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2012年5月29日 (火)

けっとばす系

たっぷり寝ているのに、朝起きると体が重いのです。
作業の山を超え、精神がゆるんでしまったのかな。
が、本日11時間寝たら、頭がすっきりしました。
8時間じゃ足らなかったんだ! 睡眠。
なんということでしょう?
人間は6時間寝ればじゅうぶん、と聞いたことがありますが
その倍必要だなんて。
ニンゲンジャナイ。
「猫」がウツったのかな。

『猫弁』再放送を見た母から電話がありました。
「感動したわ! すごくいいドラマじゃない」と興奮しています。

どのシーンがすばらしいか、いかに役者さんが良いか、
監督の腕がいいとかなんとか、素人なりに分析し、誉めまくりです。
「なんでこんな話を思いつくの」とついでにわたしのことも
誉めてくれます。

なんかおかしい。
再放送ですよ。

問いつめると、「1回目は緊張して1時間くらい頭に入ってこなかった」のだそうです。

受賞してから放送まで1年と2ヶ月。
待ちに待ちすぎて緊張したらしい。

日々シナリオと小説に向き合っていたわたしの1年と
ひたすら待っていた親の1年は長さが違うのでしょう。
高齢ですので「生きているうちに見たい」というあせりもあったのでしょう。
間に合いました。
まだしばらく生きるでしょう。
次も見られるはず。

その夜、ブックオフを覗きに行きました。
とんでもなくひさしぶりです。

わたしも作家になりました。
書店さんにお世話になる身です。
本は書店で、正規の値段で買うよう、心がけています。


なぜブックオフに行ったかというと、書店に置いてない本を眺めるためです。
古本屋さん。あるいは図書館。という意識です。
大きな辞書や、古そうな箱入り本を手に取って見るのは、過去と話すみたいで楽しい。

こんな本を見つけました。
外箱は和紙で、少々くたびれています。
中を見ると、字がみっしり詰まっています。

Wagahai

つい買ってしまいましたが、帰ってから確認すると、
文庫も単行本も新品は入手不可みたい。
買って正解。
定価2700円のものを550円で買いましたが、箱に守られていたおかげで中はひじょうに綺麗。
なにせ重さがうれしい。
長い時間楽しめそうです。

わたしは小学生の頃、本を「重さ」で選んでいました。

わがやには一ヵ月に一冊本を買ってもらえるというルールがあったので、
ならば一字でも多く、二段組みで、ページもいっぱいあるものをと選び、
結果、世界文学全集のたぐいになりました。

子どもの頃は、活字になっている物はみな面白く感じました。
物語は非日常で、夢の世界ですし、
科学や知識系の本も、好奇心を満たしてくれます。
教科書でさえ面白く、もらってすぐに全部読んでしまい、
授業は聞いていませんでした。やな子どもです。
学校に教科書を持って行かず、よく正座をさせられました。

ブックオフの中を時間をかけてぐるぐる歩いていたら、
本はどっさりある、作家もどっさりいる、物語はすでに無限にある、
そう思い、めまいがしそうになりました。

文庫の棚に『猫弁』もありました。
350円のシールが貼ってありました。

さて、長い時間かけてちびちび読もうと思ったのに
「『吾輩は猫である』殺人事件」、痛快です。
作者がどこかで書いてらしたけど、SFだって。
帯には純文学って書いてあるけど、純文学SF?
こういう、ジャンルを蹴っ飛ばす系、大好きです。

そもそも、ジャンルってよくわからない。
さかいめってあるのかしら。


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ホン de ぶんぶん」カテゴリの記事

コメント

本のジャンルなんて自分で決めて良いのでは〜だから純文学だろうが〜文学だろうかは自分が言い張れば良いのです!
( ´艸`)プププ本を見た人たちが〜決めても良いと思うが?ル-ルなんて無いんだろうと?

長男は本好きです。本を手に取り、背表紙が手に当たる感触を楽しみ、
そのまま上下に少し揺らして重さを確かめ、ゆっくり閉じて
表紙を眺めて、『あ〜いい本だ〜』と
小学5年生の頃に言っていたので、ちょっとびっくりしました。
そうやって読書を楽しむ方法もあるのかと。
私も読書好きですが、
本のそのような感触を楽しんだことが無かったのです。
次男はマンガ好きです(汗)
三男は、すべてを声に出して読むのが好きです(苦笑)
どんな形でも本好きに育ってくれて感謝です。

こんにちは、--いい本見つけられましたね、 わたしも、よくのぞきます。 欲しかった本に、出会ったとき、読みはずした、懐かしい本、 最近、ジャンバルジャン、コゼット、モンテクリフト伯爵、岩窟王、で、幼い頃、青春時代、壮年時代に、とうりすぎて、いった、ドクトルユーゴーの、名作を、いま、また、手にするわたしです。
DVDで、レ、ミセラブル みました、女性の、監督でした。 この名作の、すべてを、表現するには、8時間かかる~
と、話ながら、メガホンを、とる、姿が、特典にありました。
大山様が、手にした、手触りの、感触私も味わいたくなりました。  探してみます。   いい本に出会った時の、
嬉しさ~  手の重みが、書き手の、思いに、繋がる、絆が、伝わるんですよね。
私みたいな、名もない、者が、こうして、コメントを、書けるなんて、おこがましいです。どうぞこれからのご活躍を、
こころから、いのります。  6月の、店頭に、並ぶ 続 猫弁が、どんなに楽しみなことか、ありがとうございます。

michiさま
そうですよね。
本は、読んでいる間は一対一ですから、
自分と本。それだけですよね。
ルールなんてありませんね。

ぺこさま
男の子三人っていいですねぇ。
それぞれの本との対峙のしかた、親からすると興味深いですよね。
わたしは子どもの頃マンガをいっぱい読みましたし描いたりもしました。
母は「本は字が小さすぎて目に悪いから、マンガを読みなさい」と言ってました。
遠い記憶にわたなべまさこの「ガラスの城」とかあります。

ヒロミさま
ブックオフって、そうそう、DVDの掘り出し物もありますよね。
わたしが買ったこの本は、重さがなつかしいし、内容が思いがけないほど楽しい。
漱石を模倣しているので、古い文体で、そこもいいんです。
わたしは教養があやしいので、わからない熟語も多々あります。
そこも含めて楽しい本です。機会があったら手に取ってみてくださいね。
このブログは猫のひたいのような庭です。わたしのつたない、いいかげんな庭を
ヒロミさんや立ち寄ってくださる方々のコメントで飾っていただいている。そう思っています。
どうか気軽に遊びにきてください。コメント、楽しみにしています。

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