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2014年10月

2014年10月28日 (火)

時空を超えて

部屋を整理していたら、娘の高校時代の国語の教科書が出て来ました。

つい読みふけり、三浦哲郎氏の短編『とんかつ』に涙し、
筒井康隆氏の文化論になるほどと感心したりして、
整理はどこへやら、時間が過ぎて、最後に教科書を閉じようとしたら、
わら半紙のプリントが一枚挟まっていました。
 
国語の先生が生徒に配った自己紹介文でした。
その最後に、生徒たちへのメッセージか書かれていました。
 
「高校時代とは、人生の中で非効率的に生きることを許された
 貴重な時期だと思います。効率的に生きることばかりを考え、
 人が出した答えを無理やり飲み込もうとするのではなく、
 時間がかかっても自分で考え、自分で出した答えを信じて進んでいく
 勇気を持ってください」
 
(個人を特定しないように、名前を省かせていただきましたが、引用です)
 

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2014年10月25日 (土)

サスガワタシ健康法

父が昨日87歳の誕生日を迎えました。

お鮨とショートケーキを買って、ささやかにお祝い。
ひさしぶりの実家です。
 
母は耳が遠いので一方的に話します。
「NHKで『ぼんくら』という時代劇やってるよ」と鼻高々です。
なぜ鼻高々かというと、こういう理屈です。
 
私(母)が日頃「ぼんくら」という言葉をよく使っていた。
ゆえに
娘の淳子が小説の中に「ぼんくら」という言葉を使った。
ゆえに
NHKが時代劇に『ぼんくら』というタイトルを付けた。
 
え?
 

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2014年10月22日 (水)

JAKB1(ジェイエーケービーワン)

AKBの衣装を着て、空を飛びながら

ビーチボールを使ってバスケットボールの試合をする
という夢を見ました。
起きるとものすごく肩凝ってました。
 
紅茶(孫)と紅茶ママ(娘)がいたときは、
飯炊きおばさん、洗濯おばさんをし、
三度の食事をとり、健康的な日々でした。
 
今は不規則な時間に起き、トースト一枚食べたあとひたすら創作。
元の生活です。不健康です。
体中が凝って、AKBさん的衣装を着た感覚になるんですね。
着たことはありませんよ。
なんかこう、つっぱった布を身に付けている感じ。
Jakb
 
創作中はほとんど食べません。
ヨーグルトとか、クッキーをかじるくらいで、
珈琲を飲みながらひたすら書いてます。
全然、食べたくならないんです。頭がいっぱいで。
 
夕方は健康のために散歩に行き、帰ると再び創作。
夜はちゃんと料理をして食べて、余裕があるときはドラマや映画を見ます。
寝るまで延々、チョコとかお煎餅とか食べてます。
夜食べるのは体によくないって聞きますけど、
高カロリーなお菓子をどんどん摂取。
今気付いた。早死にするかも。

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2014年10月19日 (日)

一行を書いて、留守電を聞く

昨日は物語の最後の一行を書きました。

脱稿ではなくて、ここから整えたり、膨らませたりして、
物語がさらにできてゆきます。
それでもこの最後の一行を書く時はとても幸せな気持ちです。
創作活動の中で、一番手応えを感じる時です。
自分の物語が信じられる瞬間でもあります。
 
まだわたしの中にしかないこの物語が
みなさまの心に届きますように、
今日からさらにがんばります。
 

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2014年10月15日 (水)

贅沢な場所

紅茶(孫)がわがやを卒園したので、久しぶりに美容院に行きました。

27年前を思い出します。
 
子どもを生んで、2ヵ月が経とうとしていました。
おっぱい、おむつ、泣き声、だっこ、おっぱい、おむつ、泣き声、だっこ…
えんどれす!
睡眠は一時間ずつの毎日を「かわいい」という気持ちひとつで
乗り切っていました。
文字通り髪を振り乱しておりました。
お宮参りの前日、突然姑が来訪し、わたしを見て言いました。
「明日は晴れの日やのに、その髪はアカン!」
赤ちゃんを「あんた見とって」と息子(わたしの夫)に押し付け、
姑はわたしを美容院にひっぱってゆきました。
(前の夫と前の姑です)
 
