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2011年11月 6日 (日)

くりかえし見る映画

体の芯から疲れてしまいました。
神経へろへろです。
そういうときはこれを見ます。

『ALWAYS 三丁目の夕日』と『ALWAYS続 三丁目の夕日』

好きな映画です。
泣きながら見て、元気になれる。精神の栄養剤的映画です。

エンターテイメントとして優れているだけでなく、
こまやかな感性がすばらしい。

日本に三種の神器(冷蔵庫、テレビ、洗濯機)が出回る頃、
冷蔵庫にはしゃぐ家族の横で、氷屋さんが立ち止まり、ふと寂しそうな顔をする。
ここを描く精神が好きです。
創り手を信じて身を委ねていい。そう思えます。

こういったディテールがこの映画にたくさん散りばめられ、
物語に奥行きを持たせています。
氷屋さんはピエール瀧さん。

映像を見るとシナリオが頭に浮かびます。
結構、カットが短いです。
肝心な部分をとばし、前後を見せることで、見る人に何があったかを想像させます。
その手法が多用されており、セリフと時間を省略し、
長く見せるシーンはたっぷりと見せます。
長い映画なのにあっという間に終わってしまうのは
倍くらいの要素が入っているからでしょう。

来年新作が公開されます。

楽しみだなぁ。
ぜったい映画館で見ようっと。

良品を見ると、「自分なんか必要無いかな?」って思ったりもしますが
やはり良品はいいです。見るものです。
「いいものがきちんと評価される」って、目標になるし
やりがいを感じます。

きっとわたしにしか書けない世界もあるでしょう。

さらさらと透き通った、美しい話を書きたいです。

美しい話を書くには、

書き手自身がやさしさを持たねばならないし、

柔軟さ、しなやかさ、まじめさが必要です。

まじめだと頑固になります。柔軟さとのあんばいが難しい。

周防監督は「できないことは個性」って言ってました。
わたしはその言葉を仕事部屋の壁に貼っています。

そのほか、

「型は無い。気の済むようにやって、ダメだったらあきらめる」
「正論はひとの心を動かさない」

などなど、肝に命じたい言葉を貼っています。

これらの言葉は解釈でいかようにも変わります。
そのときどきの「難関」に合わせて、
今なにをすべきか? と自分に問いながら
作品に向かっています。

今なにをすべきか?

それが日々の課題です。


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コメント

『ALWAYS 三丁目の夕日』、自分も好きです。
で、予告編を観たんですけど、
だんだん自分が生まれた時代に近付いてきましたが(まだ生まれてない)、
ふと、寂しくなっちゃったんですよね。
何故だろう?って考えてみたんだけど…、
この先、日本が辿る道(待ち受ける困難)を知っちゃってるからかな?
ああ、夢の終わりが近付いているんだな、みたいな。

それはそうと予告編、ちょっと見せ過ぎちゃうかなあ。
ほとんどストーリーわかっちゃった(笑)

美しい話。
好きでやってるんですけど、葛藤ですよね、執筆って。
命、削ってるな、って思う作品に、しばしば出会います。
石田衣良さんみたいに、さらららら〜って書いている(ように見える)人もいますが(笑)

どなたかさま
予告、わたしは見ていません。
最近の予告って、ほぼダイジェストなので、見るの怖くて。
でもあの映画だと、わかっていても楽しめますよね。
寂しくなる、っていうのはわかるような気がします。
あの映画は夢のようですからね。
日本橋の上の首都高をCGで消した功績は大きいです。

創作は命削ります。実感です。
長生きすることが生きる意味ではなくて、
何かをするために使っていい命を与えられているような気がするので
わたしは惜しげもなく使っています。

石田さんはテレビに出る時間、もったいなくないのかしら?

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