」

編集者はこめかみに青筋を立てて怒っています、

「作家になりたかっら、ノンタンを読め!」

ノンタン?

ええ、たしかに赤毛の編集者は「ノンタン」と言いました。

「ぼくは好きだ。ノンタンが。最高だ」

そのあと「トイレ貸してください」と言って編集者は消えました。

夢は以上です。

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2011年8月 1日 (月)

グリコーゲン効果

読売新聞には感謝しているんです。

読んだことはありません。

実家が読売新聞をとっていて(昔は朝日でした)、
父が販売店から図書カードをもらったらしく、
わたしにくれました。

1000円の図書カードです。やった!

さっそく本屋へ行き、文庫本を買いました。
900円(税込み)でした。

Book

最初の1ページを読んだだけでもう面白いので、682ページ全部面白いと思う。
読売新聞さんありがとうと言いたいです。

父から図書カードをもらい、本屋へ走るだなんて、
7歳の時とやってることが同じで、少し悲しい。

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