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2012年10月 4日 (木)

正しいおかあさん

夕方、近所でのことです。

歩道で女の子が激しく泣いています。
小学一年生くらいでしょうか、キックボードでころんで
おでことひざを打ったようです。
 
「はいはい、だいじょぶ。ほら、行くよ」
おかあさんはそっけなく言い放ち、さっさと歩いて行ってしまいます。
置いて行かれた女の子の号泣はハンパじゃありません。
他人ごとながら、そんなにそっけなくていいのかなと心配になります。
 
しかし母親にはせわしない日常があります。
わたしの経験上、夕方は「なにもかも頭に来る!」時間帯なのです。
子どもにやさしくしていられるのは
午後4時半まで。これがわたしの経験的実感です。
 
しばらくすると、ガシャン!とすごい音が。
 
そのおかあさんは今度は本気で叫びます。
「だいじょうぶ???」
 
見ると、6年生くらいの男の子が自転車ごと倒れています。
車道です。
そのおかあさんは心配そうに男の子を見つめ、
なんどもなんども「けがはない?」と確認しています。
男の子は何も言わず、立ち上がり、元気に自転車で走り去りました。
そう、男の子は他人なのです。
そのおかあさんは、よその子にやさしい言葉をかけ、
自分の子には、そっけなかったのです。
なるほどわかりました。
 
自分の子は怪我がないことを確認済みなのでしょう。
やさしくするとますます泣くから、そっけない態度をとったのでしょう。
一方、たとえ他人でも、車道でころんだ男の子の身体が
心配だったのでしょう。
 
このひと、正しいおかあさんなんだ…
そう思ったらわたし、なぜだか涙ぐんでいました。
 
最近、大人が子どもをあやめてしまうニュースが多く
どうしてこうなってしまうのか、日々、胸が痛かったのですが
普通で健全な日常をかいまみて、ほっとしました。
 
普通で健全。これに勝るものはありません。
普通で健全、だーい好き。
 
ところで、キックボード。
あれ、昔、ローラースルーゴーゴーという名でしたね。
見たことはあるけど、触れたことはありません。
あれで遊べる場所ってとっても限られますよね。

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コメント

そうか、夕方以降イライラするのは正しいお母さんなのですね。

って、ソコじゃないですね、はい。

イライラ中のお母さんの現実逃避~。

…ご飯の仕度します。

Kaeさま
そうです。
夕方イライラするのは「しかたない」んです。
そこが堪忍袋の限界時間。
朝からの忍耐と空腹の頂点でプツンと。
ご飯を食べたあとは少し落ち着きますよね。
夕方怒りすぎた…とか反省もあったりして。

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