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2012年12月

2012年12月31日 (月)

ありがとうございました。

いよいよおおみそか。

あいかわらず平常心で書いてます。
 
年末たいした掃除もできませんでしたが
創作関係で出る膨大な紙類を整理していたら、
昔書いたものが出てきて、しばしボーゼン。
 
『口女・耳男』とか『ハッシュ観音』とか。とかとか。
 
これ、シナリオのタイトルです。
勉強し始めたばかりの頃の習作ですが、一応ラストまで書いてあります。
 
『ハッシュ観音』は、起きたら手が八本になってしまった男の話です。
いきなり手が増えると、扱いがたいへん。どの神経を使うとどの手が動くのか、
珈琲さえまともにいれられず、しばし落ち込みます。
やがて親友と相談して「いっそのこと観音さまとなり、人を救う仕事を始めよう」
と、あやしい商売を始める弥次喜多道中みたいなバディものです。
 
これはほんの一部です。
奇妙なタイトルで「そんなバカな」な話を真剣かつ大量に書いていたわたしに、
シナリオの学校の先生や生徒さんが、馬鹿にせずにむしろ面白がってくださり
丁寧にアドバイスしてくださったことに感謝感謝です。
 
それからこのブログ。
東京のかたすみの町で、書く以外はそうですね
散歩しかすることのない地味なわたしの淡々とした日常を
のぞきに来てくださり、励ましてくださり、ありがとうございました。
 
わたし、小説も脚本もずっと書いていきたいです。
「うつくしいもの」を目指して創作しています。
どういう形で表現できるかわからないのですが、
そこを追求する気持ちはたぶん一生続くと思います。
いつか自分もそこに近づけたら…な〜んて夢みています。
 
どうかみなさま、あたたかくしてよいお年をお迎え下さい。
 
 

2012年12月29日 (土)

2012年と双子スリッパ

2012年はわたしにとり特別な年でした。

『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』で小説家デビュー、
その後、
NHK『カゲロウの羽』とTBS『猫弁〜死体の身代金〜』で脚本家デビュー。
 
つづいて『猫弁と透明人間』と『雪猫』を出版。
 
書いたものを読んでもらえる…
映像で見てもらえる…
 
顔も知らないひとたちと、作品を通じて心がつながる…という
最大にして最良のごほうびをもらえました。
 
何十年後のどなたかとも、つながれるんです。
なんて贅沢なことでしょう!
 
わたしはここ何年も、もうこれ以上無理!なくらい毎日書いていました。
無駄になるかもしれない努力を無駄になってもいいと思ってやりました。
それら努力はすべて、2012年に実現した事で、むくわれ…たどころか、
あまりある成果を得られたように思います。
 
2013年はがんばる年にしたいです。
「もっと」は無理だけど「今までどおり」がんばります。
さて、来年の予定ですが

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2012年12月27日 (木)

再放送あれやこれや

東京、ぐぐっと冷えてきました。

寒さとともに、せまりくる年の瀬。
いかがお過ごしでしょうか?
 
わたしは…片付けもせずに書いてます。
 
さてさて、猫弁の続編ドラマ、静かに動き出しています。
撮影はまだで、今は準備準備準備…な段階です。
 
一作目の『猫弁〜死体の身代金〜』がお正月に再放送されます。
 
 
今年見逃した方、どうかお楽しみください。
 
さらにさらに
 
NHK『カゲロウの羽』の地上波全国放送も決まりました!
 
 
こちらも見逃した方、どうぞどうぞご覧になってください。
このドラマは「いつか地上波全国放送に!」と
監督もわたしも切に願っていましたので、うれしいです。

2012年12月24日 (月)

つぎつぎどんどん

本日はクリスマスイブですね。

 
わたしは朝からパジャマにセーターを着て読書などしています。
自堕落を絵に描いたようです。
レオナルド・ダ・ヴィンチが自堕落を絵に描いたら
きっと立派な宗教画になるだろうなぁなどと思いつつ、
コートを羽織って年賀状を出しに行きました。
 
ポストの手前で気付きました。
コートのすそからパジャマが覗いています! 
見え見えです!
「これ見てパジャマと気付く人はいない」と思おうとしましたが
「それは無理なんじゃない?」ともうひとりのわたしが言いました。
 
もうひとりのわたしはいくぶん社会性を持っています。
わたしは抵抗するべくこう考えました。
人はクリスマスにパジャマで歩きたくなる生き物なのだ。
ほらあの人もその人も、みなパジャマを着て歩いているのだ。
あれはジーパンに見えるけど、ジーパン柄のパジャマなのだと。
その考えはわたしを勇気づけ、胸をはって帰ってこられました。
 
読書の続きをしました。
今読んでいるのはこれ。
ハリー・ポッターの作家の新作です。
 
Casual

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2012年12月22日 (土)

