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2012年6月 5日 (火)

ベロ氏

このところ、来し方行く末を思案しています。
自分のではなくて、登場人物のです。

わたしはいきなりぐいぐい書き始めるタイプなのですが
たまには計画を立ててみるべとやっています。
あまり使わぬ脳を使い、肩凝っちゃった。

頭のよりみちします。
猫の話をします。

日比谷公園に舌の長い猫がいます。
日比谷公園は東京の官庁街にある、都会のオアシス的存在です。

3年前に見かけた時は「舌、ながっ」と思ったのですが
今年は「舌、もっとながっ」と思いました。

Neko1

以前は「暑いしね、舌も出るよね」と思い、
そう不思議には思いませんでした。
今年見かけたとき、3年前の倍は舌が伸びていたため、
「歯がないのか、口内炎かもしれない」と思いました。

体はもともと野良らしい汚れ方をしております。
でも口からよだれはなく、足取りも堂々としています。
今年はツラがまえにみがきがかかり、がけっぷちを堂々と歩いていきます。
高所恐怖症ではなさそうです。

Neko2

その威厳はすさまじいもので、思わずシャッターをきる人を何人も見かけます。
普段人に食べ物をもらっているのでしょう、人を恐れず、悠然としています。

この猫を見ると「だいじょうぶかな」という思いと
「これでいいのだ」という思いで、少しのあいだ揺れ動き、
いつも最後には「これが正しい姿なんだ」と思えてくるのです。
思いたいだけなのかもしれないけど。

わたしは特に猫好きというわけではありません。
9年前に娘が子猫を拾ってしまい、やむなく猫との共同生活が始まりました。
猫を飼うのは初めてなので、ハウツー本をいっぱい読みました。
昔から自然に猫と暮らしていた人と違い、
わたしは猫の扱いが不器用ですし、妙に意識してしまい、
それが『猫弁』を生む結果につながったのでしょう。

当時読んだ本で、獣医さんのこんな記述がありました。

「純血種以外の猫の繁殖は意味がないので
雑種はすべて早期に不妊手術をしましょう」

とても印象的なことばです。

現実に、引き取り手のない犬猫は殺処分されています。
その数を減らすために生まれないようにするのは道理です。
よくわかります。

一方で、日比谷のベロ氏もうちのいなもとも雑種です。
その命に意味がないとは思えません。

わたしはただ呑気にいなもとと暮らし、
たまに見かけるベロ氏を気にかけるだけ。
無責任な立場で小さな視野でものを見ており、生態系など難しいことはわかりません。

「意味がない」と言い切るには、それなりの厳しい現実が
あるのかもしれません。

昔はそこらへんに野良犬がいて、たしかにトラブルもありました。
今東京では野良犬を見かけません。
町で猫を見かけなくなる日もいずれ来るのでしょうか。


さて昨日の月9。
『鍵のかかった部屋』はあいかわらず面白いですね。
事件そのものより、三人の掛け合いが絶妙。
佐藤さん、大野さん、戸田さんのかけあい。
役者さんもすばらしいのですが、シナリオが面白いです〜。

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ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

この春、職場に20㎝になろうかというカメが置き去りにされていました・・・いわゆるミドリガメなので、どこかに放流するわけにもいかず、やむなく保護して、なんとなく世話をするハメになってしまいました。じっと眺めていると、吸い込まれそうになる複雑な模様の生き物なので、あまり得意ではないのですが水浴びをさせながら、「この子どうなっちゃうのかねえ~」と思っている今日この頃、JUNKOさんの猫のお話となんだか気持ちが重なってしまいました。

純血種以外は…。
人間には絶対当てはめてはならない考え方ですね。

別の見方をすれば、雑種っていろんな血が混ざったオールスター血統?
それってすごいことかも?

あのー、あまり関係ないのですが、ふと、
「親子三代で東京出身(純血東京人?)」ってひと、
僕が東京に来てから、まだ出会ったことないんじゃないか?
と思って、いろいろ聞いてみて、
「母方の祖母が東京だよ」という友人がひとり見つかりました。
ちなみに自分の祖父母は四人とも別々の出身です。

野良猫って,幸せなんじゃないの?今だに悠然と生きているという事は,幸せなんだと思う.
人間に飼われ,自分の自由も無く,それはそれは生きて行く上に於いては不便は無いのかも知れないが所詮飼い猫
天気が悪ければ寒さだけを凌ぎ,天気が良ければお腹を見せて太陽の光を沢山沢山浴びれる自由!
食べる事だって,お腹一杯でなくて,きっと生きているのだから幸せなんだと思う!
体なんて汚れてたって,平気なんだもの!会社に勤務に行く訳でもなく,日々食べる事と寝る事だけに神経を集中!
素晴らしい猫としても生き方だと尊敬に値する!取り方見方の違いによって大きく見方も変わるがよく考え事が必要です!
( ´,_ゝ`)ハイハイ羨ましいね〜

おのださま
ミドリガメ! 20㎝は大きいですね。
なにかの事情で置いて行かれた。テヌーみたいですね。
うちにも亀がいます。セマルハコガメという種類で、昔はちいさかったのですが
今ではおのださまのミドリガメと同じ大きさです。
亀を見ていると「楽しいかい?」と問いかけたくなりますが、
楽しいとか楽しくないとか、そんな次元に生きてなくて
もっと崇高なステージにいるんじゃないかと思ったりします。

1868さま
わたしも雑種です。
栃木県と山口県のミックスで、生まれたのは東京です。
猫の場合は雑種のほうがデザインがいきあたりばったりで
楽しいですよね。
生物としても、混ざったほうが、遺伝子が強くなるような
気がします(テキトー言ってます)。

michiさま
わたしも、外のほうが幸せなんじゃないかな〜と思ったりします。
体が汚れてても、病気や怪我で障害をもっていても、
猫はそんなこと気にしないし、おひさまを楽しんでいる。
そうそう、汚れたって平気なんですよね。そうそう。
人間と同じに考えてはいけないって思います。

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