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2012年6月

2012年6月29日 (金)

回帰現象

本日は満を持して、お寿司やさんに行きました。

そのお店は2年ほど前にうちの近くにできました。
足を踏み入れる勇気がなく、なんどか外から覗いたものの、
夫婦でためらいがありました。

新しいお店はとても勇気がいるんです。
新しいシステムにどう対応したらよいか、わかりません。

そこはお寿司が回転します。
ただ座っていればあれこれしてもらえるのではなく、
こちらが能動的に働きかけねばなりません。
そこが緊張の根源です。

回転するお寿司やさんは、ここ何年も行ってません。
誤解のないよう申し上げますと、回転しないお寿司やさんは
ここ何十年も行ってません。

回転寿司は日々是進化。
わたしの知っている旧システムでは対応できないような気がします。

しかし昨夜、急に「満が持した気がする」と思ったわたしは
「明日は回転寿司に行く」と夫に宣言し、今日はその計画から逃げることなく
実行しました。

お店に入りました。
席を探すと、「お客様!」さっそく注意されました。

能動的すぎたようです。
お店の人に案内された場所へ行かねばならないシステムのようです。

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2012年6月28日 (木)

なかよし

本日、近所のひととバス停で一緒になって少しお話しました。
お名前は知りませんが、近所なのでお顔は知っているんです。
ジャスト・顔見知り。

「ご夫婦、仲がいいですね」と言われました。
本日はひとりだったのですが、
夫婦で歩いているのをよく見かけるらしい。

「家で仕事してるので、日々の買い物は一緒に出るんですよ。
そんなに仲がいいわけではないんです」

と言ってしまい、すぐに

「もちろん、仲は悪く無いですよ」

と付け加えました。変な発言になっちゃった。
「仲がいい」で良かったんですけど、実感がなくて。

ずーっと一緒ではないんです。
外出中のほうがむしろ会話します。
在宅中は食事以外は別の部屋で仕事しています。
相手がいるのを忘れるくらい、別々です。

用件を伝えるときは夫の仕事部屋へ行きますが
行くのがめんどくさいときは、電話しちゃいます。
携帯じゃなくて、固定電話。
うちは夫婦で別回線持ってます。
こう書くと、すごく広い家みたいですが、
そう思っていただいて何の損もありませんから
誤解は解かないでおきます。

以前、夫を仕事部屋から呼び出したいときにワン切り電話をかけたら、
娘に注意されました。失礼だと。
おっしゃるとおりです。
それはやめました。
「大声」に変えました。
「壁を叩く」もたまにやります。
これで部屋のサイズは伝わりましたでしょうか。

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2012年6月25日 (月)

なれのチカラ

先週はシナリオ仲間に会ったり、中学時代の部活仲間に会ったり、
楽しいひとときを過ごさせてもらったんですが、
会う人会う人「JUNKO、忙しいんじゃないの」と心配してくれます。

ジブン、忙しいのだろうか?

よくわからず、もにゃもにゃ答えていたのですが、
昨日は出かける用事がなかったので、朝から創作していたら
ぜんぜん終わらなくって、今も書いてるのですが、
ひょっとしたら忙しいのかもしれないと気付き始めました。

今後のスケジュールをよくよく見ていると、
少し危機感をもつべきかもしれないと感じました。

さて先日、知人にサインを頼まれて書きました。
最近は書き慣れてきて、ちゅうちょはありません。
しかしわたしの筆跡を見て相手が「え?」と驚いています。
「サインの練習、してないんですか?」

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2012年6月23日 (土)

『猫弁〜死体の身代金〜』を見逃した方に

『猫弁〜死体の身代金〜』、有料チャンネルで見られます。

放送日(6/24、7/1、7/22)など詳細はこちらで。

大福さんの舌打ちがキュート。

2012年6月22日 (金)

のっけてます

ごめんなさいがひとつあります。
20日のはなまるカフェで猫弁の映像が流れると書きましたが流れませんでした!
「猫弁を紹介する」という連絡だったので、映像が流れると思い込んでしまいましたが
間違いでした。気にかけて見てくださった方、ごめんなさい。
以後、告知は慎重にいたします。

