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2012年7月22日 (日)

タオルと三味線とレオナルド。

ファッションセンターしまむらのことをあーだこーだ書きましたが、
うちの母はわたしと全くちがう見解を持っています。

「なんですって、しまむら? ビッグニュースじゃない! なぜはやく言ってくれないのよ?」

母にとってはたいへん重要なことのようです。
「どっちに行くか迷う」と悩み始めました。
市内にあるもう一軒のしまむらの品揃えと比べたいようです。

そこで、「タオル類が少ない」と教えてあげました。
わたしがしまむらに期待するのは「タオル」だけなのに
衣類が大半を占めているのが残念でした。

「あら、タオルが欲しいの? あるわよ」

欲しいなんてひとっことも言ってませんが、
翌日ごっそりタオルが届きました。
◯×病院と書かれている粗品タオルです。むむむ。

届けにやって来たのは父です。
父はシックでいい感じのグレイのシャツを着ています。
なのにシャツのあちこちにピンク色の染みがあります。

「染み抜きの漂白剤が作業中にはねた」と言います。

染み抜きしながらせっせと染みを作ったわけです。

うちの実家は漂白剤が好きです。なんでもかんでも漂白し、
消毒、殺菌命!って感じです。
一方、わたしは漂白剤恐怖症で、汚れはそのまま受け入れるのを信条としています。

実家は殺虫剤をよくまくのですが、わたしは殺虫剤が使えません。
買ったこともないです。
親が殺虫剤をまきすぎて、金魚が死んだ悲しい過去があり、トラウマです。

父は潔癖性で、みかんも缶ビールもすべておしぼりでふかないと口にできません。
父は「ばいきんが見える」らしく、電車のつり革もつかまりません。
入院したときは、注射のあとをマキロンで消毒してました。

わたしもいくぶん影響を受け、缶飲料はふいてから飲みます。

さて、父のおしゃれなシャツ(ただし染み付き)は「洋服の青山で35円で買った」そうです。
えーーーー。
しまむらのステテコが595円で青山のシャツが35円ていったい…。

父は人と話すのが久しぶりらしく、ひとりでずっとしゃべっていました。
何度も聞いた話ばかりなのですが、
「昔、出張先で芸者にせまられて逃げた」というのは初耳でした。
「三味線は弾いたが、一線はこえてない」を力説していました。

どこまで正しい記憶なのか、不明。

昨夜はBSプレミアムで、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 未完成の天才」
というひっじょーに興味深いドキュメンタリー番組やってました。

わたしは彼を「現代文化の創造主」と思ってるんだけど、
彼が生涯完成させた作品はたったの十作品。
あとは未完のままだそうで。

発注者と方針が合わなくて放り出す、
新しい試みがうまくいかなくて放り出す、
描いても描いても「完成」とは思えない…
などなど、理由はいろいろだったみたい。

ちなみに彼はとある名士の長男ですが
正式な妻の子ではなかったため
子どもの頃、教育を受けられなかったらしい。

世のおかあさんたちは、早期英才教育をただちにストップし
子どもを家から放り出し、野山を駆け巡らせるといい。
すると天才が育つけど、天才が幸せとは限らない。
人生は、難しくも面白い。

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