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2014年12月10日 (水)

初心のつきまとい行為

小説の書き方がわからないんです。

毎回「はて? どうやって書いたものか」と迷います。
今まで書いてたじゃん、というツッコミもあるかと存じます。
自分でもツッコミます。
自著を読むと「この部分はうまいこと書けたな」と感心し、
「どうやって考えたんだろ」と自問します。
 
一作書き終えると脳が初心にリセットされるみたい。
 
「初心にかえろう」という言葉は、世間的にはヨイコトのように使われますが
わたしは初心にうんざりしています。
初心がわたしにつきまとい、離れない。

そう言えば、猫弁全集が刊行されたとき、

編集者さんができたてホヤホヤを一冊届けにきてくれて、
「いやー大山さんすごいですねえ」とニコニコ顔で、
「この中の文章全部、大山さんが考えたんですからね」と。
文章量を誉められました…。
 
たしかに猫弁シリーズだけでもそこそこ文章量あります。
さらに『イーヨくんの結婚生活』『雪猫』『あずかりやさん』を書いて、
それでもまだ小説の書き方がわからない。
経験が蓄積されない体質のようで、自信にも知識にもなりません。
 
仕事だけじゃなくて、人生そのものも、初心者気質です。
なにごとにもドキドキあわあわ、てんてこまい。
 
あ、でも、ショックには強くなりました。
嫌なことがあると「このあといいことがあるはず、フフッ」と
ほくそ笑むようになりました。かわいげゼロ!
 
ふてぶてしくもてんてこまいの12月。年末ぎりぎりまで働きます。

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コメント

つまり、私たちは何時も初心的なひたむきな初々しい小説が読める訳でして。ラッキーこの上ない有難い事です。そして、齢60も迎えますとその初々しいと言う事に憧れます。

現在進行形なのに懐かしいんです。
大山淳子作品。
下校の音楽をききながら、あとちょっと、もうちょっと、と
図書室の西日の中でページを繰っていた読書初心者のころの楽しさを
なぜか思い出させてくれる、おもしろさなのです。
作品世界に夢中になりながらも、
あの物語も、もういちど読んでみようかな・・・なんて、
ずっと昔に読んだ、全く別の物語のことも、心の隅に浮かんでくるような
不思議な感覚に包まれながらいつも読んでいます。

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