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2012年7月 6日 (金)

ぷりぷりでぎゅうぎゅう

ひさしぶりに夫の実家に挨拶に行きました。

以前はお姑さんと銀座で待ち合わせ、映画に行ったりお食事したりと
よく女どうしで会っていたのですが、最近お姑さんの体力が落ちて遠出が難しいらしく
こちらが伺うことにしました。

ひさしぶりに、短い距離ですが、一緒に歩きました。
わたしの腕につかまりながらゆっくりゆっくり歩きます。
そのうちお姑さんはわたしの二の腕を両手で握り、
もみもみしながら、言いました。

「やせて見えるけど、腕はぷりぷりね!」

そうなんです。腕はなかなかなんです!

「二の腕、自慢です」と言い、力こぶをつくってみせました。

その後もわたしの二の腕を何度も何度もぎゅうぎゅう握ります。

「若いわ。ぷりぷりだわ」

はっきり言って痛いです。
痛みを受け止めながら、じわじわと幸せを感じます。

握力すごい! まだまだ元気! 元気でいてくれてありがとう、おかあさん!

結婚したばかりのころ、お姑さんはわたしに会うたびに
「やりたいことをやってちょうだい」と言いました。

そんなこと親にも言われたことがありません。
女は家庭をきりもりし、前に出ず、影で人を支えるもの。
そんなふうに育ち、そういうものだと思っていました。
そんな生き方に不満もありませんでした。

しかしお姑さんは何度も「やりたいことをやれ」と言うので、
わたしはおずおずと「書く」ことを始めました。
するとイッキに「ものごころ」がつきました。

おとなになったと言いたいところですが
本来の自分を取り戻したような感じです。
こどものころの夢見る気持ちで、今を生きています。

お姑さんの言葉はわたしに人生をくれました。

わたしが書く物語もどこかの誰かの何かのタシになればいいなぁ。
目標だし、夢です。
ささやかでいい。誰かのタシになりたい。


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ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

素敵なお姑さんとの関係ですね。
私も義理の母にはかなり自由にさせて頂いています。
感謝しても感謝しきれないほどです。
でもきっと一緒に住むのは難しいけど(苦笑)

お姑さんの言葉がなければ、猫弁は誕生してなかったんですね!
スゴイ!人生ってどこでどう人に支えられ、影響を受けるか
わからないですね。それが人生の妙ですね。

「お姑さんの言葉はわたしに人生をくれました」
今、心の中の炎に酸素(↑この言葉)が送り込まれて、
ぶわーっ!と燃え上がったような感覚です!

言葉ってすごいですよね。新しい人生を与える力を持つのですから。
そして、その逆のケースもあり得る…。
書くときも、話すときも、自分の「言葉」を大切に使おうと思いました。

やっと時間が取れましたので「猫弁と透明人間」読ませていただきます。

ぺこさま
ぺこさまも素敵なお姑さんがいらっしゃるんですね。
ありがたいですよね。
わたしも姑に感謝しています。
そもそも、夫を生んでくれたんですから、なくてはならない存在です。
自分も、とまどっている人の背中を押すような
だいじな言葉を持てたらいいなって思います。

1868さま
炎に酸素いきましたか〜! 
うれしいです。
そうですね、言葉は栄養にも毒にもなりますよね。
災いのもとにもなるので、気をつけたいです。
お時間できましたか。
「猫弁と透明人間」が1868さんの酸素になれればいいなぁ。

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