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2012年6月29日 (金)

回帰現象

本日は満を持して、お寿司やさんに行きました。

そのお店は2年ほど前にうちの近くにできました。
足を踏み入れる勇気がなく、なんどか外から覗いたものの、
夫婦でためらいがありました。

新しいお店はとても勇気がいるんです。
新しいシステムにどう対応したらよいか、わかりません。

そこはお寿司が回転します。
ただ座っていればあれこれしてもらえるのではなく、
こちらが能動的に働きかけねばなりません。
そこが緊張の根源です。

回転するお寿司やさんは、ここ何年も行ってません。
誤解のないよう申し上げますと、回転しないお寿司やさんは
ここ何十年も行ってません。

回転寿司は日々是進化。
わたしの知っている旧システムでは対応できないような気がします。

しかし昨夜、急に「満が持した気がする」と思ったわたしは
「明日は回転寿司に行く」と夫に宣言し、今日はその計画から逃げることなく
実行しました。

お店に入りました。
席を探すと、「お客様!」さっそく注意されました。

能動的すぎたようです。
お店の人に案内された場所へ行かねばならないシステムのようです。

テーブル席というのは選べました。
まず、お茶でまごつきます。
旧システムではティーバッグでしたが、
新システムでは「粉茶」のようです。
が、こなわさび(ある?)にも見えます。

失敗を重ねたくないので、店員さんに聞きました。
「これお茶ですよね」

店員さんは笑顔でうなずきましたが、
わたしの手元を見て「多すぎるかも」とアドバイスをくれました。
茶さじにてんこもりにしてましたが、半分でいいそうです。

場慣れしてない大人ふたりをあっさり見捨て、店員さんは去りました。
夫はしょうゆ皿にガリをとって食べ始めています。
それにガリを入れたらだめだとわたしが注意すると
夫はあわてて口に全部入れてしまいました。

落ち着いて考えれば、わたしは注意しなくてよかったし、
夫も無理に口に入れなくてよかった。
二人とも緊張で過剰に反応しています。

それからもたいへんです。
お寿司はほとんど回っておらず、モニター画面があり
それで注文するようです。

二人で力を合わせて注文しましたが、「数がオーバーです」と拒否られました。
いっぺんに注文できる数は限られているようです。
いろいろ、難しい。

モニターを覗いているうちに首が痛くなってきました。
こんど来る時は、ストレッチをしてからにします。

注文したものは、新幹線にのってやってきます。
おそるおそる受け取り、ボタンを押すと去ります。
それは注意書きがあるのでわかりました。

お寿司は思いのほかおいしく、のりもぱりぱりで
ごはんもほのあたたかく、満足だったのですが
いかんせんわからないことが多くて、くたくたです。

不思議なことにメニューにいくらがなかったんです。
回転寿司にいくらがないって、不思議な気がします。
お会計はふたりで900円でした。

夫は「こんどはあそこでお茶しよう」と言います。
珈琲を注文するのだそうです。
珈琲はないと思うのですが。探すのにまた首を痛めそうです。

落ち着いて分析を試みるに、回転寿司は崩壊したと言えます。
だって、回転していません。
注文したら、来るのです。
これ、昔のお寿司やさんのシステムですよ。回帰現象。
違いは、人を介さないというだけです。

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コメント

回転寿司の回帰現象おもしろい!
我ら夫婦も良く回転寿司に行くけど、回っている物は時間経過と雑菌が心配で取りません。パネルで規定数を注文しながら、常にフレッシュな物を食べようと試みます。人に頼むのは、タイミングが難しいので、タッチパネルは気軽で便利・・段々、回転寿司もニーズが変わってこのようなスタイルになってきたのでしょう。
淳子ちゃんにかかると、回転寿司イソップ物語みたいで、おもしろさと時空、新たな格言を生み出しそうなワールドについはまってしまう(笑)
猫弁と透明人間のティファニーのシーンを彷彿とさせます。また、猫弁ネタでブログをアップしたくなりました。

6の2seikoちゃん(だよね)
そっかー
タッチパネルっていうんだ。たしかに回るより新鮮ですよね。
のりがパリパリしてるのには感動しました。
お寿司やさんの新システムだけでなく、
最新式のトイレ(ふたが開くとか、勝手に流れるとか)も
ドキドキハラハラしながら対峙しています。
流し方がわからずに泣きそうになってうつむいたら
床にボタンがあって、驚いたこともあります。

私も、とんとしばらく回転寿司、行っていませんが、最新は、こんな風になっているんですねぇ~
新幹線が運んでくるのは、テレビで見たことありますが、全てモニター画面方式とは。

ちょっと(かなり?)前のドラマで、父子家庭の子供たちを、ヒロインが回転寿司に連れて行った際、自分の食べたい物が回ってこなくても我慢している子供に対して、ヒロインが、「ちゃんと自分の欲しいものを言わなくちゃだめ」と、子供に声を出して店の人に注文させる、というシーンがあって、ヒロインの性格や、子供たちとの向き合い方をさりげなく示して、いいなあと思ったものでしたが、、ポケベルと一緒で、今じゃ、ありえないシチュエーションになってしまっているんですね……

みかこさま
最新のシステムでは、入ったとたん、タッチパネルで
「今から食べる気ですよ」と知らせねばなりません。
みかこさんが見たドラマの子どものように
わたしは黙って待ってしまうタイプの子どもでした。
欲しい物は言わないとだめ、言うだけじゃなくて手を出さないとだめって、教えてくれる大人もいなくて。
消極性が身に付いてしまうと「何が欲しいんだっけ」と自分の気持ちがわからなくなってしまいますね。

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