ぶんぶん的日常

2017年4月22日 (土)

あとちょっと

あとちょっとなんです。

たぶん月曜の朝には「終わった」と思えるのでは。
月曜の朝には「3日くらい休もう」と思えるのでは。
もうちょっとだから、もうちょっとがんばろうと
原稿に向かっています。
 
ふと中学の授業を思い出します。
こんな故事を教わりました。
「百里を行くものは九十里を半ばとす」
 
ゴールが見えると油断して失敗しちゃうから、
あとちょっとのところでも「まだ半分」と気を引き締めてかかれ、
という戒めだったと記憶しています。
中学生のわたしは「なるほどなあ」と素直に思ったものです。
 
今のわたしは違います。
「まだ半分だよ」と思ったら力尽きてしまいそうなので
「終わったも同然じゃん」と思うことにしています。
 
昨日直したところを今日元に戻したり、混迷してきました。
そろそろ筆を置いたほうがいいタイミングなのだと思います。
以前、ある編集者さんがこう言ってました。
「作家は途中を見せていくしかないんです」
なかなか筆を置けない時、この言葉を思い出し、
踏ん切りをつけています。
 
毎作、初めて小説を書く気持ちで書いています。
真っ白な紙に、世界を作ってゆくのです。
新鮮だし、たいへんです。
 
 

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2017年4月15日 (土)

キャリア

4月は年間で一番好きな月。

でも、今年は常に創作のことが頭にあって
心がせかせかしています。
 
そんな中、一日に15分、のんびり過ごしています。
本当にひさしぶりなのですが、
NHKの朝ドラを見ているのです。
 
今のところ、欠かさず見ています。
たまたま初日に忘れずに見ることができ、
すると農村の風景が広がっていて、
「あーきもちいー」と心が歓声をあげました。
 
奥茨城が舞台だそうです。 
とにかく風景がいい。見ていて気持ち良い。
のんびりとした会話、
ぽっちゃりとした主人公の笑顔。
子どもらしい子どもたち。
15分間、癒されます。

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2017年4月 7日 (金)

桜の日

朝から創作していました。

仕事部屋の窓が、ガタガタいってました。
強風で、部屋全体が揺れるようでした。
桜、大丈夫かなと心配になりました。
 
夕方、風が止んだのを見計らって
近所の公園へ行き、桜を見ました。
満開でした。
身勝手な感情ですが、わたしを祝ってくれているように思え、
桜よ、ありがとう!とつぶやきました。
ずっと眺めていたいのですが、仕事の疲れが出てしまい、
立っているのが辛くなり、カフェに入りました。
 
隣席のご婦人たちが、ケーキセットかパフェかで迷っていました。
わたしはアイスコーヒーを飲みながら
「なんという贅沢な時間なのだろう」と
落涙しそうになりました。
 
今この空間にいる人みんな(わたし含む)、
贅沢を共有していると感じました。 
 
桜の季節に桜を見て、カフェで休む。
これ以上の贅沢はありません。
 

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2017年4月 2日 (日)

嘘を忘れた

痛恨のミスです。

きのうが4月1日だということに、今日気づきました。
 
毎年恒例の「ブログでエイプリルな嘘をつく」をし忘れました。
たぶん今、実生活で嘘をつきすぎているからだと思います。
 
今月、締め切りが3つあり、
毎日嘘(フィクション)を生産し続けています。
作家で締め切りが3つなんてザラというか、
ひょっとすると少ないほうなのかもしれませんが
わたしにはハード。
そもそも力不足ゆえに締め切りが重なっちゃったのです。
 
「筆が速い」とか「遅い」という表現がありますが
筆の速さはあまり関係ないというか、
作家は「よいもの」を生産できるかどうかが肝なので
短期間で仕上げなくちゃとは思いません。
 
しかしその「よいもの」にも定義がありません。
ひとさまにナンダコレ!と言われてしまったら
おしまいなんですけど、最低、自分で「よいものだ」と
思えるまでは、手を離さず、ねばろうと思います。
 

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2017年3月18日 (土)

ポッポメランコリー

孫の紅茶が「ババんち行かない」と言うようになりました。

来ても玄関で「帰る」と言います。
ババとはわたしのことで、わたしの家に来たくないと言うのです。
いつかそういう日が来ると思っていました。
それが成長というものよねえと思っていました。
娘が家を出た頃の寂しさを思い出しました。
あれは娘が21歳。
ん?
紅茶はまだ2歳半。少し早くないですか?
 
