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2014年7月18日 (金)

ヘアブラシと創作と

ヘアブラシを買い替えようと思います。

ブラシ(歯)が折れてしまったからです。
5年くらい使っています。
 
近所のドラッグストアに行くと、
たくさんの種類のヘアブラシがありました。
20種類くらい、あるでしょうか。
パッケージに商品のウリが書かれています。
オイル配合とか、マイナスイオンとか、遠赤外線がどうとか。
信憑性は…わかりません。
入念に調べて、一本を選びました。
 
ものを買い替えるのはあまり好きではありませんが
さすがに新しいブラシを試せるのはうれしいです。
帰宅してパッケージから出すと、あれ?
 
捨てるブラシと並べてみます。
瓜二つ。
 
結局、同じブラシを買ってしまいました。
パッケージの能書きに気をとられ、本体を見ていませんでした。
前のに不満はないけど、ぷち残念。

「同じものを買っちゃったよ!」

愚痴ると、夫は言いました。
「そういうものだよ、人間の感性だから。
同じところにたどり着くものなんだ」
 
「じゃあなんでわたしは最初Kと結婚して、
次にあなたと結婚したわけ?」
 
「話がそこに行きますか!」と夫はあきれ顔です。
 
うーむ。感性かぁ。
そう言えばずいぶん前に、わたしは創作していて
ふと手が止まったことがあるんです。
「わたし、いつも同じことを書いている!」と気付いたんです。
 
そこで、編集担当者に相談しました。
「実はわたし、同じことばかり書いてるみたいなんです」
その時、こう言われました。
「いいんじゃないですか。それで」 
この会話、とても印象に残っています。
 
わたしは「途中のひと」です。
作家としても脚本家としても、成長したいし挑戦したい。
でも、自分の中にないものは、書けないのだろうと思います。
書きたくないとか、そういうことじゃなくて、書けない。
魂を注げば注ぐほど、自分の中にあるものになっていくのでしょう。
 
透き通った心で、ちゃんと生きなきゃ。
と、思ったりします。

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コメント

人の心をつかむ作家は、
ずっと、ひとつのことを書き続けているのではないでしょうか。
自分が小学生の時に出会った作家の方が
今も現役で活躍されていて、新作を読むと、ああ、これだ…と思います。
懐かしいだけじゃない、安堵感と高揚感があります。

…なじんだ道具類が古くなって使えなくなったら、
選んでも、同じになりそうなので、あえて全く同じものを買ってしまいます。
(流通しなくなっていたら、泣く泣く、そっくりさんをさがします)
バッグは、今使っているので5代目でした。

このご時世、同じもの、ってなかなかないものです。

自分にとって履き心地のよい靴とか、
自分にとって着心地のよい服とか、
自分にとって付け心地のよい化粧品とか・・・
消耗してしまったから同じものが欲しいときに、それが叶うことってなかなかないです。
洗剤とか、気に入ってた香りごとリニューアルしてしまっていたり。
同じものがある、ってことは、それをよいと思っている人が私以外にもいるってことで、
ちょっと嬉しくなったりもします。

同じことを書いているって本人が感じていても、
あとで読んでみたら微妙に変わっているのかもしれない。
その時々の本当の気持ちなら、それがベストなのだと思います。

というのを、自分の仕事に反映してしみじみ思ってしまいました。

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