杏さん、頭が良くてかわいくてスタイル良くて心も澄んでいる。
天はナン物を与えれば気が済むんだろう的に満点女性ですね。

話は急に所帯染みますが、うちは夫婦で家事を分担しています。

わたし…料理、洗濯、おしゃべり担当
 夫 …皿洗い、掃除、ゴミ出し、珈琲担当

自然とできた分担です。
以前は珈琲をわたしがいれていたのですが、
ある日夫がいれたら最高においしくて、珈琲担当に昇格。

ひょっとすると、
カレーも肉じゃがもシチューも炊き込みご飯も餃子も
夫のほうが上手かもしれませんが、そのことは試しません。

わたしは夫と結婚する前に花嫁修業を実施で11年やった過去があり
主婦業に誇りを持っていますし、仕切りたい。
夫もそのほうが都合がよいのでしょう、何も申しません。

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2012年6月20日 (水)

カントかぶれな日

本日は夫のお友達が訪ねてくださいました。
大学時代のお友達です。ご学友。

夫は交友関係ゼロに近く、打ち合わせ以外に外へ出ませんし、
いなもと(猫)を「ぼくのともだち」と言って、なでなでして暮らしています。

そんな夫の唯一(と言っていいくらい)の貴重なお友達ですから
遠慮なさるのをぜひうちにと上がっていただきました。

前日、部屋に散らかっているものを別室に放り込み、
人が歩けるスペースを作りました。

が、

当日、部屋のドアを閉めるのを忘れて、結局ぐちゃぐちゃがまるみえでした。
でも、スカイツリーと東京タワーを窓から見ていただいたので、
ぐちゃぐちゃは相殺され記憶に残らないと思います。もとい。願います。

せっかくいらしていただいたので
『猫弁と透明人間』をプレゼントしようと思ったら、
すでに読んでらっしゃいました。

すばらしい!
超うれしい!

あまりにうれしかったので、ずうずうしくも奥様の名前をお聞きし
本にサインし、強引にもらっていただきました。

わたしは午後打ち合わせがあり、出かけました。
電車の中で、ふと考えました。
もう読んだ本をプレゼントされてうれしいか?

ブルッと寒気がしました。
うーむ。

カントは言ってます。
「善意はその結果や成果のために良いものになるのではない。
 それ自体が良いものなのだ。 最善の努力をもってしても何も達成しない場合でも、
 善意はそれ自身が全(まった)き価値を持つものとして宝石のように光り輝く」

カントって、ときどき変なこと言うけど、
わたしこの言葉は好きなんです。美しい言葉だと思います。
だから、差し上げて良かったと思うことにします。

カントのこの言葉は、シナリオで成果が出ない時や、
小説に転向してコンクールに挑戦していた時、心の支えになりました。
善意とは違うけど、志を持って努力することは、結果にかかわらず
意味あることだと自分に言い聞かせ、ひたすら書き続けた日を思い出します。

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2012年6月19日 (火)

眠れない夢

眠れない、眠れない、という夢を見ました。

途中まで「今夜は眠れないなあ」と本気で思っていたのですが
それ自体が夢だと夢の中で気付きました。
夢はお人好しなのでしょう。わたしを騙しきれなかったんです。
しかし、眠れない夢は良質な睡眠ではないらしく、
今日は一日眠くて眠くて。創作がしんどい。

さて。
あしたの「はなまるカフェ」に杏さんがご出演なさるそうです。
『猫弁〜死体の身代金〜』の映像もちょっと流れるらしい。
映像が使用されるとき、作家に連絡がくるので、知りました。
杏さん、ドラマに映画に出版と、大活躍ですね。


本日、東京は午後から雨雨雨〜になってきました。
台風、悪さをしないとよいのですが。

『猫弁と透明人間』出版のお祝いに、
神戸のビーズ作家・幸さんからこんなかわいらしいプレゼントをいただきました。

テヌーです。

Tenu

猫弁のレギュラー猫、テヌーをビーズで作ってくださいました。
サビ猫の微妙な色合いが再現されています。

さっそく仕事用の筆入れに付けたのですが、
写真を撮ろうとして気付きました。
筆入れのぞうさんの目がとれかかっています。

Zou

眠気が去ったら直します。

2012年6月18日 (月)

アシュラ

本日は試写会に行きました。
東映のアニメ映画『アシュラ

『猫弁〜死体の身代金〜』で、百瀬の母の声を担当してくださった
林原めぐみさんが、すばらしい美声で登場します。
天使の声って感じです。

始めからかなり残酷なシーンがあるけど、
なんども胸があつくなり、涙が出ました。

この映画、どんな年齢層が見るんだろう。
小さい子は無理だと思うけど、Rはついてないみたい。
これから付くのかな。

アシュラのキャラがすごい。
村の子どもが「あいつすげえな」って言うんだけど
すげえなってわたしも思った。
怖いけど、抱きしめたくなるキャラです。

坊さんもすげえかったです。

わたしはアシュラにも坊さんにもなれない。
すげえかったです…。


2012年6月16日 (土)