いつから紅茶が「ババんち行かない」と言うようになったか。
カレンダーをめくりながら、わたしは気づいたのです。
 
鳩です。
鳩時計です。
鳩時計を設置してから、紅茶は「ババんち苦手」になったのです!
鳩時計を買った経緯は以前ブログに書きました。コチラ
 
鳩時計をはずしてみることにしました。
音を消すことはできるのですが、存在自体を消すことにしたのです。
そして「ポッポはもういない」と紅茶に伝えました。
すると紅茶はおそるおそる我が家へやってきました。
リビングの壁を見て、目を輝かせ「ポッポいない」とつぶやくと
ほっとしたように、遊び始めました。
やはり原因は鳩時計でした。
 

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2017年3月12日 (日)

抜け殻日記

先週、ひとつ納品を終えました。

いつもだったら次に取り掛かるのですが、
この土日は創作をせず、休むことにしました。
 
創作をしない。と決めたら、
何もすることがなくて、途方にくれました。
家事をする気になれず、
読書も映像鑑賞も、その気になれず、
抜け殻のように、ぼんやりとしてしまいました。
 
抜け殻はソファの上にいました。
こうなったら抜け殻をマジにやり通そうと、天井を見つめていました。
前頭葉に空気が送れたのでしょう、
ふと、あたらしい物語のタイトルが浮かびました。
 
「そうだノートを買いに行こう」と、体を起こしました。
あたらしい物語のためにあたらしいノートを買って、
タイトルだけでも書いておこうと思ったんです。
 

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2017年3月 6日 (月)

モクレンのつぼみ

母から電話がありました。

「庭のモクレンにつぼみがついたよ」と。
「そちらのマンションのそばにもあるでしょう? つぼみついてる?」と。
 
わたしは答えられませんでした。
毎日パソコンに向かって試行錯誤しており、
外を歩いていても、創作に気をとられ、
風景に目が行きませんでした。
母の電話で「3月になった」と気づきました。
 
暗くなってから「今日中に見ておこう」と
家を出て、モクレンを目指しました。
ありましたありました。
3本並んでいますが、つぼみたっぷりなのと、ぼちぼちなのと、
まだまだなのと、3本3様でした。
 
顔を上げると、モクレンだけでなく、いろんなものが見えてきました。
顔はなるべく上げて生きたほうがいい。
足元にも素敵なものがあるんですけどね。
 

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2017年2月22日 (水)

菊子にしゃべった

Quilala201703

きらら三月号にインタビュー記事が掲載されています。
ネットでも読めます。
 
原之内菊子にわたしがインタビューされています。
そんな設定を楽しんでいただけるとうれしいです。
 

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2017年2月16日 (木)

休心パワー

気ぜわしくバタバタ過ごしていたところへ、ある人からメールが届きました。

その中に 「休心願います」という文字を見つけました。
 
きゅうしん。
ふわーーーーー。
その言葉の威力はすさまじくて
心がほかほか、ゆっくりと平たくなってゆきました。
 
そのメールを読んだのは電車の中でしたが
目の前の景色が変わるほどの力を持っていました。
 
休心ってたったの二文字です。
この文字をもらってもなんとも思わない人もいるでしょう。
でも今のわたしには必要な言葉だったんです。
ジャストだったぁ。
 
じゃあその日からすべてが楽になったかというと
そう簡単にはいきませんが
気持ちが落ちかけると「きゅうしん」ってつぶやき
心を休めよう、安心しようと ベクトルを変えることができる。 
 
わたしも人にジャストなタイミングで
ジャストな言葉を贈れる人になりたいと
あらためて思いました。
 
 
 

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2017年2月12日 (日)

辛気臭い女

今年も一ヶ月半が過ぎようとしています。

仕事と心配ごとに追われてたら節分もバレンタインも過ぎちゃった。
あ、バレンタインは過ぎてなかった。
 
心配ごとは複数重なってしまいましたが
人生ってそういうものですよね。
そのひとつがいなもと(猫)の体調で
今年に入ってから病院通いが続いてます。
4キロだった体重が3キロ弱まで落ちましたが
たぶんこれから盛り返してゆくでしょう。
 
大島弓子さんの漫画『グーグーだって猫である』の中で
「二匹目の猫は幸せだ。一匹目の分まで愛される」という
言葉が出てきます(記憶で書いてるので違ってたらすみません)。
 
一匹目での後悔、たとえば「体調の変化にもっと早く気付いていたら」を
二匹目では実行に移して、後悔のない飼い方ができるという
意味でした。
読んだときは「そういうものなのか」とスーッと流していましたが
今になって「さもあろう」と、噛み締めています。
 
でも、わたしには二匹目の猫はいません。
いなもとは今のところ死ぬ気配はありませんが
もし死んだとして、そのあと猫と暮らすつもりはありません。
だからいなもとでの後悔はいなもとで活かさなければなりません。
 

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