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2012年2月 9日 (木)

たんていか

本日お天気が良く、ぽかぽかです。
創作にひといきいれ、散歩がてら本屋さんに行きました。
行く途中でかわいらしい看板を見つけました。

Cat_kanban

本屋さんでは何を手に取ることもなく、
ぶらぶらと表紙や背表紙を見て歩きました。

本屋をひやかす。偵察を兼ねています(探偵か)。
もうすぐわたしの本も発売されます。
いつかこの本屋さんに置かれる日がくるのだろうか…と、
夢見ながらぐるぐる歩いているわけです。
畑を背にして立っているローカルな本屋さん。
手塚治虫が最後に過ごした家の至近距離にあるということで、
手塚さんにちなんだ本が多めに置かれています。

わたしがたびたびひやかす本屋ということで、
わたしの本がたくさん置いてもらえる…というほど
世の中は甘くはないだろうなぁ。

話は変わります。

去年、日本をわくわくさせた小惑星探知機、はやぶさ。
わたしは当初NHKのドキュメンタリー番組で見てすごいなぁと思いましたが、
映画やドラマが複数作られたみたいです。

今週11日公開の東映映画を先日試写会で観ました。

はやぶさ 遥かなる帰還

見る前は、楽しめるかどうか不安でした。
だって、はやぶさとか、南極のタロジロとか、
そういう実話系は、なんせみんなが「結末」を知っています。

「帰って来られるか」とハラハラシーンを作っても
「タロとジロは生きてたけどほかは死んじゃった」とわかっているし、
「はやぶさは帰ってくる」と知っています。

しかも、はやぶさは記憶に新しい。
それをどう見せてくれるんだろう?

杞憂でした。
はやぶさが帰ってくる瞬間、泣けました。
人間ドラマがしっかりとあり、その間に壮大な宇宙のロマンが挿入されて
固いんだけど広がりがあり、あまり見たことがない映画です。

脚本が良いのだと思います。
わたしが好きな「感情をうちに秘める系」です。
抑制がきいた人物描写、テンポの良い場面転換、抑えたセリフ、
そして大事なのは、多面的なものの見方。

よくある「チーム一丸となって」ではなく、
はやぶさへの関わりかたは個々にあって、
方向性もバラバラで、熱意の強さもバラバラ、いがみあいもあって、

それでも、
それでも、

「はやぶさは帰ってきた」んです。

脚本とはやぶさはエラい。

これでもかこれでもかな豪華キャストですが
それぞれにドラマがあって、きちんと整理されていました。

『猫弁』の百瀬弁護士を演じてくださる吉岡さんは
この映画ではイオンエンジンのメーカー側の人間として登場します。
役によって全く別人に見える。すごい役者さんです。

『カゲロウの羽』に出てくださった石橋蓮司さんも
この映画に登場、それはもう「石橋さん!」でした。
先日は『デス・ノート』で血を吐いてらした。
『カゲロウの羽』はこの週末、編集途中の試写を見ます。

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コメント

『はやぶさ』企画は通りやすかったのかな?スポンサーが付きやすかったのかな?
いえ、そんなあまのじゃくなことではなく、今の日本が自信を取り戻せる、偉大な業績ですよね。
「感情をうちに秘める脚本」良いですね!

直子様
感情むきだしは苦手です。
しっかりした脚本はセリフが嘘をついたり
無言の向こうに心が見えたりします。

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