開店したばかりの荻窪の美容院。
平日の閉店間際で、お客はわたしひとりでした。
姑は店長と知り合いで、顔がきくらしく
「この子、なんとかしてやって」と言いました。
店長はもの静かな人でした。
希望を聞かれましたが、わたしは何も言えませんでした。
人前に出られるようにしてくれたら…という気持ちでした。

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2014年10月12日 (日)

サヨナラ保育園

紅茶(孫)が一ヵ月検診を終え、本日わがやを卒園しました。

ベビーバスやらおむつやら大荷物と共に去ってゆきました。
 
卒園前に、父と母にひ孫を直接見せることができました。
紅茶を見る父と母の食い入るようなまなざし!
80過ぎて新しい命と向き合う感動は、半端ではないようです。
父は言います。
「俺、将来、紅茶に三味線を教えてやるんだ」
86歳で将来の夢を持つ。すばらしい!
 
よし、わたしも夢を持ちます。
「紅茶が使う教科書にわたしの小説が載る!」
すると娘はあきれます。
「無理でしょ! 夏目漱石や芥川龍之介と張り合うつもり?」
 
張り合うつもりです。
勝ち目はあります。
相手はもうお亡くなりになっていますので、新作は書けませんもの。
でもとりあえずは2日ほど、寝て過ごそうと思います。

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2014年10月10日 (金)

肩身の狭い参加

講談社文庫の月間誌インポケット 10月号(15日発売)に文学賞特集が。

複数の作家が文学賞を受賞した経緯やその時の心情を綴っています。
新人賞だけじゃなくて、作家になってからの賞、たとえば直木賞もあります。
いろんな作家のさまざまな事情がわかるし、
みなさん作家ですから、さすがに文章がうまく、読み応えがあります。
公募に挑戦する人、しない人も、読むと楽しいと思います。
 
In_poket
 
実は……わたしも寄稿してます。
『第三回ドラマ原作大賞』というミもフタもないタイトルです。
なにゆえ意味のないというか、意味しかないタイトルに? 
うかつでした…。
本文もイマイチというか、全く役に立たない。
致命的なことに、この公募、なくなっちゃったんです。
わたしが受賞したあと、第四回では受賞者がいなくて、
それきりなくなっちゃったみたいで。
なんだか…。
今回はすんごく肩身の狭い参加です。
 
わたしの文はともかく、特集自体は面白いです。
またどこかに応募しちゃいたい欲求が…。
公募挑戦中のかたはぜひ、わたし以外のところをお読み下さい。
 

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2014年10月 9日 (木)

オレンジムーン

昨夜、リビングの窓から月食を観察しました。

地球の影とぴったり重なった時に、オレンジ色に見えました。
 
スーパームーンに生まれた紅茶(孫)は今日で12分の1歳。
一ヵ月検診を終えたら、わがやを卒業します。
あと少しと思うと、泣き声もまた楽し。
 
いなもと(猫)は紅茶が来て2〜3日、
ごはんが食べられなくなりました。
猫にとっては爆音、異臭、未確認迷惑物体なのでしょう。
今も近づきたくはないようです。

2014年10月 7日 (火)

みなさん、さようなら

久しぶりにTSUTAYAでDVDを借りました。

中村義洋監督の『みなさん、さようなら』
 
小学校を卒業したあと、
「団地の中だけで生きて行く」と決めた少年の17年間が、
丁寧に描かれています。
すごく良かった。
ダイナミックで緻密な構成の脚本。
すごく良かった。
せつなくてあたたかい。
じーんときました。
 
原作は久保寺健彦さん。
こういう世界を作り出すなんて、すごいな〜。
原作も読んでみたいです。 

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2014年10月 5日 (日)

今日

今日は夫の誕生日です。

なにもしませんが、夕食は夫のリクエストにこたえます。
すきやきです。
冷蔵庫にあるものを使って、なんとかすきやきを作ってみせます。
夫の誕生日は、結婚記念日でもあります。
 
わたしは23歳で結婚し、35歳で離婚。
このとき、人生が終わった感ありました。
とても疲れていたし、歳をとった感じがしてました。
その後はおかあさんとして生きるつもりでしたが
思いがけず再婚したり、作家になったり。
人生、何があるかわかりませんねぇ。

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