『猫弁と透明人間』を読んでみました。

大きい透明、書店に置かれ始めたみたいですね。

友人から「見つけたよ」とか「読んだよ」とメールをもらったりします。
ありがたいことです。
わたしはまだ書店に並んでいるのを見ていません。

大きい透明を書き始めたのは去年の年末、
たしか大晦日あたりだったと思います。
年が明けて、ドラマの撮影が始まり、一作目の出版の準備や、
取材を受けたりしつつ、2月末に初稿を書き上げました。
書くにあたって、現役の弁護士さんやお医者さまにも相談し、助けていただきました。
最後の最後までしつこく悩みつつ、細かく直したのを覚えています。

わたしはシナリオと二足のわらじですし、
すでに別の創作に入っていて、
大きい透明の出版を実感ないまま迎えました。
達成感や区切りを感じるゆとりがなかったんです。

でもここにきて、
「見た」「読んだ」という声を少しずついただき、
ようやく実感わいてきました。

今日は創作の合間に休憩をとり、大きい透明を読み返してみました。

書きたいことは書けたと、今日やっと思えました。

あとは読むかたそれぞれの人生に重ね合わせて
いかようにも変化し、広がることを祈っています。

ひとりでも多くのひとに、届きますように。

2012年6月14日 (木)

いかの一夜干し

本日は郵便局でいろいろ発送し、帰りに本屋さんに立ち寄りました。

その本屋さんは、さいきんやっと小さい猫弁(文庫)が入ったところです。
大きい透明なんて、一生ここには置かれないかも。

女性ファッション誌の前で、ぼんやりと立っていました。
表紙はみ〜んな美女です。
美女に見とれていたら、背後から声が。

「うしろのドア、開けてくれ!」

見ると、表の入り口につなぎを着た男性が立っていて
あきらかに急いでおり、
あきらかに、わたしを見ています。

「うしろのドアだよ、はやく開けて!」

わたしは何もできず、阿呆のように立っていました。
すると書店員さんが走ってきます。

男性は、あっと小さく声を出し、わたしに謝るみたいな目配せをしました。
間違えたんですね。
クリーニングの配送業務の方のようです。
そこの本屋さん、クリーニング窓口もやっています。

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2012年6月13日 (水)

叙述トリック

昨日、打ち合わせに行くために自宅前のバス停に立っていたら
次に並んだ女性から話しかけられました。
「バス来ますか?」

わたしは即答します。「3分後に来ます」

今は便利になっていて、携帯電話でバスの運行状況がリアルにわかります。
時刻表はあてになりませんが、携帯で「あと何分で来る」と正しくわかるのです。
おかげさまで、バス待ちで20分なんてことはなくなりました。
バスが来る時間を見越して、バス停に立てばよいのです。

女性は「よかった」と笑顔で言い、そのあともずっと話し続けます。
「白内障でね、手術をして、病院行くのよ…先生はね、どこそこのなんたらかんたら」

年齢は65歳とみました。
大きなマスクで顔は見えません。
「病院はいやよね、だいっきらい。でもバスですぐだから助かるわ」
話は終わりません。

わたしは聞き手としてこの人に必要とされているのだと感じます。
少なくともこの3分間、わたしはたいへん役に立っているのです。
世の中の、とまではいきませんが、この人の役には立ってます。
ほこらしい気持ちで「へえ」とか「はあ」と、せっせと相槌を打ちました。

ところが女性は言いました。
「今日眼帯とれるから、そしたら見えるらしいわ」

え?
女性はマスクをしていますが、眼帯はしていませんよ。

「手術はどなたがしたんですか?」
「だんなよ」

ああ、そうなんだ。
主語を間違えて聞いていました。
だって主語抜きで話すんだもの!