ズボラニン

部屋がぐちゃぐちゃなんです。

足の踏み場はなんとかある…という状況です。
忙しかったんです。
パジャマを脱ぐ暇もないほどです。
パジャマの上にセーターを着て書き、
家を出るときはその上からコートを着てごまかしていました。
 
創作で忙しいからしかたない。
と思っていました。
んがっ、
締め切りに間に合ってみたら、
つかのま、
 
ひま
 
になったんです。
宿題は先の先まであるのですが、今とりかからかなくてもいい。
ユル〜い状況です。
 
締め切りは 遠きにありて 思ふもの。
 
このユルさは1年ぶりくらいかもしれない。
部屋を片付ける時間がじゅうぶんあります。
それに気付いたら、ブルーになりました。
片付け。
という最も苦手な家事から逃れる「公的な言い訳」がなくなってしまった。
ひょっとすると、わたしって
片付けから逃げ出したくて創作してたんじゃ…
 
さらに気付きました。
本日もパジャマにセーター着ています。
時間があっても着替えない。
つまり、ただのズボラ人じゃないですか。
 
ズボラジン。…と言うと、宇宙人っぽい。
ズボラニン。…だとおくすりっぽい。

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2012年12月21日 (金)

へくそかずらの透明人間

年賀状を書いていて思うのですが

2012ってひじょうにすわりの良い数字でした。
2013ってどうも落ち着きがなく、ふにゃっとしています。
 
花で言えば、
2012は薔薇、
2013はへくそかずら。
そんな印象です。
 
その印象は1年後に変化しているかもしれません。
2013が、「しゃきっとして元気が出る数字」に思えるように
よい年にしたいものです。
 
おっとまだ薔薇の年も終わっていません。
とうとう、『猫弁と透明人間』の台本が決定稿となりました!
Neko2daihon

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2012年12月19日 (水)

さよなら、たましい

ほんじつ、ある瞬間、たましいが抜けました。

 
す〜っと。
 
体の中に心が無。となった。
Tamasii
 
どの瞬間かというと、ガムテープを貼り終えた瞬間です。
原稿を入れた封筒を閉じた瞬間、魂が抜けました。
 
抜けガラじゅんこはよろよろと宅配便を出しに行きました。
そのあと町をさまよいました。
そしてたまねぎ一個とヨーグルト一個を買って帰宅しました。
 
たまねぎ一個とヨーグルト一個は買い物として異様だったのか、
スーパーのレジのひとが心配そうに「こちらで袋に入れましょうか」と
声をかけてくださり、入れてくれました。
魂のこもった仕事をなさるかたでした。
 
わたしもさっきまで魂のこもった仕事をしていましたが
今日はもう魂が体にもどりそうにありません。

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2012年12月18日 (火)

ゲラゲラ・シャンパン

ゲラゲラしています。

ゲラ(校正用の原稿)に赤ペンで直しを入れる作業をしています。
わたしはパソコンでまず文章を作るのですが
出版物は最終的にはデータをゲラにして、手で修正します。
 
わたしは物語を作ることより、
文章を直すほうがよほど難しく感じられ、時間がかかります。
そもそも正しい日本語ってよくわからない。
 
わたしは大学で国語学専攻だったのですが
そこで学んだのは、言語のあいまいさ。
数年前まで間違いだった言葉が、今は正しかったりします。
 
ですから、常識や慣用が基本となります。
わたしの苦手分野どまんなか。
 
苦手作業ゆえに「ゲラゲラする」と命名し、
楽しんでやることにしているんですが、
このたびは締め切りがふたつ重なり、2種類のゲラをゲラゲラしています。
楽しいことがめじろおし。と言えましょう。

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2012年12月14日 (金)

小説すばる1月号は猫特集!

猫好きさんに朗報です。
小説すばる(集英社)の1月号(12/17発売)はなんと猫特集! 
 
小説だけでなく、ネコをかわいく撮る方法など、
楽しい企画が詰まっているほか、猫のお手紙セットのふろく付き。
 

Subaru

書評家さんのブックガイド「このネコがすごい!」では、
猫が登場するいわゆる猫本が12作品紹介されています。
にゃんと…12番目に紹介されているのは雪猫
 
快挙です。
主役のタマオもにゃいて喜んでいることでしょう。
 
また、この号でわたし、コラムを書かせていただいてます。
「a Day in My Life 〜わたしの1日〜」というコーナーです。
わたしのぼけら〜っとした1日が図入りで説明されています。
猫特集のついでに読んでやってください。

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2012年12月11日 (火)

12月12日は雪猫の日

いよいよあすは『雪猫』発売日です。

 
緊張しています。
 
この本の内容についてですが、どう言えばいいのか…。
語りたいことはすべて本の中に書いてあるのですが、
それは「そっと置くように」書いてあるのです。
 
置いた文章が、読むひとそれぞれの心の中で、
それぞれの経験や環境と結びつき、
化学変化を起こして、そのひとオリジナルの思いが浮かぶ……
そうなって欲しいと、願っています。
 
Bun
 
帯付き
Yukineko1
 
帯をぬがすと…あっ! 猫足じゃまっ
Yukineko2 
 
こういう本です。
Yukineko3  
 
タマオと申します。がんばりやさんです。
Yukineko4
 
タマオに会いに来てください。

2012年12月10日 (月)

大山淳子!

