« 重版のお知らせ | トップページ | 『猫弁』、ハリウッドでリメイク! »

2014年3月29日 (土)

道程の桜

少し休もうかなあと思います。

6月発売予定の文庫のゲラチェックとか残ってるんですが
緊迫緊張心臓バックバクの仕事のピークが過ぎました。
今年に入って初めて今日は「ゆるい一日」を過ごせそうです。
2日くらいゆるめに過ごし、衣替えとか書類の整理をしたいです。
 
1月に父がICUへ緊急入院。
今月から回復期リハビリテーション病棟へ転院しました。
療法士さんたちは、父がもともとどういう生活をしていたか、
家の間取り、趣味や性格まで家族から聞き出し、
父に合わせたリハビリ計画を立ててくれます。
カルテだけでなく、本人の過去も含めて
計画の材料にしてくれるのです。
おどろくほど個性に合わせた治療です。
 
洗濯物や治療費の支払いなど家族としての役目もありますが、
病院に行くたびに、人として学べることがあって、
「さて今日は何を学べるかな」とわくわくします。
 
父は看護士さんや療法士さんと会話しながら
寝返り、座る、立つ、しゃべる、食べる、着替える、排泄、
これらを体得してゆきます。
リハビリは家に帰るための道程なのですが、
この道程こそが「生きている」ことのように思えます。
 
現場の方々がこんなにがんばって父を支えてくださっているのに、
家族が音を上げてはいけないと思います。
仕事で忙しかったお正月、
「春はゆっくり桜を見よう」と思っていたわたしですが
気がついたらもう開花?
今年は無理だとあきらめました。
 
そんなある日、療法士さんと父との会話が耳に入りました。
「今日は大山さん、外出しましたか?」
「はい、午前中」
「敷地内の桜、見ました?」
「ええ、もう咲いてましたね」
 
オドロキです!
父は車椅子をどなたかに押してもらい、花見をしたのです。
えええ?
そんなことまでしてもらってるんですかっ?
 
うれしい&くやしい
 
ので、わたしも花見をすることにしました。
わたしは大傑作を世に送り出す前の道程にいますが
この道程こそ人生と思い、
万難を排して、桜を見ようっと!

« 重版のお知らせ | トップページ | 『猫弁』、ハリウッドでリメイク! »

ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

我が家の入院、手術ドタバタはひとまず昨日終わりました。

付き添う予定の私が2日前に発熱。インフルエンザだったらどうしよう? 手術が先伸ばしになってしまうかも…仕事もこれ以上は休めない、とヒヤヒヤしましたが、一応陰性で、1日で解熱しました。

付き添い生活のお伴にと、「イーヨくん」を探しましたが、近所の本屋2軒にはまだ置いていません。

発注しようかとも思いましたが、私は何軒はしごしてでも本屋さんを探して買いたい性質なのだと今回分かりました^^; 「あった!」と言いたいのです^^

代わりに、「雪猫」が私と交代で付き添った家族のお伴になりました^^v

初めてコメントさせていただきます。
私はシナリオセンターの生徒です。後輩になります(^^)
でも私も父の入院から始まった親の介護に直面して課題を出来ないでいました。
でも言い訳ですね。
私は施設に父を見舞うことを自分の義務のように感じてやってきました。でもブログを読んで、年を取るということを学ばせてくれている父に感謝をして、前を向いていこうと思いました。ありがとうございます

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562780/59373619

この記事へのトラックバック一覧です: 道程の桜:

« 重版のお知らせ | トップページ | 『猫弁』、ハリウッドでリメイク! »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