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2012年3月25日 (日)

切ります。

『カゲロウの羽』オンエアされました。

事前にブルーレイをいただいたので、見ていたのですが
リアルタイムで放送を見ると、また違った印象で、ゾクッとしました。

それまであまり気にしていなかった「名前が出る実感」がありました。

あれ?
名前出てるよ?
あんたなにやってんの?

って、

十年前のわたしがきょとんとしていました。

ケーキのシーン、凧揚げのシーン、手をつなぐシーン、
カメラどぼんのシーン、みーんな好き。
そもそも自然がすばらしい。

見終わってすぐに電話しました。
美容院の予約です。
映像化するまで切らないと誓い、ロングヘア歴7年。
ばっさりいこうと思います。

実家の母が大興奮で「良かったよ」と電話をくれました。

「でもね、おとうさんは途中で寝ちゃったんだよ」

え? 寝ますか…。ま、生きてるならいいや。


おととい締め切りの仕事がありました。
休む間もなく宿題にとりかかっていたのですが
さすがにちょっと疲れが出て、少し休みたいと思いました。

昨夜は高校のクラス会があったので、顔を出しました。
心休まる仲間です。

「大山!もっとちっこくなかった?」と言われました。

はい。
わたしは大学時代も背が伸び続けていました。
成長が遅いんですね、きっと。

今も背は低い方ですが
高校時代はもっとちっちゃかったです。

この歳になると、みんなあっちこっちにガタがきて、
「わし、癌」「わし、白血病」「わし、結核」などよりどりみどり。

「生きてるうちに写真撮ろうぜ」とみんなで記念撮影しました。

1日1日がだいじです。

わたしは書きたいテーマ、モチーフがいくつもあり、
目算では、120歳まで生きないと書ききれない。
そのためには、たまにはしっかり休んで、しっかり生き延び、
ひとつでも多く未来に作品を残したいと思っています。

編集担当の鍛治さんに言われました。
「名作を目指しましょう」と。

うれしい。わたしも同じ気持ちです。
十年後、三十年後のひとたちに手にとってもらえるように。
けして古びることのない、あたたかい作品を
魂こめて書いて行きたいです。

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ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

拝見しました。とても面白かったです。
NHKの『○○発地域ドラマ』シリーズの中でも、
完成度の高い作品になっていたと思います。
ヒロインが橋を渡れるようになるまでの運びや
小道具(ピンクの和紙等)の使い方などに、
大山先生の発想の深さを垣間見させていただきました。
猫弁のオンエアも、ますます楽しみになりました。

一点だけ。
ヒロインに振り向かせずに背中で挨拶させる、
という姿が複数回挿入されていましたが、
ヒロインの人物像に似合っていなかったと感じてしまいました。
ラストシーンで、小学生達との別れ際に振り向かせなかったのは、
ヒロインのどういう心情を表そうとなさったのでしょうか?
もしよろしければ設定の意図をお聞かせ下さい。

個人的には、ラストシーンは明朗快活な子供達の
「先生、おめでとう」という単純な一言だけで良かった気がします。
で、ヒロインも橋の上で毅然として振り返り、満面の笑みを返す……
その方が私好みの〆だったと思えました。
(軽佻浮薄な素人の戯言と読み流して下さい^^;)

カゲロウの羽、拝見しました。愛媛県人ですが、高知県境に住んでおりましたので、方言も沈下橋も懐かしく、仁淀ブルーの美しさ、自然の素晴らしさを生かされたシナリオ感動いたしました。録画しましたので又じっくりと見させて頂きます。淳子さんのお名前を知ったのは、私、吉岡秀隆さんの大ファンでして、猫弁完全版、文庫本をよませていただいたからです。百瀬太郎大好きです。淳子さんも吉岡さんのファンだとわかって、淳子さんも大好きで〜す。続編も絶対絶対ドラマ化されますよう祈っております。購入した2冊は読み終わって大切にしまって、図書館に予約しましたが、予約者が多くてまだ借りられないのがなんだか嬉しい私です。お疲れのご様子、お身体ご自愛下さいませ。

120歳ですか!
全部読みたいので、自分も長生きしなければ!

まもるさま
ご視聴ありがとうございます。
地域発の制約の中で、精一杯書きました。
ラストシーンの背中にはわたしなりのこだわりがあり
「涙をこらえ、振り返らずに」というト書きを忠実に監督が演出してくださいました。
小夜子は仁淀に育ち、出たことがありません。
門出ではありますが、老いた父や、28人の子ども達を置き、
ひとり旅立つことに、後ろ髪をひかれる思いがあります。
振り返ったら、泣きながら駆け戻ってしまいそうなので、
ああいうシーンを描きました。
小夜子がいつも背中を見せているのは、本心(顔)を隠しているからです。
シナリオに正解はありません。
これはわたしの意図であり、作家の数だけシーンのありようがあると思います。
まもるさまが思い描く小夜子像も、小夜子だと思います。

武子さま
カゲロウの羽、見てくださってありがとうございます。
高知は今回のお仕事で初めて行きましたが、自然が美しいので、
その自然も大切な登場人物という気持ちで、書きました。
吉岡さんのファンでしたら、きっとドラマを見る目も肥えてらっしゃいますね。
ドラマ猫弁は、まだ完成映像を見ていないのですが、妙に自信あります。
楽しんでいただけること、間違い無しです!

1868さま
長生き、よろしくお願いしますね。


不躾な問いに対し、丁寧な回答をいただいて有難うございました。
そのご解説を基に、再度、録画を見直して、ヒロインの人物像に
改めて説得力を感じました。

良いシナリオは、
画面に現わされた表面的な絵の奥にある作り手の真意を越えて、
観る人毎に幾通りものドラマを想像させるものだと思います。
素敵な作品だからこそ、私の中でもう一つのヒロインの心情を
作り出してくれたのだと思います。

これからも、後進の素人作家のinspirationを刺激する
良質の作品を創って下さい。

まもるさま
こちらこそ丁寧に見ていただいて。ありがとうございます。
本も映像も、受け手(読者と視聴者)によって、物語がさらに構築されますよね。
受け手の人生とリンクして、ふくらむのだと思います。
受け取りかたを限定しない。そんな作品を書いて行きたいです。

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