主語を入れ替えて最初から話をなぞると、世界が変わって見えます。
こういうの、ミステリ界では叙述トリックというのでしょうか。

バスが来ました。
3分間、彼女の叙述トリックを楽しんだことになります。
携帯で運行状況がわからなければ、20分バス待ちをして
20分叙述トリックを楽しめたのかもしれません。
便利で何かを失ってるのかもしれません。

そもそも。
時間を調べることで、無駄をなくしている気になっていましたが
時間を調べることに、時間を費やしています。うーむ。

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2012年6月12日 (火)

大きい透明

見本本をいただきました。

Toumei

わたしが書いた通りに活字になっている。
ということに、まずは感動します。
 ↑
まだ小説家の自覚がないんですねぇ。

あたたかい表紙です。
わたしにとりありがたい表紙です。
ページをめくると、いろいろ、楽しめます。
わたしは書く方面で全力を出しましたが、
さらに様々な方の手(愛)によってできた逸品です。
本ってこんなに丁寧に作るんだ…
書いたわたしもビックリな過程を経てできてます。
最近本屋さんに行くと、それぞれの本から汗の匂いがしそうな気がします。
みんなみんながんばってる。
わたしもはじっこでがんばってる。

サイトもできました。

発売日は14日。
よろしくお願いします。

2012年6月11日 (月)

きねんび

本日は某局で打ち合わせがありました。

ああ、なるほど、そういえばそうだ、そうしましょう、ああ、まさにそのとおり、
あ、それは考えてなかった、そうかそうなんだ、なるほどそうしましょう…

の、ループ。

指摘がすべてそのとおり。
素直に自分がぼんくらだと思えました。

今まで「ぼんくらかな?」と疑ったことはありましたが
確信はありませんでした。
本日は悟った。

そこつものと悟ったから6月11日はぼんくら記念日。

すがすがしい。
ぼんくらなのにこんなにちゃんと(?)生きている自分を誉めてあげたいし
こんなわたしときちんと向き合い、お仕事なさっている方々のご苦労に感服し、
つき合ってくれる友人、そしてなによりも、夫に感謝したい。
365日わたしの夫であることは、才能です。

本日は作品がもっとよくなる確信が持て、実はとってもうれしかったデス。

さて話は変わります。
14日発売の小説「猫弁と透明人間」、そろそろ本腰を入れて
宣伝してゆきたいと思っています。

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2012年6月10日 (日)

あんぶれら

関東も梅雨入りしたみたいです。
傘をもらいました。『猫弁と透明人間』出版祝いに、娘から。

Kasa

渋谷ヒカリエというビルに初めて入ったのですが、
にちよーびということもあって、そりゃあもうすごい人出で、
大阪万博を思い出しました。
傘を選んで、買って帰る。
それがせいいっぱいで、ゆっくりフロアを見られませんでした。

さて、時々見る映画のひとつに『いつか読書する日』があります。
昨夜、見ました。
この映画はわたしの中で、ラブシーン一等賞。
見るたびに泣けてくる。
美しいと思う。←主観です。

主人公は50歳独身女性。牛乳配達とスーパーのレジのお仕事をし、
常に冷静で機嫌が良く、ひとり淡々と生きています。
すごく、立派です。

時々見る映画は他にもいくつかあって、『ピンポン』もそうです。
『ピンポン』を見ると「やったるでー!」と元気が出ます。
『いつか読書する日』を見るとやはり元気が出ます。
ふつふつとした元気です。

どんな日常にも生き甲斐は見つかる。
絶望などない。
ただもう、みんなみんな、ひたすら生きましょうと思えます。


2012年6月 9日 (土)

森繁さんと向田さん

今日は友人に誘われて『森繁久彌と向田邦子展』に行ってきました。

わたしは向田邦子さんのことはそんなに詳しくありません。
脚本家であり、小説も書いていたことは知っています。
森繁さんの抜擢で世に出たことは知りませんでした。
俳優と作家として強い信頼関係があったようです。

直木賞をとった向田さんが受賞の言葉を述べる姿と
森繁さんが祝辞をささげる姿の映像が会場で見られます。

そのほか、向田さんのインタビュー記事も掲示されていて、
「セリフにはやりことばは使いません」とありました。

会場には向田さんが着ていた服も展示されています。
そのうち、数枚に「勝負服」というプレートが。

勝負服ってはやりことばじゃないかしら。
向田さん、お空で腹立ててないかなぁ。
ちょっと心配です。


2012年6月 8日 (金)

ほんだらけ

最近、気軽に本を買ってしまいます。
これは書店を3軒探して見当たらず、アマゾンで申し込んだその日に
近所の書店で見つけてくやしい思いをした本。

Hon1

厚い本だから少しずつゆっくり読もうと思ったのに3時間で終わってしまった。
途中まで読むのがつらいのですが(読みにくいのではなくて、痛々しくて)、
ところどころに光(救い)があって、最後は世界が光に包まれる。

