« クッキーと乱歩さん | トップページ | いつもまぢかに »

2015年9月27日 (日)

じんばぶえさん

母から電話です。 「お兄ちゃんが海外出張なんだって」

兄は若い頃から海外赴任が多く
最初に行ったのはサウジアラビア、そのあとどこだっけ
アメリカには8年くらいいたかしら。
わたしの結婚式は二度とも欠席。
祝電を英語で打ってきたので、司会が「読めません」と
笑いをとっていました。懐かしい思い出です。
 
今は日本在住ですが、海外出張が多いのです。
兄は実業家でも風来坊でもなく、会社員です。
日本の企業で、一度も転職せず、地道に働いています。
 
母は言います。
「行き先を教えてくれたんだけど、どこだっけ。出てこないわ。
なんか、人の名前みたいな国だったのよ」
やはり息子ですから心配のようで、
「危険なところじゃないといいけど」と言うのです。
 
人名っぽい国名?
それから毎日さまざまな国を頭の中で
検索しました。思いつくと母に尋ねるのですが
「それじゃないわ」と言います。
 
一週間ほどして母から電話です。
「やっとわかった。ジンバブエだって」
 
え?
ジンバブエって人の名前っぽいですか?
どちらかというと虫っぽく感じるけど。
 
わたしは毎日多くの時間を六畳間の自室で過ごします。
昔娘が使っていた部屋で、ベッドとデスクと本棚。
 
実家にいた頃、わたしの部屋は四畳半にベッドとデスク。
部屋を貰えたのは中学過ぎてからです。
四畳半が御殿のように思え、うれしかったのを覚えています。
 
今は六畳なので格上御殿です。
それでも「部屋にこもったまま一生を終えていいのか」と
胸がざわつくことがあります。
窓から空を見ると、世界は広いと感じます。
 
海のムコウで飛び回っている兄の姿を想像すると
不思議と迷いはなくなります。
「お兄ちゃんがやってるから、わたしはいいや!」と思えてしまう。
きょうだいって不思議ですね。

« クッキーと乱歩さん | トップページ | いつもまぢかに »

ぶんぶん的日常」カテゴリの記事

コメント

高跳びのイシンバエワ選手の名前を初めて聞いたとき
ジンバブエみたいや、と思いました。

8歳下の弟がいるのですが、最近ふと気づきました、
うわっ、いつの間にか大人になっとる!
わたしもいい年なので8年ぐらいマイナスしようが、
とりかえしのつかないくらい、たっぷり大人年齢なのですが、
おどろきました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562780/62361995

この記事へのトラックバック一覧です: じんばぶえさん:

« クッキーと乱歩さん | トップページ | いつもまぢかに »