« ラジオ『猫弁』とギリシャのゆくえ | トップページ | どっちのあーるか。それが問題だ。 »

2012年5月13日 (日)

ミスター猫弁

昨日、ラジオドラマのことを書いていて、ふと思い出しました。
テレビの『猫弁』の撮影現場に2回、見学に行ったことを。

緑山スタジオです。

現場は戦場だ。
と、
素人考えで、思っています。

役者さんは集中してるでしょうから、顔を合わせないよう、影から覗こうと思い、
「そっとそっと猫のごとく」を心がけました。
スタジオは巨大な倉庫のようで、その一部にセットが組まれています。
離れた場所から覗いたり、別室でモニターを見ることができます。

見学初回は1月30日。
まだドラマの存在が告知されていませんでした。
わたしが初めて目撃した「猫弁」です。

Neko_2

衝撃でした!
歴史に残るキャラクターだと思いました。
たたずまいが、浮き出ているんです。
後ろ姿ですが、それは吉岡さんでも、百瀬さんでもなく、
「ミスター猫弁」でした。
お背中に半紙を貼りたいくらいでした。

2度目に見学したのは2月14日。クランクアップ(撮影終了)の日です。
この日は重要なシーンが続くと聞いていたので、
邪魔にならないよう、役者さんと会わないルートをお願いし、
案内してもらいましたが、いきなり出入り口でバッタリ会いました。

Neko_1

こちらは「百瀬さん」でした。
この衣装がどのシーンか、書いたわたしにもわかりませんでした。
ドラマを見てわかりました。
秦野先生からの電話を受けるシーンだったんですね。

この日は深夜までの撮影スケジュールでしたが
わたしは大家さんとのシーン(名シーンですね)だけモニターで確認、
すぐに帰りました。

2月末締め切りの『猫弁と透明人間』(初稿)で
自分のスケジュールもいっぱいいっぱいな状況でした。

『猫弁と透明人間』は6月14日に発売予定ですが、
現在まだ細かい直しを入れています。
さらに、第三弾の構想にもとりかかっているという…

できるの?

今まで「書けませんでした」という経験はないのですが
いつも「できるかな」からスタートします。

不安からスタートして途中ですっかりその気になって、最後いい気になっている。
これがいつもの創作の流れです。

出来はハタから見ればまちまちなのかもしれませんが、
わたし自身は書き終わったとき、「今までで最高」と思ってるんです。
いつもです。←のうてんき。

登場人物全員、好きで好きでしかたないから、
大好きな人たちと過ごせたことに、大感謝、大満足なんですよ。
書き終わったとき、自分のことも好きになります。
不器用で、失敗ばかりの人間だけど、この世界は構築できたじゃない!って
誉めてあげたくなります。
ちいさな架空の世界なんですけどね。

毎度思います。
これ以上のものは、一生書けない!って。

書き終えたあとは、アドバイスを参考に直します。
自分では気付かなかったほころびに気付き、さらにどんどん良くなって、
「これは傑作だ。ノーベル賞だ!」と思えるくらいで発売日を迎える。
いい気なものです。

ちなみにノーベル賞は文学賞じゃなくて平和賞です。

« ラジオ『猫弁』とギリシャのゆくえ | トップページ | どっちのあーるか。それが問題だ。 »

ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

 大山さん  現場の、緊張がつたわりました。 有難うございます。どうぞ、応援団が、旗を、振っております、
 見えないけれど~~透明人間に、なりましたから。 笑
 今の時代 こんな楽しいドラマが生まれたことが、たくさんの、人が、喜んだ猫弁、続はハードルが、高いでしょうが、
 がんばってほしいです。 大山さんが、明るく、楽しい人柄なので、嬉しいです。ここに来るのがとても、楽しみになり
 ました。 おいしいヨーグルト で、力を、つけて~~

