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2015年10月 6日 (火)

天井

リビングの床に仰向けに寝て、天井を見ました。

ベッドから見るより、天井が遠くに見えました。
 
前頭葉に隙間ができたのでしょう、気付いたことがありました。
わたしは幼い頃から一度として
暇つぶしに本を読んだことはなかったと。
 
本を読む時は、本を読みたい時でした。
読みたくなると、いつでも読みました。
授業中も読みました。ごめんなさい先生。
布団の中で寝た振りしながら懐中電灯で読みました。ごめんねおかあさん。
歩きながら読んで電信柱に激突したこともあります。
ごめんね電信柱。
 
天井を見ながら考えました。
じゃあわたしは本に何を求めていたのかしらと。
 
たぶん探していたんです。
自由な考え方や生き方、言葉や人。
頭の中を風が吹き抜けるような爽やかなショックを受けると、
心がいくぶん強くなった気がしました。
 
一冊の本にひとつ発見があれば、世界がひとまわり広がります。
当たり前の風景がそれまでと違った風に見えるんです。
わたしの読書体験は「トリックに驚嘆」する系ではなかったけど、
心躍る楽しい時間でした。
 

書く時の手がかりも自分の読書体験です。

読むと発見があり、その発見は「良いもの」であってほしい。
それは心を強くするものであってほしい。
弱いわたしだから、そういうものが書けるかもしれないと、
日々試行錯誤しながら、原稿に向かっています。

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コメント

ご無沙汰しています。

ガラケーからスマホに変わり、操作に馴れなくてしばらくコメントできませんでした。

スマホは、いつでもどこでも広告が操作の邪魔をします(T-T)

もう旬を逃してしまいましたが、「猫弁と魔女裁判」の文庫本購入しました。純くんの話も出てきて、キュンとしました。

子どもの頃、読書するとなると、
たよりは学校図書館と移動図書館でした。
そのどちらかに一日中いりびたっていたいと、願い続けておりました。
今、思うにデコレーションケーキ丸ごと食べたいという願望と似ているような。

はじめまして。
つい先日、猫弁シリーズを読み終えました。
本当に、本当に面白かったです。言葉にするとうまく伝わらない気がするけど、クライマックスに向かうにつれ、ドキドキが止まりませんでした。「百瀬さんを、幸せにしてあげて!」と必死に願っていました。
私はこんな小説が大好きです。これから生きていくための、温かく、でもズシンとくるメッセージをたくさんもらいました。
猫弁シリーズを読み終えた、爽やかな余韻をどこに発信したらよいのかわからず、ここへ来てしまいました。
百瀬さんのその後の人生、いつか見せてください。応援しています。

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