« 少女は名古屋にもいるらしい。 | トップページ | 負け惜しみは愛です »

2013年9月 5日 (木)

うまくない。

中学のときのことです。

通っていた塾で、600字小論文テストがあって
わたしは毎回満点をもらいました。
秀才ではないわたしが、作文だけ出来が良く、
そのことに自分で驚いていました。
 
ある日、満点をくれた塾講師に聞かれました。
「将来何を勉強したい?」
わたしは作文のことが頭にあったので
「書くのが得意だから、国文科に進みたい」と答えました。
 
すると講師は言いました。
「得意? お前、文章全然うまくないぞ」
 
ガーン! 

ショックでした…。

講師は言いました。
「お前の文を読むと、もっと読みたいって思う。
 こいつ、何を考えてるんだ?って、知りたくなる。
 だから満点をあげたんだ。
 文学を学ばなくたっていい。
 畑を耕しながら、小説を書く人もいる。
 人の心を動かすのは文章のうまさじゃないんだ」
 
そのあとなぜだか講師は
「大山は弁護士に向いてると思うよ」と言いました。
 
最近、創作に自信を失いかけた時、このやりとりを思い出したんです。
そうだわ! 
わたしってそもそも文章がうまくないんだわ!
 
子育てしたり、介護したり、パートしたり、
本も読まずにひたすら生活に追われていました。
 
小説のノウハウを知らぬまま作家になり、
弁護士にはならなかったけど、弁護士を書いてます。
 
わたしにあるのは描きたい世界だけ。
それはとても美しい世界で、遠くに見えてます。
たどりつけるかな。
 
ただいま夏バテ中で少し体を休めています。
読者モニターさんへのサイン本は今月中旬と書いてしまいましたが、
月末お届けになりそうです。
刊行ぎりぎりまで直しをしたので、プルーフの文章と比較して
楽しんでいただけたらと思っています。

« 少女は名古屋にもいるらしい。 | トップページ | 負け惜しみは愛です »

ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

夏痩せて頼みの綱のきうりもみ  ハードエッジ

ご自愛ください

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562780/57958898

この記事へのトラックバック一覧です: うまくない。:

« 少女は名古屋にもいるらしい。 | トップページ | 負け惜しみは愛です »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