秦野先生のシーンの『モンテクリスト伯』(岩波文庫)を先日、図書館で発見してしまい全巻(7巻)衝動借りしました。
(「買い」でないことがミソですね。)ようやく、ドラマに出てくる5巻に到達しましたが、最初のチャプター名に、おおっ!となってしまいました。でも、読破までの道はまだまだ長いです・・・。
 火曜日のラジオドラマ、楽しみにしています。ラジオは、ひとり暮らししていたときよく聴きました。なんだか懐かしいです。そういえば、百瀬さんも聴いていましたね。

ミスター猫弁と百瀬さんのイラスト、可愛くて、素敵です。
「この世界見渡してもバックショットが似合うナンバーワン」とDrコト−の中江監督に言わしめた吉岡さんです。淳子さんはその後ろ姿にミスター猫弁を感じとられたのですね。凄いです。そして自分で自分を誉められるっていいですよね。羨ましいです。そんな才能あふれる淳子さんの作品に出会えることができて、とても幸せです。ヒーローを生み出す淳子さんにはノーベル平和賞も夢ではありませんscissors

ヒロミさま
透明応援団!心強いです。
できるかぎりのことをやってみます。
ただ続けるのではなく、より良いものを、最高のものを目指しています。
がんばりまっす。

おのださま
えっすごい。
5巻に達しましたか。
わたしは手に触れたこともないんです。
お恥ずかしいことに、モンテさんのことを去年知って、
それも7巻あると知って早々にあきらめました。
どうか代わりに読んで教えてください!

武子さま
バックショットが似合うNo.1ですか。
続を呼ぶ男とか、いろいろ逸話のある俳優さんなんですね。
撮影は真冬でしたから、ロケは寒いしスタジオも冷えてました。
俳優さんたちは男女ともタフで、驚きます。

JUNKOさま
 いや、読んで教えるだなんて・・・とんでもないことでございます。
これだけ長くなると、物語のはじめのあたりの記憶が残っていません。
目の前に流れているストーリーはそれなりに面白いし、なんとか理解していけているようですが。俯瞰で見ることがむずかしいです。しかし、それよりもなによりも、文字サイズ7.5ポイントとの格闘が・・・いろいろな意味で若いころに読んでおけばよかった本です。サンダルばきで、高尾山に登りはじめたようなかんじです。

おのださま
文字サイズ、昔の文庫本、めちゃくちゃ小さいですよね。
中学時代に読んだ『赤毛のアン』の文庫をたまに読み返すのですが、
文字が小さい上にびっしり詰まってて、驚きます。
昔は紙が高かったのでしょうか?
昔の人は目が良かったのでしょうか?

JUNKOさま
たびたび、すみません。
紙の節約など主にコスト面で、小さい字びっしりの文庫本が誕生したと、聞いたような・・・
今は、良質低価格な紙もできたので、各出版社でいろいろ工夫しながら10年単位くらいでじわじわ大きくしていっているようですね。岩波文庫も改版があると読みやすくしているようです。
 そういえば、ちょっと前、岩波文庫の『吾輩は猫である』を読み、いつになくフレンドリーだなあ、と思ったのですが、きっと字が大きくなっていたんですね。ためしに、昭和53年出版の講談社文庫『たのしいムーミン一家』を開いてみたら、かなり小さかったです。
 パソコンなんてなかったので、目もよかったのでしょうか・・・でも、三丁目の茶川さんみたいな眼鏡の人、わりといましたよねえ・・・

おのださま
やはり「紙」なんですね!
『吾輩…』は2年前に新潮文庫を買いましたが、やはりフレンドリーでした。
そうか…字のせいだったんですね。
中学生のころ、明治大正時代の作家(志賀直哉、井上靖、芥川、漱石etc)をひととおり読んでみましたが
漱石さんが一番とっつきにくくって、「夏目さんの文章は理屈っぽい」と言ったら
教師から「そもそも文学は理屈だ」と怒られました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562780/54699337

この記事へのトラックバック一覧です: ミスター猫弁:

« ラジオ『猫弁』とギリシャのゆくえ | トップページ | どっちのあーるか。それが問題だ。 »