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2013年2月11日 (月)

やっとできた

おとといの夜、『メイドインジャパン』をリアルタイムに見ていたため

フィギュアスケート(SP)を見忘れ、夜のニュースで浅田真央選手の大健闘を知りました。
 
ニュースで流れた映像は、演技もすばらしかったのですが
最もわたしの心に残ったのは、得点が出たあとの
浅田選手のうれしそうな顔と、この言葉。
 
「やっとできた」
 
これだ!
こういう台詞を書きたい!
そう思いました。
 
「やっとできた」は、幼児でも話せるやさしい言葉です。
しかし浅田真央選手のこれまでの軌跡を思うと、
このシンプルな言葉に集約された、とてつもない努力と葛藤が見えてきます。
 
あれほどの技術をもっていれば、トリプルアクセルを跳ばなくても
優勝できます。そして実際なんども優勝してきました。
だけど、ご本人が目指す「理想の形」は
パーフェクトな演技+パーフェクトなジャンプ。
そのダブルパーフェクトを本番で実現しなければなりません。
 
何年もの戦いの末、「やっとできた」
 
かっこいい。名言です。
 
シナリオも、そうありたいと思っています。
よく名ゼリフと言いますが、そのセリフ単独の名言を作ることは
そう難しいことではありません。
難しいのは、積み重ねの末の名言。
冒頭からのエピソードの積み重ねの末、
ぽろっと登場人物がつぶやく「今日は晴れた」などのシンプルな言葉。
 
あの過去があって、このキャラがつぶやくから、
普通の言葉が特別な意味を持ち、光り輝く。
 
そんな名言を生み出すには、積み上げるシナリオです。
あるいは積み上げる小説。
それがわたしのトリプルアクセル。目標です。
 
透き通った心で感性を研ぎすませないと書けないと思う。
いつか積み上げる物語を書き、笑顔で「やっとできた」と言いたいです。
 

『メイドインジャパン』は日中関係が不安定な今、

いったいどういうふうに決着するのかハラハラしたけれど、
 
会社も国も関係ない、人だ。
 
というところに落ち着き、人間ドラマとしてとてもいい感じに着地しました。
映像が綺麗なドラマで、光を効果的に使っていて、
古いラジオを再生するシーンもとても美しかった。
 
さて『猫弁と透明人間』はオールアップ!
撮影は終了しましたが、これから編集とか、音入れとか…
まだまだこれから、いろんなことが決まります。
わくわくです。
 

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コメント

 いつも、楽しみに、伺っております。 有難うございます。

 浅田選手が、やっとできたーーと言う言葉 ここまで来る事の素晴らしさ、 可愛い方ですね、
 NHK ドラマ 最終章と、重なり、リアルタイムで、見れず残念でした、けど~~

 シナリオ作家として、世に、出られた、大山さん、きっと、 やっとできた、の、言葉、が、生まれますよ。
 楽しみにしています。
 ドラマの、着地は、むずかしいでしょうね、人は、色々、考え方が違いますから。
 信念を、持って書かなければ、ならないのでしょうね。

 猫弁と 透明人間 これから、編集、音楽へ、と、作業が、始まりますか。

 お母さんにはいつ逢えるのでしょう、   シリーズ化する事を、祈ります。

ヒロミさま
いつも遊びにきてくださってありがとうございます。
シナリオも小説も技術がともなわず、まだなかなかです。
でもドラマは監督や役者さんがシナリオの足らない部分を補ってくれるから
ずいぶん助けられています。
百瀬太郎のおかあさんについては、ずいぶん前から、
おおよその形と結末がわたしの中にあるんです。
そう遠く無い未来には、親子の再会劇をお届けできると思います!

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