すばらしい脚本なんです。

ドラマ猫弁の続編です。
今、仕上げの段階に入っているのですが
「いいドラマになるぞ」と確信してます。
書いている本人の確信なので、これはもうまぎれもない事実(?)です。
 
今世紀最高傑作のドラマとなるでしょう。
これを抜くものは、さらなる続編しかないでしょう。
 
ライターズハイ状態にあります。
過言、暴言、おゆるしください。
失言ではないです(まだ言ってる)。
 
 
話は変わりますが、
わたしはごくふつうの携帯電話を使っています。
携帯を使い始めるのも遅かったので、これでもかなり
「現代を泳いでいる感」があるのですが、
同窓会へ行くと、スマートフォンが主流化しつつあるのを感じます。

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2012年12月 7日 (金)

青空に小判

このところ体調がよくなくて、うちにこもっていました。

わたしは坐骨神経痛と三叉神経痛をもっているのですが
彼らは人見知りなんです。
ひきこもりと言っていいと思います。
ふだんは顔を見せません。
けれど4年にいっぺんくらい、そう、オリンピックの周期で
家主(わたし)に挨拶にくる律儀さを持っています。
彼らは人付き合いのノウハウを知らないので
予告もなくいきなりやってきて、居座ります。
せっかく来たものを門前払いもできません。
 
つきあいました。
おかげでおふとんと親密になりました。
 
思えば4年前は一番ひどく、坐骨神経痛で一時歩けなくなりました。
歩けないのは駆け出しシナリオライターとしては致命傷です。
声をかけられたら馳せ参じる。これが下積みライターの鉄則なんです。
もうだめだと思いました。
絶望しておふとんで書いた『通夜女』がなんとイルミナシオン映画祭でグランプリをとりました。
坐骨神経痛が生んだグランプリと言えましょう。
喜びから回復が早まり、函館まで行けました。
 
今回は三叉神経痛です。
三叉くんはどんな傑作を生んでくれましょう。
たのしみ(やけくそ)。
おふとんにいても構想はできるのですが、やはり書きたい。
創作の禁断症状にたえかね、三日前からパジャマで創作。
ああ、書くってどうしてこんなに楽しいの?
むくむくと元気が出て来ました。
治っちゃったかも。
 
窓の外を見ると、紅葉が見えました。
「あの木を見に行ってみよう」と思いました。
そしてひさしぶりに「服」を着ました。

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2012年12月 2日 (日)

叱責物語

寒いですね。

 
かじかんだ体でいろいろと心配事を抱えながら
近所の道をひとりで歩いてたんです。
のうてんきなわたしも、気持ちが「負!」に傾く時ってあるんです。
負の三乗くらいな感じで歩いてました。
 
すると前から男性が歩いて来ます。
歳はわたしより10か20は上です。
服装は魚市場でセリを終えた魚屋さんという感じですが
魚は持っていませんし、近所に魚市場はありませんので、
そういう服装というだけです。
 
男性はまっすぐにわたしに向かって歩いて来ます。
道には幅がありますので、右か左によって欲しいのですが
男性にはよける頭がないのか、強引にわたしに向かってのしのし歩いて来ます。
顔はやはり負の三乗くらいな感じです。
 
わたしは避けるように体を移動したのですが
男性はわたしを逃がしてくれません。
わたしの真正面に立ち、わたしの顔を睨むと、「寒い!」と怒鳴り、
去ってゆきました。
 
なんですかあ?
わたし、ただでさえ気分悪いのに
なにゆえ気温についてあかの他人に怒られなければならないの?
 
不思議なんですけどね。
しばらく歩くうちに愉快になってきました。
彼はあきらかに寒さに対し怒っていて、
わたしと寒さを共有したかったのでしょう。
 
追いかけて行き、    
「おう、寒いよ! 文句あっか」
これくらい言い返す度量があればよかった。
「この気温で愚痴るなんて、北海道人にあやまれ」
くらい言ってもよかったな。
あんがい仲良くなれたかもしれません。
以前北海道出身の友人が言ってました。
「東京の冬は寒い」って。
外出時の服装に覚悟が足らず、中途半端で寒いのだそうです。

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