子どもの頃、『フランダースの犬』を読んだとき、
泣いてしまったんだけど、あたたかく幸せな気持ちになったんです。
その時の読後感と似ています。

悲しいけど、ハッピーエンド。
わたしは「よかったなぁ」と思いました。
一見特異に見えるけど、誰の魂にも起こりうる生きる歓びと出会えます。
読後は表紙の絵が違って見えます。

命の使い方って、ある程度自分の意志で決められるとわたしは思うんです。
生きること自体は苦しくて、制約がいっぱいあるけど、
そんな中でも自分の意志で選べることってあると思うんです。
選択肢の幅はひとにより違うけど、ちゃんとある。
そんな思いから、以前、『届けてレッドマン』というラジオドラマを書きました。
すすけた赤いポストが残された命をどう使ったかというお話です。
たぶん、わたしの中で、そのテーマは永遠です。

次は安部公房を読みます。
読んでる間は書けないし、やはり書くほうがずいぶんと楽しいので
この2冊を読んだらしばらく読書禁止デス。

Hon2

わたしの命の使い方は「書いて書いて」です。

2012年6月 6日 (水)

衣替え

小さい猫弁の8刷の見本が届きました。
重版すると、2冊ずつ見本をくださいます。

帯が衣替え。
おもてはDVDの告知、うしろは『猫弁と透明人間』の告知となっています。

デビュー作は「大きい猫弁」の一ヵ月後に「小さい猫弁」出版でしたが、
今回は「大きい透明」のみの出版となります。
文庫化は年内ありませんので、大きいほう、応援よろしくお願いします。

Neko9ma

Neko9mb

2012年6月 5日 (火)

ベロ氏

このところ、来し方行く末を思案しています。
自分のではなくて、登場人物のです。

わたしはいきなりぐいぐい書き始めるタイプなのですが
たまには計画を立ててみるべとやっています。
あまり使わぬ脳を使い、肩凝っちゃった。

頭のよりみちします。
猫の話をします。

日比谷公園に舌の長い猫がいます。
日比谷公園は東京の官庁街にある、都会のオアシス的存在です。

3年前に見かけた時は「舌、ながっ」と思ったのですが
今年は「舌、もっとながっ」と思いました。

Neko1

以前は「暑いしね、舌も出るよね」と思い、
そう不思議には思いませんでした。
今年見かけたとき、3年前の倍は舌が伸びていたため、
「歯がないのか、口内炎かもしれない」と思いました。

体はもともと野良らしい汚れ方をしております。
でも口からよだれはなく、足取りも堂々としています。
今年はツラがまえにみがきがかかり、がけっぷちを堂々と歩いていきます。
高所恐怖症ではなさそうです。

Neko2

その威厳はすさまじいもので、思わずシャッターをきる人を何人も見かけます。
普段人に食べ物をもらっているのでしょう、人を恐れず、悠然としています。

この猫を見ると「だいじょうぶかな」という思いと
「これでいいのだ」という思いで、少しのあいだ揺れ動き、
いつも最後には「これが正しい姿なんだ」と思えてくるのです。
思いたいだけなのかもしれないけど。

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2012年6月 2日 (土)

あわだちます

「あなたのシナリオは、平凡です」
そう言い捨て、男は自転車に乗って去りました。
わたしは途方にくれて「家に帰ろう」と思ったのですが、
どこに家があるのか、全然わからず、高速道路みたいな道をひたすら素足で走ります。

…という夢を見ました。

いやー感心感心。
ひたすら走っても息も切れない。
まるでアベベ(古い)。
夢って偉大。←負け惜しみ。

実は悲しかった。悪夢の一種と言えましょう。

本日はトモダチに会いました。なが〜いトモダチです。
体が長いのではなく、つきあいです(あたりまえだ)。

出会いはお砂場です。
子どもを遊ばせるために通っていた公園で知り合いました。
まだ公園デビューという言葉もない時代で、
そこにはゆったりと平和な時間がありました。
その後、どちらも引っ越ししたり、
わたしは離婚や再婚をしたけど、おつきあいは続いています。

出版とドラマ化のお祝いをくれました。
ふくろうって、「不苦労」で、縁起物みたいですね。
かわいいだけでなく、時計と虫眼鏡まで付いていて、便利!
さっそく仕事用の鞄に付けました。

Tokei1  Tokei2  Tokei3

今日は最後のほう、ふたりとも咳き込み、のどがイガイガしました。
どうやらしゃべりすぎたようです。
女ふたりの時は、のど飴が必要ですね。
3人だと「やすめ」の時間があるので大丈夫ですが。

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