« だらんの効用 | トップページ | 追いかける女 »

2011年11月24日 (木)

3行ストーリー

散歩の途中で見つけました。

111124_

よそさまの生け垣から犬が顔を出しています。
つぶらな瞳でじっと一方向を見ています。

このうちの男子中学生・太郎くんが帰宅する時間なのです。
大好きな大好きな太郎くんを待っているポチ。
一緒に遊んでくれる無二の親友です。

上の3行は全くのフィクションです。

ウディ・アレンを好きですか?
名監督として映画界で一目置かれています。

わたし、この監督の作品はちょっとだけ苦手です。
見ていると、疲れるんです。
ダメとは思わないし、強い個性を感じるけど
見せ方やセリフがクドく感じられ、わたしの感情とソリが合いません。

なのに『人生万歳!』を借りてしまい、
見てしまい、楽しんでしまいました。

冒頭のセリフがいいんです。
「こんな映画観たって疲れるだけだ」とか言うんですよ。
主人公が堂々、視聴者に向かって。

「疲れる」というわたしの心理を見抜かれ、ドキ!でした。
確信犯なんですね。やはり天才なのかな、ウディさん。

嫌なヤツなのにとってもキュートなじいさんが出てきます。
ほかにも妙な人間がいっぱい登場。
なのにこの映画には「まっとうさ」があり、
突飛なエピソードも健全さの表れだったりします。

ダサい邦題だけど、観た後、「人生万歳!」って思えます。

よく、「シナリオを3行ストーリーにしてごらん」と言われます。
みどころ、設定を3行で表して、面白くないとダメ。
それが通説です。
でもウディの『人生万歳!』なんて(以下ネタバレ注意)、

飛び降り自殺を失敗して足を引きずっているへんくつなじいさんが
若い女の子と出会って幸運にも再婚したが、やがて女の子に去られて
再び飛び降り自殺をしたら、美女にぶつかって新たな恋人を得る。

という、なんだかな〜な話です。
「面白い作品は3行ストーリーで面白さがわかる」は正論ですが
「面白すぎる作品は3行では言い表せない」が実情ではないかと思います。


« だらんの効用 | トップページ | 追いかける女 »

シネマdeぶんぶん」カテゴリの記事

コメント

私はウディ・アレンが大好きです。理由ははっきり言えませんが
もう、彼がでてくるだけで丸印になってしまう感じです。
『マンハッタン』という映画で、ああ、もうこの人のことは
キライになれないと決まってしまった感じです。
『人生万歳』飛行機で見れたので、ラッキー♬って思って(ファンじゃないのか)
観ました。
ストーリーというより、彼がそこにたたずんでいるだけで、
わびしく可愛く切ない。実際に友達にはなれないかもですが(笑)。

なみなみさま
ウディ好きですか!
こんど『マンハッタン』観てみます。
『人生万歳!』の主人公のへんくつじじいは
わたしはかなりタイプで、夫とか恋人にしたいと思いました。
たたずまいサイコーです!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562780/53323088

この記事へのトラックバック一覧です: 3行ストーリー:

« だらんの効用 | トップページ | 追いかける女 »